講演プログラム / お申し込み
LS-DYNA & JSTAMPフォーラム :2018/10/31(水) 名古屋 東急ホテル
:同時通訳
※ 同時間帯の講演にはお申込みいただくことができません
10:00 | 10:15 |
[受付終了] 開会のご挨拶 |
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10:15 | 11:15 |
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11:15 | 12:15 |
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12:15 | 13:30 |
昼食 / 展示・ポスター
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マルチフィジックス | 材料 | 生産技術1 | THUMS | |
13:30 | 14:00 |
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14:05 | 14:35 |
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14:40 | 15:10 |
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15:10 | 15:40 |
コーヒーブレイク / 展示・ポスター | |||
自動車 | 新技術 | 生産技術2 | 現物融合CAE | |
15:40 | 16:10 |
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16:15 | 16:45 |
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16:50 | 17:20 |
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17:30 | 19:30 |
[受付終了] 懇親会 |
※講演内容および講演者は変更になる場合がございます。
- お申し込み受付けは終了しました
10月31日(水)10:15-11:15 【全体セッション】
- 【基調講演】
「乗員保護および車両衝突解析へのReduced Modelの適用」 -
トヨタ自動車株式会社
車両CAE部 衝突安全CAE技術開発室
グループ長
山前 康夫 様固有直交分解を用いた機械学習により、前突スレッドFE結果を用いてHybrid IIIの乗員傷害値が予測可能なReduced Modelを作成した。Reduced Modelより頭部加速度や頸部傷害値Nij等の時間履歴が予測可能であり、各傷害値の予測誤差は約10%以内であった。また、機械学習をフルカーによる正突FE計算結果に適用した。FEによるフロントサイドレールの変形形状は大きく3つに分類された。変形形状をクラス毎に学習させることで機械学習によるフロントサイドレールの変形量の予測精度が向上することを明らかにした。
10月31日(水)11:15-12:15 【全体セッション】
- 【全体講演】
「Recent Development in LS-DYNA」 -
Livermore Software Technology Corporation
Dr. Brian Wainscott
10月31日(水)13:30-14:00 【マルチフィジックス】
- 「Modeling bird impact onto fast rotorcraft using LS-DYNA」
Fraunhofer EMI
Materials and Simulation Methods
Head of Department Materials and Simulation Methods Head of Business Unit Aviation
Dr. Michael MayIn the development process of Aerospace industry, a key requirement to obtain a permission to flight is the proof, that a novel rotorcraft is designed to assure capability of continued safe flight and landing after impact with a 1 kg bird. It is accepted by the federal authorities that proof of compliance with this regulation can be shown by numerical analysis.
Within the framework of the European research programme Clea Sky 2, Airbus Helicopters is developing a high-speed rotorcraft demonstrator RACER (Rapid and Cost-Effective Rotorcraft). This rotorcraft is capable of flying about 50% faster than conventional rotorcraft.
In this presentation, we will discuss our modeling strategy for bird strike analyses on RACER. The bird was modeled using SPH, the rotorcraft was modeled using Lagrangian finite elements. A range of material models was employed to capture the material response of the relevant composite materials, adhesives, metals and polymers.
Our analyses indicated that the novel rotorcraft is bird strike proof and therefore fulfills these requirements of the certification authorities.
