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JSOL Materials Science フォーラム2026

JSOL Materials Science フォーラム2026は、材料開発における計算科学・データ科学の進展と、その実務での活用をテーマとした技術フォーラムです。主力ソフトウェア「J-OCTA」による幅広い材料設計・解析事例に加え、第一原理計算ソフト「ASAP」を用いたエレクトロニクス材料設計、機械学習力場を活用した原子・分子シミュレーション、マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発など、最新の技術と取り組みをご紹介します。

近年、材料開発では、シミュレーション技術の高度化に加え、マテリアルズ・インフォマティクスやAIをはじめとするデータ科学の活用が急速に進み、実験・シミュレーション・データ科学を組み合わせながら研究開発を進める取り組みが広がっています。本フォーラムでは、こうした新しい技術の活用も視野に入れながら、マルチスケール解析におけるモデル化、解析条件の設定、結果の評価・解釈、データを活用した材料探索など、研究開発の現場で重要となるさまざまな論点を取り上げます。

材料設計からプロセス検討に至る具体的な事例や最新の研究・技術動向を通じて、計算科学・データ科学によって何が分かり、材料開発にどのように活用できるのかを考えます。また、ユーザーの皆様同士の情報交換に加え、講演者や弊社の技術・開発メンバーとの議論、ご要望の共有を通じて、新たな知見やアイデアをお持ち帰りいただくとともに、今後の技術・製品開発にもつながる交流の場としてご活用いただけますと幸いです。

今回、午前中にはテクニカルセッションを設け、材料シミュレーションや計算科学の基礎から最新技術までを解説します。テクニカルセッションは、この分野におけるシミュレーション技術への理解を深めていただくためのセッションとして位置付けており、初心者から経験者まで幅広くご参加いただけます。午後の本会では、基調講演やユーザー企業様によるご講演を通じて、材料開発の最前線や実践的な活用事例について理解を深めていただける構成となっています。

