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Virfac 技術交流会 2018
〜 溶接解析の基礎と応用から金属積層造形への適用 〜

解析計算による現象の見える化と対策検討は、強度解析などの設計分野だけでなく、塑性加工などの製造分野への利用が進められています。その中で、溶接は、ほぼすべての製造業において必須の接合技術にもかかわらず、解析計算の対象とはなってきませんでした。しかし、熟練工の減少に伴い溶接工程をロボット化し品質の安定化を図る中で、これまでの知見を利用した溶接変形対策が取りづらくなってきています。

JSOLでは、これまで培ってきた有限要素解析技術を溶接解析に適用し、熱と構造というマルチフィジックスの取り扱いが必要となる複雑な溶接現象を、簡単な操作画面で計算することができるパッケージソフトVirfac (バーファク)をリリースしております。

Virfac技術交流会では、溶接変形へのVirfacの取り組みを紹介させていただくとともに、溶接現象を用いた最新技術である金属積層造形への適用事例も併せてご紹介させていただきます。溶接解析に関しては、日本の先駆的存在である大阪大学接合科学研究所の麻寧緒先生より、溶接変形の高速な予測手法である固有ひずみ法の理論背景から最新動向までをご紹介いただきます。また、金属積層造形に関しては、日立製作所の寺前様より、積層造形技術の今後の展望と解析利用の一例として造形時の変形予測に関してご講演いただきます。

今後、ファクトリーオートメーションが進められていく中で重要となってくる溶接工程の現象を把握する助けとして、どのように解析技術が利用できるのか、皆様にご紹介させていただければと思います。

お申し込み受付は終了しました。

開催概要

セミナー名称 Virfac 技術交流会 2018
〜 溶接解析の基礎と応用から金属積層造形への適用 〜
開催日 2018年9月20日(木)
時間 開演 13:30 (受付開始 13:00〜)
対象者 ・JSOLプロダクトユーザー様
・溶接CAEをご利用のお客様
・溶接CAEにご興味があるお客様
開催場所 東京コンファレンスセンター・品川 406号室
東京都港区港南 1-9-36 アレア品川 [map]
定員 50名
※ 定員になり次第締め切らせていただきます。
参加費用 無料
※ 事前登録制
主催 株式会社JSOL

プログラム

13:30−13:40
開会挨拶
13:40−14:40
デジタル化時代のモノづくり革新における金属積層造形の拡大を目指して
株式会社日立製作所 研究開発グループ生産イノベーションセンター
プロセス研究部 部長 寺前 俊哉 様
ITの急速な進化により、繋がるステークホルダがグローバルに増大し不確実性の時代となり社会課題が急速に複雑化してきている。そうした中、産業・社会インフラのデジタル化が加速され社会を中心に考えるサービス、技術が進化し、モノからコト、占有からシェア、クローズからオープン、個別最適から全体最適へとシフトしていきます。モノづくりにおいても、人、モノ、設備、プロセスのデジタル化が進み、デジタルデータに基づくモノづくり革新が加速している。このような背景において、3D積層造形技術の実用化に対する期待は高く、適用拡大に向けた取組みに関してご紹介する。
14:40−15:20
GeonX社
15:20−15:40
休憩
15:40−16:00
ロボットオフライン教示ソフト「KCONG」の紹介と、Virfac連携による新たな可能性について
川重テクノロジー株式会社 システム開発事業部 生産システム部 部長 二之湯 秀幸 様
今やロボットは、生産合理化に必要不可欠な装置となっていますが、施工技術の開発、適切なロボット選定、事前検証試験や教示作業の効率化など、適用対象に応じた事前検討をしなければ十分な効果を発揮できません。当社では、IT技術やセンサ技術を活用し、各種産業用ロボットシステムの適用検討から設計・開発を行っています。3次元CADデータを最大限に活用したロボットのオフラインティーチング(自動教示)ソフトウェア「KCONG」によるロボット教示時間短縮、生産コスト削減の事例紹介と、Virfacとの協業による新たな相乗効果について紹介します。
16:00−16:20
ロボットファイルを利用した固有ひずみ法による溶接順序の最適化
株式会社JSOL エンジニアリングビジネス事業部 川嶋 俊一
溶接工程の検討項目の一つとして、溶接順序があり、溶接順序を変更することで溶接による変形を低減できる。しかし、実構造物では溶接線の数が数十〜数百になることがあり、設定工数や膨大な溶接順序の検証数の問題から、解析による溶接変形の検討も難しくなる。そこで、解析に掛かる工数を削減できるロボットファイル連携機能と最適化機能を利用した、溶接順序の最適化事例をご紹介する。
16:20−17:00
溶接シミュレーション手法と最近の動向
大阪大学 接合科学研究所 教授 麻 寧緒 様
溶接シミュレーションへの有限要素法の適用は50年間の歴史がある。この歴史の中、日本発の溶接熱弾塑性理論と固有ひずみ理論は、溶接分野で世界の研究者をリードしてきた。近年、固有変形概念と界面要素の提案により実構造体の溶接組立変形を予測することが可能となってきた。一方、溶接熱応力熱ひずみの過渡シミュレーションについては、計算の高速化を図るため、局所領域と全体領域の反複計算法(ISM)や加速陽解法(ACEXP)をそれぞれ提案した。最近、各種解析手法の利点を活用したハイブリッド解法の研究開発も進んでおり、注目される。
17:00−17:10
閉会挨拶

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