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[活用事例] Simpleware Software とJMAG の連携による磁界解析 - トロイダルコイル

分野
  • 工業分野
モジュール
  • ScanIP、FE Module
解析ソフト
  • JMAG

トロイダルコイルのスライス画像データをSimpleware ScanIPに読み込んでモデル化

Simpleware ScanIP によるモデル化

本事例では、0.4μm分解能X線源を搭載したX線C装置(東研X線検査様ご協力)で撮影したトロイダルコイルのスライス画像データをScanIPに読み込んでモデル化しました。トロイダルコイルを構成する磁性体、ワイヤー、引き出し線、空気領域、4つのモデルをScanIPのセグメンテーションツールを使用してモデル化しています。材料ごとのグレースケール値が異なるため、閾値を設定することにより簡単にモデル化が可能です。
磁性体とワイヤーは測定データから作成し、測定データには含まれない引き出し線と空気層のメッシュもScanIPのペイント機能や反転機能で簡単に作成できます。(データ:株式会社太陽誘電様ご提供)

モデル化の概要 モデル化の概要

モデル化されたトロイダルコイル モデル化されたトロイダルコイル

Simpleware FE Moduleによるメッシング

Synopsys社のSimplewareソフトウェアのメッシング機能は曲面が多い複雑な形状でも、ハイクオリティなメッシュ生成が可能です。ここでは形状表現性を重視する部分のメッシュサイズを細かく、それ以外を粗くして要素数増加を抑えるメッシングアルゴリズム[+FE Free]方式でメッシュを作成しています。このようにメッシング方法、要素サイズなどは、実際の解析用途に応じて調整することが可能です。本モデルのような曲面が多い細いワイヤーにも、構造の特徴を保ちつつ短時間で滑らかで高品質のメッシュが作成できました。

メッシュ分割されたモデル メッシュ分割されたモデル

JMAGによる磁界解析

JMAGを用いて磁界シミュレーションを行いました。電流分布や磁束密度等、測定不可能な物理現象を観察することで、リバースエンジニアリングや測定結果の検証などに活用できます。非常に小型で複雑な構造においても実物からのモデリングを通じ、設計開発へのフィードバック、解析技術の高度化に期待がもたれています。

JMAGによる解析結果 JMAGによる解析結果

活用事例一覧

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  • ※Simpleware Software の開発元は、Synopsys, Inc.(米国)です。
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