HYCRASHの優れた機能・サービス
HYCRASHでの加工硬化の計算に必要な入力データは、衝突用解析モデルのみです。どのパートがプレス成形材かを番号で指定するだけで、HYCRASHがそれら全てのパートに対して成形解析を実施します。計算結果はAnsys LS-DYNAの初期条件(板厚、塑性ひずみ)として自動的に生成され、そのまま衝突解析に使用することができます。
機能のポイント
- 簡単に加工硬化が考慮可能
主な機能
プレス工法の選択
プレス成形の工程(曲げ、フォーミング、深絞り)や形状(パイプ)を指定することで、実部品に即した板厚・塑性ひずみ分布を計算します。成形条件に応じた追加設定が可能です。例えば深絞りモードでは、縦壁部を自動で検出し、ビードの影響を考慮したひずみ分布を調整できます。

計算速度
独自のアルゴリズムを採用することで高精度かつ高速な計算を実現しました。大規模モデルの一括処理を想定しているため、フルカー規模のモデルの場合、およそ30分から1時間でモデリングできます。

パイプ形状への対応
閉断面部品に対応しており、シートパイプをはじめとするパイプ形状部品への適用が可能です。また、板厚変化や相当塑性ひずみ、パイプ曲げ工法に応じて発生する断面形状の変化(図面からのズレ)を予測する機能も実装しており、再現精度が高いモデルも構築できます。

- ※ このサイトに掲載されている一部の車体モデルは NCAC/GWU/CCSA の提供です。