ライフ／バイオ分野のためのマルチスケールシミュレーションセミナー

医薬品（創薬・製剤）食品・化粧品、ならびに近年の素材開発において、生体由来・生体適合分子の性質を理解、制御した研究開発が盛んになっています。
物性発現の要因として、原子・分子単位の親和性解析から、分子凝集の相分離構造、さらに大きな単位での現象が組み合わさっていますが、予測、理解したい性質に合わせ、適切なスケールでのシミュレーションを行うことが重要となります。

JSOLでは、解析プラットフォームJ-OCTAの中で、分子レベルを主な対象としたマルチスケール解析をご提案しています。本セミナーでは、ミクロ/メソ領域を対象に、以下の3つの機能のご紹介のほか、一部機能についてJ-OCTAでの操作説明をいたします。

・分子動力学による原子レベルの解析 (GENESISモデラ)
　タンパク質を中心とした生体分子を対象に、分子動力学を用いた運動性や化合物との結合親和性解析を行います。
・粗視化シミュレーション (Martini/DPD）
　脂質ナノ粒子や製剤の物性に大きく影響するに相分離構造の予測や、生体分子複合体の運動性の解析を行います。
・量子化学による親和性解析 (FMO)
　種々の分子間の相互作用について、フラグメント分子軌道法(FMO)により電子状態計算から詳細解析します。
　シミュレーションツールを研究開発に見出す一助として、是非ご参加をご検討下さい。
　ユーザー以外の方も、どなたでも受講いただけます。