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【Seminars and Events】セミナー・イベント

ユーザー会 / 技術交流会

LS-DYNA & JSTAMP フォーラム 2010

プログラム

2010年12月2日(木)

  9:30- 受付開始
10:00- 開会挨拶 株式会社JSOL
10:10- 【基調講演】
バウシンガー効果を考慮した軸圧壊計算について
株式会社 本田技術研究所 四輪R&Dセンター 第12技術開発室 第2ブロック 主任研究員 高田 賢治氏
※日-英同時通訳
11:10- 休憩
11:20- 新領域セッション(LS-DYNA) エネルギーセッション(LS-DYNA)
ゴルフクラブの飛距離性能の事前設計におけるLS-DYNA
ミズノ株式会社 商品開発本部 研究開発部 主任研究員 寺西 幸弘氏
※日-英同時通訳
大規模構造物への航空機衝突による衝撃振動解析
株式会社テラバイト 技術部 眞鍋 慶生氏
11:45- Performance Benefits of NVIDIA GPUs for LS-DYNA
NVIDIA, Stan Posey氏
※英-日同時通訳
航空機エンジンの衝突に対する金属キャスクの閉じ込め性能評価
財団法人電力中央研究所 地球工学研究所 バックエンド研究センター 上席研究員,
リサイクル燃料輸送・貯蔵プロジェクト課題責任者
白井 孝治氏
12:10- 昼食
13:30- 解析技術セッション(LS-DYNA) プレス成形セッション1(JSTAMP)
家庭用空調室外機の落下衝撃解析
ダイキン工業株式会社 環境技術研究所 研究員
劉 継紅氏
※日-英同時通訳
菊池プレス工業におけるシミュレーションの取り組み紹介
菊池プレス工業株式会社 技術本部開発部 開発ブロック 鈴木 宗氏
13:55- CVケーブル接続用ゴムブロックジョイント(RBJ)の変形・面圧解析
住友電気工業株式会社 解析技術研究センター 主幹
結石 友宏氏
※日-英同時通訳
ハイテン材用プレス金型へのロバスト設計の適用
国立大学法人岩手大学 工学部機械システム工学科 准教授 清水 友治氏
14:20- LS-DYNAによる紙ヘリコプターの落下シミュレーション −空気流れと紙弾性変形との連成解析−
KYB株式会社 CAE推進部 徳満 祥三氏
※日-英同時通訳
JSTAMP テクニカルセッション
株式会社JSOL 杉友 宣彦
14:45- 休憩
14:55- 自動車セッション(LS-DYNA) プレス成形セッション2(JSTAMP)
Development of WorldSID Dummy Model - A Joint Project of German Car Manufacturers
DYNAmore, Uli Franz氏
※英-日同時通訳
トラスコアパネルの実用化開発
城山工業株式会社 技術開発室 室長 五島 庸氏
15:20- 材料・構造最適化のための衝突解析技術
新日本製鐵株式會社 君津技術研究部 主任研究員
米村 繁氏
※日-英同時通訳
JSTAMP/NVとDIGIMATによるCFRPパネルのマルチスケール解析
株式会社JSOL 一ノ瀬 規世
15:45- 衝突解析モデル構築システム【SAFE】の構築
富士重工業株式会社 スバル技術本部 CAE部 主事
鈴木 友和氏
※日-英同時通訳
JSTAMP開発計画
株式会社JSOL 浜田 知己
16:10- 休憩
16:25- 【基調講演】
内臓傷害を予測可能な次世代人体FEモデルの開発
トヨタ自動車株式会社 車両CAE部 シニアスタッフエンジニア 安木 剛氏
※日-英同時通訳
17:10- Recent developments in LS-DYNA
Livermore Software Technology Corporation, John Hallquist氏
※英-日同時通訳
18:00- 閉会挨拶 株式会社JSOL
18:30- 懇親会

12月1日(水)10:10- 基調講演

「バウシンガー効果を考慮した軸圧壊計算について」
株式会社 本田技術研究所 四輪R&Dセンター 第12技術開発室 第2ブロック 主任研究員 高田 賢治氏

衝突安全性能と軽量化を目的として、ハイテン材の使用が増加している。そこで、各種ハイテン材のエネルギー吸収特性を調べるため、静的軸圧壊テストを実施した。その結果、高ハイテンになるにつれ、計算の平均荷重がテスト結果よりも高く算出されるという傾向になった。これは計算がフレーム角稜部に生じるバウシンガー効果を再現してないことと高ハイテン材ほどバウシンガー効果の影響が大きいものと推測。この問題を解決するため、LS-DYNAの新材料(MAT225)を用いた平均荷重の精度改善手法を報告する。

