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第9回 JSTAMP/LS-DYNA 塑性加工セミナー 開催レポート
〜 ハイテン・アルミニウム板材の最前線 〜
2018年3月9日(金)にJSTAMP/LS-DYNA 塑性加工セミナーを開催しました。
申込み開始早々に定員になり、当日も多くのお客様にご参加いただきました。開催の様子をレポートいたします。
金属材料の塑性変形挙動とそのモデル化:高精度な塑性加工シミュレーションに向けて
京都大学 大学院エネルギー科学研究科
准教授 浜 孝之 様
材料挙動特性とシミュレーションの関係を、加工硬化特性やr値など基本のパラメータから、降伏関数やバウシンガー効果まで詳しくお話ししていただきました。
平易な言葉を用いたお話で、初めてこのような話を聞かれた方にも、とても分かりやすい解説でした。
また将来の展望として、結晶塑性解析についても事例を交えてご紹介いただきました。
アルミニウム合金板の成形加工特性
株式会社UACJ 技術開発研究所
第六研究室自動車材料開発室 野口 修 様
アルミニウムにおける市場動向について、特に自動車産業での拡大についてご紹介いただきました。
アルミニウム板材の材料特性とシミュレーション適用について丁寧にご説明いただき、聴講者からも活発な質疑応答にご対応いただきました。
自動車用高強度鋼板と利用技術
新日鐵住金株式会社 技術開発本部 鉄鋼研究所
利用技術研究部 米村 繁 様
車両の軽量化、高強度化に伴いハイテン材の適用が拡大しているが、一方でスプリングバックやしわ、伸びフランジでの破断などが大きな課題となっていることをご紹介いただきました。これらの対策について、材料特性メカニズムの観点や事例を交えてご説明いただきました。
セミナー終了後の懇親会では多くのユーザー様にご参加いただき、ご講演者様との名刺交換に加え、活発な意見交換をしていただきました。
余興として、今回はじめてJSTAMPに関するクイズ大会を開催しました。和気藹々とした雰囲気の中でユーザー様同士のコミュニケーションや当社に対するご意見をいただく場となりました。後半には、当社からの材料特性についてのワーキングの発足をご案内いたしました。ご参加いただいた皆様にとって、とても濃密な時間となりご満足いただけたかと存じます。
次回のイベントは、2018年10月31日に名古屋 東急ホテルで開催予定のユーザーカンファレンスになります。多くのユーザー様にご参加いただけるよう準備してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
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株式会社JSOL エンジニアリング事業部
セミナー事務局
- E-mail:event@sci.jsol.co.jp