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創薬・製剤設計を加速する計算科学とデータ駆動型開発 〜 分子モデリングと生成AIの医薬品設計活用 〜

近年の医薬品開発ではモダリティの多様化により、創薬研究から製剤設計まで幅広い技術が高度化しています。従来の実験ベースの探索のみでは、化合物ライブラリの大規模スクリーニングや最適化に多大なコストがかかり、各段階での効率的な候補の選定が大きな課題となっています。

こうした課題に対し、シミュレーションやデータサイエンス技術の重要性が増しています。創薬研究では、高速解析と高精度の親和性評価を使い分けることで、高コストなスクリーニングの代替や新規合成候補の事前評価が可能になります。特にAIモデルの高度化により、この領域は大きな変化を迎えています。製剤設計では、ナノ粒子・非晶質・共結晶などの分子レベルの製剤技術において、キャリア・賦形剤の選定を通じた処方最適化が進んでいます。さらに、結晶多型の安定性などのリスク評価にも活用されています。

本セミナーでは、シミュレーションやAIを活用した最新の解析技術を、実際の研究事例とともにご紹介します。外部講師として、大阪大学の福澤先生や兵庫県立大学の尾嶋先生、製薬会社での豊富な研究経験を持つ岡田様より、最新研究事例をご講演いただきます。JSOLからは、これらの研究解析を支援する解析プラットフォームJ-OCTAの具体的な機能と活用方法をご紹介します。

「創薬・製剤研究に携わっている方」、「計算科学やAIの活用に興味がある方」、「ライフサイエンス分野の最新トレンドを知りたい方」におすすめの内容です。
皆さまのご参加を、心よりお待ちしております。

開催概要

セミナー名称
創薬・製剤設計を加速する計算科学とデータ駆動型開発
〜 分子モデリングと生成AIの医薬品設計活用 〜
開催日時
2026/3/25(水)13:00 〜 17:00(受付開始 12:30~)
開催場所
新大阪ブリックビル
大阪府大阪市淀川区宮原1丁目6番1 3階 [map]
対象者
  • 創薬・製剤研究に従事されている方
  • 計算科学に興味をお持ちの方
  • ライフサイエンス分野におけるシミュレーション活用の最新動向が知りたい方
定員
50名
申込み締切
2026/3/17(火)
※定員に達した場合、締切らせていただくことがございます
参加費用
無料(事前申し込み制)
主催
株式会社 JSOL

プログラム・セミナー内容

13:00 -13:05
開会挨拶
13:05 -14:05
フラグメント分子軌道法を活用した創薬・製剤設計
大阪大学 大学院薬学研究科
教授  福澤 薫 様
博士課程 小浪 なおこ様
フラグメント分子軌道(FMO)法は、タンパク質やポリマーなどのナノスケール分子の量子化学計算が可能な分割近似手法である。分子間の相互作用エネエルギーを定量評価できるため、創薬分子設計に用いられている。最近は製剤設計への活用事例も増えているが、構造生物学によって立体構造が得られるタンパク質とは異なり、製剤の分子シミュレーションでは構造の生成が重要な課題である。当日は創薬・製剤分野におけるFMO法の活用について、最近の進展を紹介する。
14:05 -14:20
休憩
14:20 -15:20
分子動力学シミュレーションを用いた創薬応用計算
兵庫県立大学大学院理学研究科 准教授 尾嶋 拓 様
タンパク質–リガンド結合の予測は創薬のコストと効率を改善する上で依然として重要な課題です。分子動力学(MD)シミュレーションは分子の柔軟性および溶媒効果を原子レベルで厳密に取り込むため、高精度予測に不可欠な手法となっています。MDシミュレーションソフトウェアであるGENESISには、結合親和性や結合ポーズ等を予測するための枠組みとして、自由エネルギー摂動法(FEP)やgREST法等の様々な自由エネルギー計算手法が実装されています。本講演では、これらの手法を解説し、タンパク質–リガンド結合への応用事例を紹介します。また、タンパク質–リガンド結合における自由エネルギー計算のさらなる効率化を目指したGENESISの新規機能開発についても紹介します。
15:20 -15:35
休憩
15:35 -16:05
薬剤分子の結晶構造予測法
医療法人社団 全心会 客員研究員 岡田 興昌 様
製薬企業は、溶解速度の制御や不純物の混入防止を目的として、錠剤の製造に薬剤分子の結晶を用いています。しかし、製造過程で新規安定結晶(結晶多形)が突然出現し、元の結晶を製造できなくなるリスクがあります。安定な結晶は溶解性が低いため、血中の薬剤分子の濃度が不十分で薬効が喪失する場合があり、錠剤の回収や再申請などで薬剤の安定供給に支障をきたすこともあります。安定結晶の存在を予測することは、その対応策の一つと考えられており、我々はスーパーコンピューター「富岳」を用いて結晶構造の予測方法を検討しました。その結果、予測に適用できる分子範囲などの制限はありますが、予測可能性を検証したので、本発表で概要をご説明いたします。
16:05 -16:35
J-OCTAにおける医薬品開発の機能と今後の動向
株式会社JSOL
JSOLが提供するJ-OCTAは、ソフトマターの解析に優れたOCTAや、理化学研究所を中心に開発されたGENESISの技術を基盤としています。さらに、さまざまな大学や研究機関との連携により、独自の解析技術を開発・提供しています。
本講演では、創薬・製剤設計の最新動向と合わせ、解析を実現するJ-OCTAの具体的な機能についてご紹介します。
日程・お申し込み(外部サイト)
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※ ご不明な点がございましたら、下記のセミナー事務局へお問い合わせください。

注意事項

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