織物構造を持つ複合材料の剛性解析
Digimatでは複雑な織物構造を持つ複合材料のモデル作成やその物性予測が可能です。
Digimat-MF、FEを用いて様々な織物構造を持つ複合材料の剛性計算を行いました。
(解析結果の図では、織物構造部分のみを表示しています。)
解析のポイント
- さまざまな織物パターンを持つ複合材料の剛性解析
さまざまな織物構造を持つ複合材料の剛性解析
同じ織物構造で繊維体積分率が異なる構造を作成し解析を行った結果、体積分率に従い、剛性が変化していることが分かりました。(図1)
図1 平織構造の場合の引張解析結果
織物構造を変えた引張計算
一方、繊維体積分率一定(VF=0.18)で、織物構造を変えて引張計算を行いました。その結果、剛性は織物構造によらず、繊維の体積分率に大きく影響を受けていることが分かりました。
図2 繊維体積一定(VF=0.18)での織物構造の違いによる剛性の比較
出典情報
- T.Ozawa, M.Watanabe, プラスチック成形加工学会第27回年次大会(2016)