10月31日(水)14:05-14:35 【マルチフィジックス】
- 「LS-DYNAを用いた軽量ラティス構造の機械的特性評価」
東京理科大学
工学部機械工学科
准教授
牛島 邦晴 様近年、レーザ光を用いた加工技術の向上により、微細で複雑な形状を容易に造形できるようになった。特に、金属3Dプリンタとも呼ばれる選択的レーザ溶融装置により、直径が数100μm、長さが数oの梁を周期的に配列したラティス構造も造形できるようになり、ラティス構造は軽量化が要求される様々な機械要素に利用されている。講演者が所属する東京理科大学は金属3Dプリンタを3台所有し、ラティスを含む様々な軽量構造の造形と特性評価が可能である。本講演では金属3Dプリンタで造形したラティス構造の機械的特性(衝撃圧潰特性,振動特性,吸音特性)について、LS-DYNAを用いた評価例を紹介する。
10月31日(水)14:40-15:10 【マルチフィジックス】
- 「MFPの製品開発におけるLS-DYNAの活用 ~SPHによる粉体挙動解析~」
コニカミノルタ株式会社
情報機器開発本部 CAE推進部
田 洋朗 様MFP(Multifunction Peripheral)の製品開発において筐体の落下解析、用紙/ベルトの搬送解析、粉体の挙動解析にLS-DYNAを用いている。MFPでは文字や絵を作るために粉体(トナー)を使用したプロセスを用いており、製品開発においては要求機能を十分に満たすかを評価するために粉体の挙動把握が重要となる。しかし、粉体をそのままモデル化すると解析規模は大きくなり、計算時間が長くなる問題が発生する。本件では、それらの問題を解決するために粉体を流体近似しSPH法を用いて解析を行った事例を紹介する。
10月31日(水)13:30-14:00 【材料】
- 「ベジエ曲線を利用した非線形材料データ作成方法の検討」
株式会社テラバイト
技術部
課長
竹越 邦夫 様高分子材料には、応力−ひずみ曲線(SS曲線)において軟化挙動を示した後、再硬化挙動を示す材料がある。このような挙動では試験片に非一様な変形が伴われることが多いため、材料試験結果から非線形有限要素法に利用可能なSS曲線を同定することは容易ではない。最適化計算手法を援用した同定は有効と思われるが、そのSS曲線を設計変数を用いて適切な関数形に近似することが必要である。本研究では、SS曲線を複数のベジエ曲線で近似することで最適化計算による同定を試みた。設計変数の選定、範囲指定などの検討した成果を示す。
10月31日(水)14:05-14:35 【材料】
- 「延性破壊モデルと積層材料定義を用いた高強度アルミ合金押出材の破断特性予測」
株式会社本田技術研究所
四輪R&Dセンター 第9技術開発室 第4ブロック
研究員
杉本 直 様自動車の低燃費化及び走行性能向上と衝突安全性の向上の為に高強度のアルミニウム合金(6xxx系、7xxx系)がボディ部品へ適用検討されているが、その際には材料破断の予測が極めて重要である。
本報告では、高強度アルミニウム合金押出材の破断特性を求め、Cockcroft-Latham延性破壊モデルにより、FEM上で破壊挙動をモデル化した。また、AL押出材は、押出工程により表層の結晶粒が粗大化し、硬度も押出材の表層が若干変化していた。その内容を反映するために、FEMモデルの中で、延性破壊モデルに積層材料定義を追加定義した。その結果、引張破断と局所曲げ破断の両方をより精度良く予測することが可能になったことを述べる。
10月31日(水)14:40-15:10 【材料】
- 「鉄筋コンクリート構造物への流木衝突による評価」
株式会社テラバイト
技術部
マノチユ マドウラペルマ 様様々な形状、質量、速度の津波漂流物としての流木を剛体壁に衝突させ、衝突荷重関数について検討する。流木を弾性と弾塑性材料物性でモデル化し、流木の条件に対して最大衝突荷重を提案する。また、流木を鉄筋コンクリート壁に衝突させ、最大衝突荷重、コンクリート壁の損傷等について検討する。
10月31日(水)13:30-14:00 【生産技術1】
- 「ドアインナ 精度CAE活用による初品精度向上の取組み」
ダイハツ工業株式会社
車両生技部 プレス化成生技室
副主任
川船 悟 様生準リードタイム短縮のため精度CAEを活用した初品精度向上に取組み、一定量向上したが頭打ちとなった。そこで、精度向上の考え方を構築し、金型、成形、CAEに関する各指標を向上させる事で初品精度向上を目指した。また、その中で増加した工数、解析時間の短縮に取り組み、従来同等の工数で高い初品精度を実現できた。
10月31日(水)14:05-14:35 【生産技術1】
- 「AA3104アルミニウム合金板の絞り成形における耳の形成予測に及ぼす材料モデリングの影響」
三菱アルミニウム株式会社
研究開発部プロセス技術室
課長
福増 秀彰 様AA3104アルミニウム合金板に対して単軸および多軸応力試験を行い、Yld2000-2d降伏関数のパラメータα1~α8および次数Mを決定した。加えて、単軸引張試験および圧延−引張試験を行い、これらの結果から種々の変形抵抗式を決定した。決定したYld2000-2d降伏関数および変形抵抗式を用いて、絞り成形シミュレーションを行った。実験結果と予測結果とを比較し、耳の形成予測の精度に及ぼす材料モデリングの影響を調査した。
10月31日(水)14:40-15:10 【生産技術1】
- 「高精度部品におけるシミュレーション活用事例」
株式会社 松尾製作所
技術開発部 開発課
係長