12月1日(水)11:20- 新領域セッション

「ゴルフクラブの飛距離性能の事前設計におけるLS-DYNA」
ミズノ株式会社 商品開発本部 研究開発部 主任研究員 寺西 幸弘氏

ゴルフクラブというスポーツ用品の性能の最優先課題は飛距離といっても過言ではない。その飛距離は、打球直後のゴルフボールの初速度・飛出し角度・スピンという、いわゆる『飛びの3要素』というものでほぼ決まってしまう。そしてこの3つの項目は、ゴルフボールという3〜5種類の粘弾性材料でできた多層構造体とゴルフクラブという主に金属製の薄肉構造体との衝突解析によって、実用的な精度で得ることができるようになってきた。最近では衝突解析による高精度な接触力の値を用いて、打球音の高精度な事前設計など多面的な活用も可能になってきている。

12月1日(水)11:20- エネルギーセッション

「大規模構造物への航空機衝突による衝撃振動解析」
株式会社テラバイト 技術部 眞鍋 慶生氏

2001年同時多発テロ以来、原子炉建屋の安全性評価が行われてきた。航空機衝突ではこれまで直接的な破壊・崩壊強度評価がおこなわれているが、衝撃荷重により発生した振動が引き起こす影響については十分に検討が行われていない。まず積層シェル要素によるRC版の衝撃ひび割れおよび変形挙動を実験との比較により検証し、次に実規模の原子炉建屋に適用しRC壁のひび割れや圧潰による局部的な剛性の低下と高周波振動が発生することを示した。この振動が原子炉建屋の器機に与える影響について検討をおこなう。

12月1日(水)11:45- 新領域セッション

「Performance Benefits of NVIDIA GPUs for LS-DYNA」
NVIDIA, Stan Posey氏

Current trends in high performance computing (HPC) are moving towards the availability of several cores on the same chip of contemporary processors in order to achieve speed-up through the extraction of potential fine-grain parallelism of applications. The trend is led by GPUs, which have been developed exclusively for computational tasks as massively-parallel co-processors to the CPU. Today's GPUs can provide memory bandwidth and floating-point performance that are factors faster than the latest CPUs. Parallel efficiency and turnaround times continue to be important factors behind engineering decisions to develop LS-DYNA models at higher fidelity. A rapid CAE simulation capability from GPUs has the potential to transform current practices in engineering analysis and design optimization procedures.
This work examines the performance characteristics of LS-DYNA for the latest CPU and GPU technologies available. The results are provided for system configurations of workstations and clusters of multiple server nodes, and for finite element models that are relevant to current industry practice. The motivation for these studies was to quantify the parallel performance benefits of LS-DYNA for the latest generation GPU from NVIDIA, the Tesla 20-series (codenamed Fermi) for implicit finite element models with multi-million DOFs and static and dynamic response load conditions.

12月1日(水)11:45- エネルギーセッション

「航空機エンジンの衝突に対する金属キャスクの閉じ込め性能評価」
財団法人電力中央研究所 地球工学研究所 バックエンド研究センター 上席研究員,リサイクル燃料輸送・貯蔵プロジェクト課題責任者 白井 孝治氏

近年、欧米では、使用済燃料貯蔵施設に関するシビアアクシデントとして、安全設計要件を上回る民間航空機衝突が想定されており、貯蔵施設内に貯蔵される金属キャスク(使用済燃料を収納するための金属製の乾式容器)の閉じ込め性能への影響を科学的に明らかにする必要がある。本講演では、貯蔵施設への民間航空機の衝突により、航空機エンジンが施設内に侵入し、衝撃荷重を受ける金属キャスク密封部(金属ガスケット)の挙動を試験および解析により明らかにし、金属キャスクの閉じ込め性能を評価した結果について報告する。

