複雑な車載ガラスアンテナの特性
実際の自動車に搭載されたガラスアンテナの特性を、デフォッガ(曇り取り用の熱線)の影響を加味して計算した事例です。
自動車に搭載されるアンテナの数は増加の一途をたどっていますが、アンテナを取り付けられるスペースには限りがあります。この対策の1つとして、窓ガラス上に薄い金属箔をプリントしたアンテナが多用されています。しかしその性能はガラスの誘電体に加えて、同じガラス面上のデフォッガ(曇り取り用の熱線)や別のアンテナパターンの影響を強く受けるため、これを考慮した解析が必要となります。
EMCoS Studioは、開発元が独自開発した「Layered Green Function」と呼ばれる計算技術を搭載しており、ガラスアンテナ特性の高精度な計算を可能としています。また、この手法ではガラスに数値計算上の未知変数を置かずに計算することができるため、ガラスの考慮に伴う計算時間の増加を大幅に抑えることができます。本機能は、完成車メーカー様、ガラスアンテナメーカー様に広く役立てて頂けるかと思います。
下の例は、複雑なFMラジオ用ガラスアンテナを実際の車体に乗せた状態で給電点のS11(インピーダンス特性)を計算したもので、実際の車体で測定した結果を非常によく再現していることがわかります。
解析モデル全体図とガラスアンテナ拡大図
解析結果と実測の比較(実線:シミュレーション、三角マーカー:実測)
製品に関するお問い合わせ
製品導入に関する不安や疑問にお答えします。お気軽にお問い合わせください