内容

名称
JSOL Materials Science フォーラム2026
開催日時
2026年11月18日(水)10:30 〜 19:30
・10:30 〜 テクニカルセッション(受付開始 10:00)
・13:00 〜 講演会(受付開始 12:30)
・17:30 〜 懇親会
会場
東京コンファレンスセンター・品川
東京都港区港南1-9-36 アレア品川 [map]
内容
講演会(午前:テクニカルセッション、午後:講演会)
参加費
ご契約ユーザー様 : 無償
一般のお客様       : 50,000円(税別)
※ご導入を検討されている方は弊社営業担当までご連絡ください。
定員
100名
申込み締切
2026/11/11(水)
※定員に達した場合、お申し込み受付を締切らせていただきます
主催
株式会社JSOL
※企業・学術機関様向けのイベントとなります。
※競合他社様や営業目的のお申し込みはお断りさせていただくことがあります。
※本フォーラムは、午前にテクニカルセッション、午後に本会を開催いたします。
※午後の本会は13:00開始となりますが、ご都合がよろしければ、ぜひ午前のテクニカルセッションからご参加ください。
10:30-10:35
テクニカルセッションの開催挨拶
10:35-11:15
テクニカルセッション
ゴム材料のシミュレーション
株式会社JSOL 顧問
島 広志
「タイヤ用ゴム材料のシミュレーション(を開発に役立てるの)は結構難しい」が、メーカーで約20年取り組んだ感想である。何もわからない状況からの技術構築、材料開発者のニーズを満たせない中での計算の課題設定などを交えながら、架橋体の伸長変形と応力、分子鎖挙動、フィラー界面の予測、破断予測などのゴム材料の基本的なシミュレーション事例を報告する。
11:15-11:55
テクニカルセッション
密度汎関数法を利用する高分子の相分離計算の最近の進展
株式会社JSOL 顧問
本田 隆
高分子の相分離計算においては、ループを含む任意なトポロジー構造でも計算が可能となった。Self-consistent field theory (SCF)法では計算のアルゴリズムが完成し、Random phase approximation (RPA)を利用する方法ではいくつかの相図が計算されている。これらの手法は数学的手法を利用した進歩と言え、数学的な手法を利用したモンテカルロ法も研究が進んでいる。
11:55-13:00
ランチ
13:00-13:10
開会挨拶
13:10-14:10
基調講演
ケム・インフォマティクスの近年の動向と量子化学計算との融合による応用
早稲田大学
大学院先進理工学研究科 化学・生命化学専攻 准教授
清野 淳司 様
理論・計算化学とデータ科学の進展により、ケモインフォマティクスは化学研究を支える重要な基盤となりつつある。本講演では、化学分野における機械学習および分子記述子の近年の動向を概観する。さらに、計算化学と機械学習を融合した我々の研究から、分子エネルギー・物性の高精度予測、スペクトルデータに基づく化合物の自動同定などの応用例を紹介し、現状の課題とデータ駆動型化学研究の今後の展望について議論する。
14:10-14:25
休憩
14:25-14:55
ユーザー講演
半導体向け樹脂開発におけるベイズ最適化を活用した粗視化力場パラメータ最適化スキームの開発およびJ-OCTA反応モデラを活用した樹脂研磨解析・樹脂物性予測
株式会社レゾナック
計算情報科学研究センター
リサーチャー 遊間 祐一郎 様
チーフリサーチャー 中陳 巧勤 様
本講演では、半導体向け樹脂材料の開発における分子シミュレーションの活用事例として、二つの取り組みを紹介します。前半では、粗視化シミュレーションで広く用いられているMartini3力場を半導体製品向け樹脂へ適用するため、力場パラメータの最適化・作成スキームの開発に取り組んだ事例を紹介します。ポリエチレンやポリスチレンを対象とした検討では、最適化したパラメータにより、既存のMartini3パラメータと比較して、GAFFによる計算値に近い密度および回転半径が得られました。さらに、オリジナルのMartini3には含まれていないフッ素原子を含む系への拡張についても報告します。後半では、J-OCTA反応モデラを用いて、架橋反応により形成される複雑な樹脂の三次元構造を簡易的に構築し、分子動力学計算による研磨メカニズム解析や樹脂物性を予測した事例を報告します。
14:55-15:25
ユーザー講演
マテリアルズ・インフォマティクスと計算科学を活用した機能性ポリカーボネート樹脂の開発
帝人株式会社
樹脂事業本部 機関技術開発室 グループリーダー
常守 秀幸 様
ポリカーボネート(PC)樹脂は、優れた透明性、耐衝撃性、寸法安定性を兼ね備えるエンジニアリングプラスチックとして、電気・電子、自動車、光学部材など幅広い分野で利用されてきた。近年、製品の高機能化・軽量化・環境調和性への要求が高まるにつれ、PC 樹脂にも多面的な性能向上が求められている。しかし、従来の材料開発は実験的試行錯誤に依存する部分が大きく、膨大な組成空間や分子設計の自由度を十分に探索できないという課題があった。本研究では、マテリアルズ・インフォマティクスと計算科学を統合的に活用し、機能性ポリカーボネート樹脂の新規設計指針を構築することを目的とした。具体的には、少ない実験値を計算科学により補完し、機械学習モデルによる最適組成の探索を行うことで、従来の経験則に依存しない機能性材料の創出を行った。
15:25-15:40
休憩
15:40-16:10
ユーザー講演
J-OCTA/Solubilityモジュールを用いたナノポーラスフェノール樹脂のCO2吸着挙動解析
住友ベークライト株式会社
コーポレートエンジニアリングセンター 上席主幹
和泉 篤士 様
フェノール樹脂は1907年に発明された世界初のプラスチックであり、電子材料や自動車材料など様々な工業分野において現在も広く利用されている。近年では、樹脂を多孔質化したナノポーラスフェノール樹脂が、ガス吸着・分離の研究領域において、成形性と耐熱性を有する新しい機能性材料として注目されている。本講演では、J-OCTA/COGNACを用いた高架橋ナノポーラスフェノール樹脂のモデリング、Zeo++による細孔構造評価、およびJ-OCTA/SolubilityモジュールによるCO2吸着等温線解析を行った事例を紹介する。
16:10-16:35
機械学習ポテンシャルで広がるシミュレーションの可能性
株式会社JSOL
第一原理計算(DFT)に迫る精度でありながら計算コストを大幅に低減できる機械学習ポテンシャル(MLIP)は、材料解析の可能性を大きく広げつつあります。本講演では、第一原理計算プラットフォーム「ASAP」によるDFTとMLIPを連携した解析から、マルチスケールシミュレーションプラットフォーム「J-OCTA」におけるMLIP連携機能や活用例までを網羅してご紹介します。
16:35-17:10
J-OCTA新機能紹介と将来展望およびMIプラットフォーム開発の取り組み
株式会社JSOL
J-OCTAは、材料・ライフサイエンス分野の研究開発を支えるシミュレーションプラットフォームとして、より使いやすく効率的なシミュレーション環境の実現を目指して開発を進めています。本講演では、物性推算を手軽に行えるCAFE Spaceの機能拡充、粘度や熱伝導率などの解析モデルを一括作成・実行できるRVEソリューションモデラ、お客様のご要望を反映した各種モデラの機能改善など、最新機能や改善点をご紹介します。あわせて、J-OCTAの今後の開発方向性についてもご説明します。後半ではJSOLとして進めております、材料開発における実験・シミュレーションデータを一元管理し、データの加工・分析から機械学習モデルの作成、予測までを一貫して支援するMIプラットフォームの構築についてご紹介いたします。本講演では、実験研究者にも使いやすいプラットフォームの機能と活用イメージに加え、J-OCTAで得られたシミュレーションデータを材料設計につなぐ連携構想をご紹介します。
17:10-17:15
閉会挨拶
17:30-19:30
懇親会

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