12月1日(水)13:30- 解析技術セッション

「家庭用空調室外機の落下衝撃解析」
ダイキン工業株式会社 環境技術研究所 研究員 劉 継紅氏

空調室外機の落下衝撃解析技術を確立するために、まず、包装材の材料モデルを作成し、その妥当性をテストピースの落下衝撃実験で確認した。次に、圧縮機と錘を取り付けた底フレームの落下衝撃実験と解析を行い、板金のモデルを検証した。最後に、熱交換器、モータ支持台、ケーシング等を考慮した構造の落下衝撃実験と解析を実施し、板金結合部のモデル化手法を検証した。本報では、空調室外機の落下衝撃解析の技術開発手法について述べるとともに、開発の初期段階にこの技術を適用した室外機の強度設計および包装設計の事例を紹介する。

12月1日(水)13:30- プレス成形セッション1

「菊池プレス工業におけるシミュレーションの取り組み紹介」
菊池プレス工業株式会社 技術本部開発部 開発ブロック 鈴木 宗氏

弊社における生技分野のシミュレーション取り組みについて、特に、プレス成形シミュレーション精度向上と対策を得るための具体的手法についての考察と活用事例を紹介する。

12月1日(水)13:55- 解析技術セッション

「CVケーブル接続用ゴムブロックジョイント(RBJ)の変形・面圧解析」
住友電気工業株式会社 解析技術研究センター 主幹 結石 友宏氏

CVケーブルの接続にはゴムブロックジョイント(RBJ)が使われている。このジョイントの設計には、製造および施工(ゴムの拡径、ケーブル上の位置決め、拡径パイプ引き抜きによるケーブル絶縁体上への取り付け)時の変形とゴムとケーブル絶縁体の間の面圧を解析する必要がある。非線形構造解析ソフトLS-DYNAを使って、RBJの変形を解析しゴムとケーブル絶縁体界面の面圧分布を解析した結果を報告する。

12月1日(水)13:55- プレス成形セッション1

「ハイテン材用プレス金型へのロバスト設計の適用」
国立大学法人岩手大学 工学部機械システム工学科 准教授 清水 友治氏

車体の軽量化のため、自動車車体部品への高強度ハイテン材の使用が増えている。しかし、高強度ハイテン材は、材料特性のばらつきが大きいため、なんども金型修正を必要とすることがある。ロバスト設計とは、第一段階として、外乱等によって影響されたばらつきを最少とする最適設計を行い、次に目標値にチューニングする考え方である。よって、このような問題解決に有用と考えられる。ここでは、ロバスト設計法を、高強度ハイテン材用のプレス金型の設計に適用し、シミュレーションによりその有効性を確認する。

12月1日(水)14:20- 解析技術セッション

「LS-DYNAによる紙ヘリコプターの落下シミュレーション −空気流れと紙弾性変形との連成解析−」
KYB株式会社 CAE推進部 徳満 祥三氏

品質工学の教育実習として、手のひらサイズの紙ヘリコプターの落下実験がしばしば行われる。従来、実験と並行して理論解析も試みられているが、紙ヘリコプターを剛体として扱い落下中の翼の弾性変形が考慮されていないため、実際の現象との対応にも限界があった。今回、この紙ヘリコプター実験のバーチャル化を目的として、LS−DYNAによる流体構造連成解析を行った。翼形状とおもりピン重量を変えて、落下時間および回転速度について実験値対比を行い良好な結果を得た。

12月1日(水)14:20- プレス成形セッション1

「JSTAMP テクニカルセッション」
株式会社JSOL 杉友 宣彦

プレス成形解析において最も解析難度の高いスプリングバック解析を精度よく実施するためのポイントを紹介する。

12月1日(水)14:55- 自動車セッション

「Development of WorldSID Dummy Model - A Joint Project of German Car Manufacturers」
DYNAmore, Uli Franz氏

The paper presents the performed steps to develop a state of the art finite element model of the WorldSID 50% Dummy. It describes the definition of appropriate validation tests, the milestones, and the results of the project. It also outlines an assessment scheme for model quality used during dummy development. The presented work is in cooperation with the PDB members:Audi, BMW, Daimler, Porsche and Volkswagen.

