繊維配向を考慮した疲労解析
Digimat による疲労解析の事例をご紹介します。
Digimat では材料異方性を考慮した疲労解析を行い、製品寿命の予測を行うことが可能です。
解析のポイント
- 製品の寿命を予測
製品の寿命を予測
PA66+GF50を対象に疲労材料モデルを作成しました。まず、試験片での疲労試験を再現する Digimat材料モデルのフィッティングを行いました。その際に、材料の塑性まで考慮することで試験結果をよく再現することができました(図1)。
図1. Digimat 疲労モデルのフィッティング結果
疲労解析結果
フィッティングにより得られた材料モデルを用いてボルト締結された部品の疲労解析を行い、疲労破壊の起こる箇所や寿命予測の精度アップ、R値の影響の確認を行うことができました(図2)。このように、Digimatでは疲労解析において成形時に発生する繊維配向分布等を考慮することが可能です。
図2. 複雑な部品形状での疲労解析結果