下河 慎一郎 様急速な時代の変化に伴い、弊社におけるプレス成形を取り巻く環境が大きく変化してきている。要求される形状の複雑化や寸法および公差はものづくり現場の負担となっている。本報告ではLS-DYNA(JSTAMP)を軸とした成形シミュレーションを、松尾製作所のものづくりの視点から解析精度に着目した解析技術とその活用事例をご報告させて頂きます。また、弊社におけるMBD(Model Based Development)の取組みについて合わせてご紹介させて頂きます。
10月31日(水)13:30-14:00 【THUMS】
- 「人体モデルTHUMSの新リリースの概要 −新しい筋制御機能, Version 6, Version 4 for EuroNCAP TB024−」
株式会社豊田中央研究所
ヒューマンサイエンス研究領域 脳神経系モデリングプログラム
プログラムマネージャー
岩本 正実 様衝突事故における人体傷害をコンピュータ上でシミュレートできるバーチャル人体モデルTHUMSの新しいリリースモデルの概要を紹介する。従来の姿勢制御だけでなくペダル反力などの力制御を可能にする新しい筋制御機能、内臓傷害までの人体傷害評価を可能とするVersion 4に新しい筋制御機能を追加したVersion 6、欧州の歩行者人体モデル認定に対応するVersion 4の歩行者モデルシリーズについて、その特徴を紹介する。
10月31日(水)14:05-14:35 【THUMS】
- 「移動物体を指で停止させる問題についての考察」
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群馬大学 大学院理工学府
知能機械創製部門
山口 誉夫 様介護ロボットや自律移動するロボットが街中や一般家庭に入って来ている。これらと人体との接触が今後、増加すると考えられる。そのため、このような機械と人体が接触する問題の解明が重要と考えられる。その接触特性は人体の生体反応に依存して変化しうると考えられる。今回は移動してくる物体を指で停止させる問題について、視覚情報の有無による特性変化を実験で求め、そのモデル化について考察する。
10月31日(水)14:40-15:10 【THUMS】
- 「THUMSモデルラインナップと関連ツールのご紹介 」
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株式会社JSOL
木之内 純枝1997年に開発を開始したTHUMSは、現在、Version 5までリリースされています。本講演では、THUMSの各バージョンの特徴や付属データについてご紹介します。また、THUMSのポジショニング解析のセットアップを可能にするJ-SEATdesignerのTHUMS positioning tool等、THUMSに関連したツールについてもご紹介します。
10月31日(水)15:40-16:10 【自動車】
- 「次世代前突用ダミーTHORの胸部応答人体忠実性に関する一考察」
株式会社本田技術研究所
四輪R&Dセンター 第12技術開発室 第2ブロック
研究員
前原 一範 様来たるべき高齢化社会への衝突安全技術評価手段として注目されているTHORダミーに対し、胸郭応答の人体忠実性検証を目的に、胸郭静押しのCAE解析を入力位置と方向を振って実施し、HybridIIIダミー及びHONDA高齢者人体モデルと比較した。
結果、THORダミーはHybridIIIダミーより人体に近いものの、特に肋骨骨折が多発する斜め方向入力での応答差異が確認され、THORダミーの肋骨形状の人体再現性不足に起因すると考察した。
10月31日(水)16:15-16:45 【自動車】
- 「IMPETUS™ & VALIMA™ - from test to validated materialcard」
4a engineering GmbH, Austria
General management
Mr. Peter ReithoferIn recent years the demand on safety relevant plastic parts in the automotive industry has led to a strong interest for a more detailed description of the behavior of thermoplastic materials and thus more complex material cards.
Was it first the interest on the deformation behavior of plastics under different loading conditions (tension, shear, compression・*MAT_SAMP-1), nowadays the failure of this material group is of researching interest.
In the past decade 4a has developed methods, processes and algorithms to characterize different materials by an efficient way (IMPETUS™ dynamic testing device) and to carryout validated material cards for LS-DYNA® in predefined processes (software solution VALIMA™). In the contribution we would like to introduce these systems.