12月1日(水)14:55- プレス成形セッション2

「トラスコアパネルの実用化開発」
城山工業株式会社 技術開発室 室長 五島 庸氏

トラスコアパネルは元京都大学の野島先生が「折紙工学」から発想した、軽量・高剛性のパネルで、建築物、鉄道車両、自動車等に適用して大幅な軽量化を実現できる。基本構造は三角錐形状の突起を千鳥状に並べたパネルを組合せたものだが、このパネルを精度よく成形することが難しく、三角錐形状部の亀裂や形状の乱れ、パネルの波打ち等の問題が発生した。本開発では、詳細の成形シミュレーションを実施し、板の流れや板厚減少を把握してその対策を金型に織り込むことで、実用化可能なパネルの成形を可能とした。

12月1日(水)15:20- 自動車セッション

「材料・構造最適化のための衝突解析技術」
新日本製鐵株式會社 君津技術研究部 主任研究員 米村 繁氏

衝突安全性と軽量化の要請から、自動車車体への高強度鋼板の適用拡大が急速に進展しつつある。鋼板は一般に高強度化とともに延性が低下するため、高強度鋼板の適用拡大とともに破断予測とその高精度化に対するニーズは高まっている。そこで本研究では、ひずみ経路の変化の影響が比較的小さい破断限界クライテリアとして応力空間に記述した破断限界線に着目し、この手法を衝突解析用プログラムにユーザーサブルーチンとして組み込み、成形と衝突の連成解析で材料の破断を予測する技術を開発した。

12月1日(水)15:20- プレス成形セッション2

「JSTAMP/NVとDIGIMATによるCFRPパネルのマルチスケール解析」
株式会社JSOL 一ノ瀬 規世

剛性や重量的なメリットからCFRPは自動車の構造部材として非常に重要な材料となってきており、多くのメーカーにおいて、自動車への適用が検討されている。CFRPパネルの成形方法としては様々な方法が存在しており、プレス成形などによる生産サイクルの短縮同時に検討されている。CFRPパネルはその強い異方性から一般の引張試験などでは材料特性を取得することが困難であるが、DIGIMATを用いることで、このような繊維強化材料の材料特性を、シミュレーションをベースとして材料特性を容易に得ることができる。本発表では、JSTAMP/NVにDIGIMATへのインターフェイスを作成することで、CFRPパネルのプレス成形解析の機能を追加し、JSTAMP/NVとDIGIMATの組み合わせによるCFRPパネルのプレス成形事例を示す。また、そのプレス成形時の影響を考慮した衝突解析事例も合わせて紹介する。

12月1日(水)15:45- 自動車セッション

「衝突解析モデル構築システム【SAFE】の構築」
富士重工業株式会社 スバル技術本部 CAE部 主事 鈴木 友和氏

近年、開発期間の短縮、ナレッジの共有、計算エラーの低減、品質の均一化が課題となってきた。そのため、衝突境界条件の自動設定に取組み、自動化のシステムを構築した。自動化のシステムはJSOLの協力を得て、PRIMERのカスタマイズによって実現し、開発に適用している。今回、自動化のシステムと開発適用の効果を紹介する。

12月1日(水)15:45- プレス成形セッション2

「JSTAMP開発計画」
株式会社JSOL 浜田 知己

プレス成形解析システム「JSTAMP」の最近の開発トピックおよび今後の取り組みと開発の方向性について紹介する。

12月1日(水)16:25- 基調講演

「内臓傷害を予測可能な次世代人体FEモデルの開発」
トヨタ自動車株式会社 車両CAE部 シニアスタッフエンジニア 安木 剛氏

車両衝突時の内臓傷害を精度良く予測するため、胴体内部構造を詳細に模擬した立位及び座位の人体全身モデルTHUMS ver.4.0 を開発した。高精度CTスキャンを用いて生体内部をデジタル化することにより精密な内臓形状データを生成、生体内での配置や臓器どうしの繋がりなども正確に表現した。また、臓器ごとに解剖学的特徴を反映したモデル化を行い、最新の研究で報告された内臓組織の物性データを入力することにより、組織レベルの傷害を再現できるようにした。また、完成したモデルの力学応答をPMHSの衝撃試験データと比較することにより人体忠実性を検証した。人体FEモデルを用いた衝撃シミュレーションには有限要素解析コードLS-DYNAを用いた。

