サンルーフのベアリングにかかる荷重応答
Digimatにより実物の試験と解析の合わせ込み作業の削減が可能
解析のポイント
- 導入効果
導入のきっかけ
Ticona GmbH社は、ソリューション主導型高機能エンジニアリングプラスチックメーカーです。多くの主要産業における、エンジニアリング設計サポートしています。また、Digimat-MX材料データベース用材料サプライヤーでもあります。 Ticona GmbH社は、
- 強化プラスチックを用いたサンルーフのベアリングの正確なモデル化
- 有限要素解析による高品質かつ精度の高い予測結果の取得
- 多種多様な荷重条件に適用できる、ユニークで有効とされた材料の利用
サンルーフのベアリング
導入効果
等方性材料モデルを使用した場合、計算結果を実験の荷重変位曲線に一致させるためには、局所的なケースと全体的なケースに対してそれぞれ異なる係数が必要でした。Digimat材料モデルでは、射出成形シミュレーションによって考慮された繊維配向を含んだ材料モデルが使われるため、両方の荷重条件を正しく再現したのは、Digimat材料モデルのみでした。また、Digimatの各相の結果表示で部品の要注意箇所を特定でき、破断実験と比較し良い結果を得られました。
"全てのお客様にソリューションを提供することがTicocaの願いです。迅速かつ高品質なCAE予測の提供は、新製品開発に不可欠です。お客様からは詳細な構造応答予測と最適な金型設計に基づくソリューションを求められており、実試験の結果から、Digimatを利用し、MoldflowとAnsys Mechanicalの構造解析を連携させることでお客様の要望を満たせると確信しました。"
(Ticona GmbH社 CAE設計リーダー Ulrich Mohr-Matuscheck氏)
サンルーフのベアリングにかかる荷重応答
