CAEデータ・プロジェクト管理システム

SCALE.sdm

CAEデータ・プロジェクト管理システム

SCALE.sdm

SCALE.sdmの機能・サービス

SCALE.sdmは、シミュレーションモデルを構成するあらゆるデータとさまざまなシミュレーションの業務プロセスを統合的に管理するSDM(シミュレーションデータマネジメント)システムです。SCALE.sdmは、シミュレーションデータや実験データを管理・共有するデータベースの機能と、エンジニアが効率的にCAE業務を実行できる作業環境を提供します。SCALE.sdmによって、すべてのシミュレーションデータと実験データの統合管理が可能になり、チームで共有ができるようになります。また、標準化されたCAEプロセスが組み込まれたSCALE.sdmは、これまでエンジニアによって異なっていた作業手順を統一し、業務プロセスの標準化を促進します。これらのSCALE.sdmの特徴は、これまで属人化が進みブラックボックスになっていた解析業務を透明化し、より効率的なプロセスに進化することをサポートします。

機能のポイント
  • あらゆるデータの統合管理
  • シミュレーションのための統合プラットフォーム
  • チーム開発とコラボレーションを促進

あらゆるデータを統合管理

SCALE.sdmが提供する強力なデータベース機能は、形状データ、メッシュデータ、解析条件、結果データなど、シミュレーションに関わるすべてデータの一元管理を実現します。また、SCALE.sdmはツールに対して中立であり、登録するデータを選びません(さまざまなソルバーやプリポストのデータを登録可能)。あらゆるシミュレーションデータをSCALE.sdmで管理することにより、拠点やチームの壁を越えたデータ共有を可能にするとともに、ミスの起こりにくい効率的なCAEプロセスを実現します。

シミュレーションデータの管理

SCALE.sdmは、解析モデルを構成するすべてのデータをデータベースに集約して一元管理します。データは適切なアクセス制御の下で共有されるため、ユーザーは簡単かつタイムリーにデータを利用できるようになります。また、シミュレーションの結果データも、解析モデルに統合して管理できるため、モデル作成からソルバーの実行、そして結果データの評価まで、シミュレーションに関わるデータを一気通貫で管理できます。
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バージョン管理によるデータの透明性担保

SCALE.sdmは、データベースが管理するデータに対してユーザーが行ったすべての操作を記録します。そのため、データの変更履歴がすべて保存され、変更履歴はデータのバージョン情報と共に管理されます。ユーザーはSCALE.sdmが提供するヒストリーグラフ機能によってこれらの変更履歴を閲覧することが可能であり、すべてのデータの出自や過去の変更の経緯を知ることができるため、再利用しやすくなります。
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シミュレーションと実験の統合

SCALE.sdmは、シミュレーションデータだけでなく、実験データを管理することもできます。SCALE.sdmでは、シミュレーションデータと実験データを統合的に管理することを可能にするだけでなく、シミュレーションデータと異なるデータフォーマットを有する実験データに対して、同等の結果処理を実行できるようにデータ変換する手段を提供します。さらに、さまざまな分析機能をアドオンとして利用する(独自の結果処理Excelなども組み込み可能)ことで、シミュレーションと実験の結果を容易に比較・評価できます。
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シミュレーションのための統合プラットフォーム

SCALE.sdmは、シミュレーションで使用するさまざまなツールと連携できます。たとえば、データ編集時に、SCALE.sdmが提供するGUIのメニューから外部ツールを直接起動できるなど、SCALE.sdmは、エンジニアにシミュレーションのための快適な作業環境を提供します。その結果、エンジニアは、解析条件に合わせたモデルの構築からソルバーの実行、そして結果データに基づくレポーティングまで、シミュレーションのすべてのプロセスを1プラットフォーム上で完結できるようになります。

シミュレーション業務の品質向上

SCALE.sdmによりシステム化することで、それまでバラバラに管理されていたデータがチームで共有され、エンジニアによって異なっていたロードケースの構築方法や結果データの評価方法が統一されます。その結果、エンジニアの作業ミスや属人化を防ぐだけでなく、作業手順や進捗状況の可視化が進み、業務品質の向上につながります。さらに、さまざまな分析機能をアドオンとして利用する(独自の結果処理Excelなども組み込み可能)ことで、シミュレーションと実験の結果を容易に比較・評価できます。
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シミュレーション業務の標準化

SCALE.sdmは、解析の実行に必要なロードケースのアセンブリ工程を標準化します。シミュレーションでは、ユーザーごとに業務プロセスが違っていたり、使用しているCAEツールが異なっていたりする場合が多いですが、SCALE.sdmは、提供するGUIやスクリプティング機能によって、それらをシームレスに統合します。例えば、膨大なバリエーションを持つデータから、対話的GUIを使って必要なデータを素早く選択して解析モデルを構築したり、解析モデルを計算サーバーに自動的にジョブ投入したりすることで、これまでエンジニアによって手順がバラバラだった業務の標準化を推し進められます。

複数チームでのモデルライブラリの共有

SCALE.sdmは、シミュレーションモデルだけでなく、ロードケースの構築に必要なモデルライブラリ(材料データ、インパクター モデルなど)も一元管理します。そのため、すべてのプロジェクトの、すべてのエンジニアが、迅速かつ簡単にモデルライブラリを利用できるようになり、古いデータを使ってしまうなどのミス・トラブルの削減が期待できます。またそれらデータへのアクセスを、ユーザーの権限に基づいて適切に管理できるため、専任の管理者によるモデルライブラリの集中管理やエンジニアは自身が必要とするデータだけを使用できるようになります。

チーム開発とコラボレーションを促進

SCALE.sdmは、エンジニアのシミュレーション業務をサポートするだけではなく、さまざまな種類のシミュレーションに対して、統一された作業環境と統合されたデータベース環境を提供します。すなわち、チームやシミュレーションの種類を超えてプロセスやデータを共有できるため、シミュレーション業務が個人作業からチーム開発に変わるだけでなく、異なる性能を開発しているチーム間での連携もしやすくなります。さらには、プロジェクトごとに製品固有の性能目標を設定して、性能目標の達成度の可視化できるため、性能開発の管理を容易にします。

複数チームでのモデルライブラリの共有

SCALE.sdmは、シミュレーションモデルだけでなく、ロードケースの構築に必要なモデルライブラリ(材料データ、インパクター モデルなど)も一元管理します。そのため、すべてのプロジェクトの、すべてのエンジニアが、迅速かつ簡単にモデルライブラリを利用できるようになり、古いデータを使ってしまうなどのミス・トラブルの削減が期待できます。またそれらデータへのアクセスを、ユーザーの権限に基づいて適切に管理できるため、専任の管理者によるモデルライブラリの集中管理やエンジニアは自身が必要とするデータだけを使用できるようになります。

開発パートナーとのコラボレーション

SCALE.sdmを使えば、会社の垣根を越えた会社間でのコラボレーションを実現できます。例えば、開発パートナーと共同開発を行っている場合でも、開発パートナーとの間でモデルデータや関連ドキュメントを連携できます。このとき、会社ごとに適切にアクセス権を管理することで、必要なデータだけを共有できるため、セキュリティー面の心配もありません。その結果、開発パートナーから提供されたモデルデータを素早く自社開発のモデルに組み込んでロードケースを構築して計算を実行するような、効率的な業務プロセスを実現できます。
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