10月31日(水)16:50-17:20 【自動車】
- 「3点曲げモード試験機を用いた樹脂材料の衝突解析用特性同定作業の効率化」
株式会社本田技術研究所
四輪R&Dセンター 第9技術開発室 第4ブロック
金田 和弘 様近年、低比重を活かした軽量化・成形自由度を活かしたデザイン性向上等の観点から樹脂材料の自動車部品への適用が増加してきている。また、世界各国の安全性に対する意識向上から、自動車法規の整備が進み、車両開発においては衝突解析の予測精度を向上させる必要性が高まってきている。特に、低速度領域の衝突解析においては樹脂部品の影響が大きく、予測精度向上には樹脂部品に適用する材料カードの精度向上が不可欠である。今回、3点曲げモード試験機を用いた樹脂材料の衝突解析用特性の同定手法を提案し、その検討結果を報告する
10月31日(水)15:40-16:10 【新技術】
- 「LS-DYNAによる建築レトロフィットの一事例」
メインマーク・ストラクチュアル・コンサルティング株式会社
代表取締役
西村 彰敏 様高度経済成長期に建設された建造物は、築後40年以上経ち老朽化しています。老朽化による弊害が表面化するケースも年々増えています。建築ストックは、分譲集合住宅(マンション)だけでも数百万戸、さらに毎年数十万戸が供給され、住宅の充足率(ストック数/世帯数)は1を超えています。いま量から質への転換が求められています。建築ストックの利活用(量から質への変換)の第一歩は、現状把握(耐震性・耐久性の確認)です。実務レベルでは、現状把握に建築基準法ベースの耐震診断法による略式計算を採用するケースが多数ですが、ここでは一歩進んで、LS-DYNAによる建築のレトロフィットとJVISIONの建築用メッシャーを使った業務効率化の一事例とメリットを紹介しています。
10月31日(水)16:15-16:45 【新技術】
- 「有松鳴海絞り模様濃淡解析技法」
大同大学 機械システム工学科 准教授 篠原 主勲 様(発表者)
大同大学 公益財団法人名古屋産業科学研究所 西堀 賢司 様有松・鳴海絞りにおける括り作業の自動システム化を目指し、2段構造の円筒形シリコン樹脂キャップ,円筒形ニードルを用いた有松・鳴海絞りロボットを開発した。このロボットの課題は2つある。
(1)手括りの模様と比較し、ロボット絞りによる染色領域は非染色領域との境界が不明瞭である。
(2)ロボット絞りにおいて、キャップの中に布を押し込むため,キャップ,布,ニードル間には摩擦力が生じる。その摩擦力より局所的もしくは過渡的に布内部に引張り応力が生じる。
本研究では、キャップ内に布を引き込む時の布挙動のメカニズムを明らかにすることを目的とし、LS-DYNAよる布の絞り解析に着手した。
10月31日(水)16:50-17:20 【新技術】
- 「IGAモデル作成ソフトウェア IGA Toolの紹介」
株式会社 エリジオン
マーケティング
テクニカルコンサルタント
笹谷 一志 様Isogeometric Analysisを活用する上でボトルネックとなるIGAモデル作成を容易にするソフトウェア「IGA Tool」を紹介します。CADデータからIGAモデルを作成するプロセスとIGAモデルの要件を、デモを交えて解説します。
10月31日(水)15:40-16:10 【生産技術2】
- 「スプリングバックシミュレーション精度向上の取り組み」
フタバ産業株式会社
生技開発部
阪井 雅人 様燃費向上、安全性向上のために自動車部品の高強度化が進んでいるが、材料の高強度化が進むとプレス後のスプリングバックが大きくなりシミュレーションによる予測も困難となる。トライパネルとシミュレーション結果が合わない要因のひとつに『金型のたわみ』が挙げられるが、材料が高強度になればなる程、金型たわみがシミュレーションの一致率低下への影響度は大きくなると思われる。今回の講演では金型の動的たわみを測定し、それをシミュレーションにフィードバックすることで、トライパネルとシミュレーション結果との一致度合いがどのように変化したのかについて報告する。
10月31日(水)16:15-16:45 【生産技術2】
- 「ユニプレスにおける解析精度向上の取り組み〜先進材料モデルの研究開発と実装〜」
株式会社ユニプレス技術研究所
先行技術開発センター 解析グループ
乃万 暢賢 様曲げは圧縮の応力場を伴う変形様式であるため、スプリングバックの高精度化のためには圧縮応力の正しい評価が肝要である。一般に金属材料では引張と圧縮の塑性流動応力が一致しないSD(Strength Differential)効果が観測されることが広く知られているが、汎用FEMにSD効果を表現できる材料モデルは実装されていない。そこで本研究ではDP980 MPa鋼板を供試材とし、SD効果を実測、高精度な材料モデリングを試みた。加えてユーザーサブルーチンにより同モデルをJSTAMPに実装した。簡易製品形状を例とした検証実験を行い、同モデルによりスプリングバック予測精度が飛躍的に向上した。
10月31日(水)16:50-17:20 【生産技術2】
- 「プレス金型製造現場におけるJSTAMPの活用」
株式会社サンコー
要素開発部
部長代理