  9:30- 受付開始
10:00- テクニカルセッション A テクニカルセッション B
LS-DYNAを用いたロバスト設計の初歩
株式会社JSOL 小田 穂高
最新の樹脂流動解析技術
Core Tech System、株式会社JSOL
10:45- 休憩
11:00- 最適設計活用のご提案
株式会社JSOL 戸倉 直
マルチスケール理論による高精度樹脂製品解析へのアプローチ
株式会社JSOL 一ノ瀬 規世
11:45- 昼食
13:00- LS-PREPOST V3.0のご紹介
株式会社JSOL 長谷川 寛
LS-DYNAにおける振動の発生とその対処方法
株式会社JSOL 林 公博
13:45- 休憩
14:00- Jvision ver3.1 を用いた解析作業効率化のご紹介
株式会社JSOL 森藤 俊樹
樹脂流動と構造の連携解析技術
株式会社JSOL 小沢 拓
14:45- 休憩
15:00- 最適化問題に対するLS-OPTの活用
株式会社JSOL 佐藤 和也
LS-DYNA材料モデルの選び方
株式会社JSOL 宮地 岳彦
15:45- 休憩
16:00- LS-DYNA計算エラー対処法
株式会社JSOL 柳沢 正和
LS-DYNA粒子法エアバッグ解析
株式会社JSOL 石田 修一、林 信哉

12月2日(木)10:00- テクニカルセッションA

LS-DYNAを用いたロバスト設計の初歩
株式会社JSOL 小田 穂高

バラツキによる影響を受けにくい設計を行うロバスト設計は、研究・開発・設計段階において大きな効果を発揮すると言われています。特にCAEと供に活用すれば、きわめて効率の良い開発が可能になります。本講義では、LS-DYNA、LS-OPTを使った初歩的な適用事例とともに、ロバスト設計の初歩的な解説を行います。

12月2日(木)11:00- テクニカルセッションA

最適設計活用のご提案
株式会社JSOL 戸倉 直

現在は第3次最適化ブームといわれています。しかし最適化問題といってもその考え方や目的、用いられる手法は様々です。本セッションではまず様々な最適化手法の特徴を概観し、最適設計分野における最近の話題をご紹介します。そのうえで最適化ソフトHEEDSを用いた最適化問題から品質工学適用までの幅広い分野にわたる応用例をご紹介します。またふたつの最適化ソフトLS-OPTとHEEDSのそれぞれの特徴についてもご説明します。

12月2日(木)13:00- テクニカルセッションA

LS-PREPOST V3.0のご紹介
株式会社JSOL 長谷川 寛

LS-PREPOSTはver3.0よりユーザインタフェースの充実が図られました。各種オペレーションにおいて、より直感的な操作が可能となり、幅広いユーザーのニーズにお応え致します。CADの読み込みだけでなく、Surface修正(point、curve作成含む)など、v2.xで不足していたGeometryモデルの構築・編集作業が充実し、LS-DYNAのバンドルプリポストとして必要十分な機能が備わりました。GUIの変更を中心に、一連のモデル(メッシュ含む)作成手順を実際の操作を交えながらご紹介いたします。

12月2日(木)14:00- テクニカルセッションA

Jvision ver3.1 を用いた解析作業効率化のご紹介
株式会社JSOL 森藤 俊樹

様々な解析に対応できる LS-DYNA では衝突、板成形などの特定分野以外では専用パッケージ化されにくく汎用ソフトを使って作業を行う場面は少なくありません。汎用ソフトでの一般的な作業効率化方法にカスタマイズ機能が存在しますが、スクリプト言語を習得し目的に合わせて作り込みを行うための敷居は低くありません。誰でも簡単に効率化/自動化でき、かつ同世代・次世代の技術者と効果を共有できるコマンドフローの機能を使ったJvisionの効率化アプローチをご紹介します。

12月2日(木)15:00- テクニカルセッションA

最適化問題に対するLS-OPTの活用
株式会社JSOL 佐藤 和也

近年、最適設計は多くの設計者から注目されており、最適化ツールの製品開発への適用が積極的に検討されるようになってきました。しかし、最適化ツールは利用する上で高度な専門知識が必要な場合が多く、最適化ツールが製品開発に導入されにくい要因の一つになっています。このセミナーでは、最適化ツールLS-OPTの基本的な機能をご紹介するとともに、いくつかの事例を交えながらパラメータ最適化の一連の流れを解説します。

