J-SimRapidの機能・サービス
JーSimRapidは、大変形・衝突解析に対応したビーム要素によるリダクションモデルを作成するためのモデリングツールです。
専用のビューワーとGUIにより、Ansys LSーDYNAのシェルモデルからビームモデルをインタラクティブに作成できます。
機能・サービスのポイント
- 大変形・衝突解析用のリダクションモデル作成
ビーム要素によるリダクションモデル作成機能
JーSimRapidは、Ansys LSーDYNA のシェルモデルから任意断面形状HughesーLiuビーム要素を使用したリダクションモデルを作成します。部品ごとに作成されたビームモデルは、JSOLが開発した「接続ビーム手法(特許出願中)」により、スポット溶接を介して接合されます。さらに、既存モデルでシェル要素用に設定されている材料モデルを、「座屈変形を考慮したビーム材料モデル(特許出願予定)」に変換します。
任意断面形状Hughes-Liuビーム要素の作成
Ansys LS-DYNAにデフォルトのビーム要素として実装されているHughes-Liuビーム要素を使用してモデル化します。さらに、本手法では、断面形状に沿って積分点を配置する任意断面形状機能を使用します。これにより、シェル要素モデルの複雑な断面形状をビーム要素モデルで再現します。

ビームモデル用材料モデルの作成
シェル要素でモデル化した部品を圧縮変形させると、断面形状が座屈変形して応答荷重が低下します。一方、ビーム要素では断面形状が変形しないため座屈変形を再現することはできません。座屈変形による応答荷重の低下挙動を材料モデルにより再現するビーム要素用ユーザーサブルーチンを開発しました。

接続ビームの生成
本モデル化手法では部品毎にビーム要素でモデル化し、接続ビームによりスポット溶接を介して接合します。接続ビーム手法は、ビームモデル同士だけでなく、ビームモデルとシェルモデルの接合にも使用されます。