中増 光宏 様プレス成形シミュレーションシステムは金型製造において非常に有効であり、いまや必須ツールと言っても過言ではない。しかしソフトウェアを購入しさえすれば、それだけでどの企業も等しく効果を上げられるのだろうか。より大きな効果を得る為には、それぞれの業務実態に合わせた運用を行うべきであり、どの企業でも必然的にそうしていることだろう。当社、株式会社サンコーは年間500面を超えるプレス金型を新規に製造し、それによる量産加工を立ち上げている。このプレゼンテーションでは当社におけるJSTAMP活用状況を実例を交えて紹介したい。金型製造現場で実際に利益を上げている活用方法の一例として、話題提供できれば幸いである。
10月31日(水)15:40-16:10 【現物融合CAE】
- 「ランニングシューズの機能設計を目的とした三次元足部モデルの開発」
株式会社アシックス
スポーツ工学研究所
主任研究員
野々川 舞 様ランニングシューズを設計する際は、安定性、クッション性などの複数の機能を同時に考慮する必要がある。例えば、安定性の不十分なシューズを着用して長距離を走行した場合、様々な足の障害を引き起こすことが知られている。そのため、足関節の過度な動きを抑制できる安定性設計が必要不可欠だと言われている。本研究は、コンピュータシミュレーションを用いた走行中のシューズ安定性の予測手法を提案する。はじめに、仰臥位にて測定された足部のX線CT画像を基に、Simplewareを用いて、骨、軟骨、軟部組織、足底腱膜、じん帯を有した足部モデルを構築した。次に、実走行中の足部の変形と比較することで、モデルの妥当性を確認した。
10月31日(水)16:15-16:45 【現物融合CAE】
- 「地盤環境工学におけるX線CT法の適用」
熊本大学
大学院 先端科学研究部
准教授
椋木 俊文 様X線CTスキャナの発展に伴い、近年砂地盤の間隙構造を可視化することが可能となってきた。さらに、高度化したと画像解析技術を適用すれば砂の間隙構造の定量化が可能となる。これにより砂の力学特性、間隙中の流体移動の水理特性の理解を深化させ、いわゆるマイクロメカニクスの新たな展開を期待することができる。本発表では、本研究室で開発した3次元球体充填法による間隙構造の定量化手法とこれにパーコレーション法を融合させたボクセルパーコレーション法を説明し、砂のような粒状材料の水分保持特性の評価に関する適用事例について紹介します。
10月31日(水)16:50-17:20 【現物融合CAE】
- 「研究開発、故障解析を支援する最新型X線CTシステムのご紹介」
株式会社島津製作所
分析計測事業部NDIビジネスユニット
ビジネスユニット長
夏原 正仁 様製品の内部状態を破壊せずに見る方法として非破壊検査法があり実物画像の内部情報を映像化する技術、構造を三次元的に表示する技術の最新情報を紹介する。自動車部品、電機製品などの開発設計から生産技術、品質保証まで幅広い方々に利用戴いている。歴史、基礎から最新CTモデル情報まで解説を行なう。
10月31日(水) 【ランチセッション】
- 「LS-DYNA用ダミーモデルの開発-2020年新アセスメント対応について」
株式会社ヒューマネティクス・イノベーティブ・ソリューションズ・ジャパン
CAE
マネージャー
小林 元紀 様ヒューマネティクスでは各部品、アセンブリの実機試験及び解析シミュレーションを実施し、ダミーモデルへのアップデートを随時実施している。
本講演では2020年に向けた各NCAPの新アセスメント対応モデルを中心に最新解析モデルの開発状況を紹介する。
LS-DYNAテクニカルセミナー:2018/11/1(木) 名古屋 JRゲートタワーカンファレンス
[受付終了]
10:00 | 10:10 |
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10:10 | 10:55 |
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11:05 | 11:50 |
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11:50 | 13:00 |
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13:00 | 13:45 |
・振動解析:自動車のNVH最適化解析事例など ・疲労解析:リブ付き柱の疲労解析など ・音響解析:室外機を使った実験と解析の比較事例など |
13:55 | 14:40 |
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14:50 | 15:35 |
〜自由表面流れ解析からみた使い分け〜 【主な解析事例】 ・ICFD、ALE、SPH、DEMによる −スロッシング解析 −スラミング解析 −撹拌解析 |
15:45 | 16:30 |
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16:30 | 16:40 |
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- お申し込み受付けは終了しました