12月2日(木)16:00- テクニカルセッションA

LS-DYNA計算エラー対処法
株式会社JSOL 柳沢 正和

LS-DYNAは製品開発における問題解決のために用いられておりますが、LS-DYNAモデルでエラーが発生すると、課題の検討が行えず、製品開発期間の遅延を招く恐れがあるため、できるだけ迅速に対処したいところです。本講義では、非線形解析ソフトであるLS-DYNAの多岐にわたるエラー原因において、代表的なものに関する対処法をご紹介いたします。

12月2日(木)10:00- テクニカルセッションB

最新の樹脂流動解析技術
Core Tech System、株式会社JSOL

軽量化・多機能化へ向けた素材としての可能性より、樹脂材料の使用用途は今後益々高まるものと思われます。CAEの世界でも、従来より樹脂の射出成形解析が盛んに実施されていますが、並列計算が簡便に出来る時代となり、2.5次元解析が3次元解析になるなど、その使われ方にも変化が出てきています。本講義では、樹脂流動解析技術の変遷と最新の技術についてご紹介し、LS-DYNAとの連携アプローチについても触れていきます。

12月2日(木)11:00- テクニカルセッションB

マルチスケール理論による高精度樹脂製品解析へのアプローチ
株式会社JSOL 一ノ瀬 規世

樹脂製品の力学特性はフィラー界面における剥離現象や局所的な繊維配向など、通常の構造解析に用いる材料特性では意識すること少ないメソスケールでの現象が大きく影響する事が知られています。しかしながら、このようなメソスケールでの現象を考慮した解析ができるツールは少なく、あまり活用されていないのが現状です。そこで、本講演では、DIGIMATの持つマルチスケール解析機能を用いた樹脂製品解析の高精度化に対するアプローチを紹介します。

12月2日(木)13:00- テクニカルセッションB

LS-DYNAにおける振動の発生とその対処方法
株式会社JSOL 林 公博

LS-DYNAの陽解法では という運動方程式を解きます。微分方程式で書くと となりますが、弾性体やバネについてこの方程式を解くと振動の方程式 となります。つまりLS-DYNAによる解析と振動は非常に密接な関係にあります。振動を理解すると、その対処方法も容易になります。このセミナーでは振動の発生とその影響、対処方法などをご紹介します。さらに固有値解析や周波数応答解析など、振動にかかわりの深い機能について解説します。

12月2日(木)14:00- テクニカルセッションB

樹脂流動と構造の連携解析技術
株式会社JSOL 小沢 拓

樹脂材料は構造材料として用いる場合には繊維等の各種フィラーを混入する場合が多く、さらにフィラーの配向は射出成形プロセスに依存するため、その構造強度や剛性の算定にはプロセスから見ていくことが必要不可欠となります。本講義では、汎用樹脂流動解析コードMoldex3DとLS-DYNAとの連携解析事例をご紹介しなが、,連携解析の必要性とこれからの樹脂構造材の解析評価方法について考えていきます。

12月2日(木)15:00- テクニカルセッションB

LS-DYNA材料モデルの選び方
株式会社JSOL 宮地 岳彦

材料モデルとは、連続体において変形と力(ひずみと応力)を結びつけるものですが、世に存在する多くの材料を表現するにはひとつの材料モデル(材料構成式)では足りません。LS-DYNAには200以上の材料モデルが用意されていますが、その中から適切なものを選択するには材料モデルに関わる知識が求められます。本講義では、各材料モデルを、理論的な背景を可能な限り簡単に解説し、シミュレーションに用いるゴム、樹脂、フォーム材、金属、あるいはその中でも動的特性を必要とされる衝撃用から異方性や移動硬化を考慮すべき塑性加工用の各材料を選択するための指針をご提供します。

12月2日(木)16:00- テクニカルセッションB

LS-DYNA粒子法エアバッグ解析
株式会社JSOL 石田 修一、林 信哉

自動車の衝突安全性を評価するうえで、エアバッグは欠かせないデバイスとなっています。LS-DYNAでは従来コントロールボリューム法、構造ー流体連成解析によりエアバッグ展開解析が可能でしたが、LS-DYNA ver971より新たに粒子法によるエアバッグ展開解析機能が実装されました。本セミナーでは、粒子法の基本的な考え方をご説明するとともに、例題を通じてエアバッグ解析のキーポイントを簡単にご紹介します。

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株式会社JSOL エンジニアリングビジネス事業部
セミナー・イベント事務局

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