[解析事例] 自動車バックドアパネルのプレス成形
株式会社浅野様より事例ご提供
平成26年度戦略的基盤技術高度化支援事業「熱可塑性CFRPによる車載用大型複雑形状製品の成形技術の開発」において、大型複雑形状製品であるバックドアの成形に取り組みました。その中で、CAEによる成形条件の検討を行いました。 自重によるたわみ変形解析や、自重たわみを考慮したプレス成形解析を本事例で紹介します。
自重によるたわみ変形解析
型外遠赤外線装置による加熱を行った積層シートを金型に設置後、自重により初期たわみ変形が発生しました。
・複合材形態:熱可塑性プリプレグ
・寸法 :1,400 x 800 [mm]
・積層構成 :[(0/90)]4
自重たわみを考慮したプレス成形解析
自重たわみ後の形状をプレス成形の初期状態とし、積層シート材の45°方向にバネ機構による引張荷重を負荷しました。その結果、右側面には大きな流入が発生(赤線)し、解析と実機の傾向が一致しました。
解析予測結果
実機成形結果
事例一覧
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