Digimatのモジュール:材料試験の解析簡易化
Digimatの材料試験の解析簡易化モジュールについてご紹介いたします。
Digimat-VA

Digimat-VAは、連続繊維(UD材、織物構造)の積層材料の物理特性の仮想許容値を求めるための専用の機能です。実際のクーポン試験の代わりにDigimat-VAを用いることで効率よく複合材料の設計を行うことができます。実際の試験で発生するような材料や成形プロセスによるばらつきも自動的に解析モデルに反映することが可能です。内包されたソルバによりFEM解析実行、結果評価をまでをVAのみで行うことができます。試験条件はComposite Materilals Handbook-17(CMH-17)で推奨されている手順に則って設定されます。
Digimat-VAの主な機能
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- 機能概要
- 材料試験の解析に必要な設定をDigimat-VAのGUIに従い、容易に設定できます。また、解析結果の簡易表示機能もついているため、解析結果を素早く確認できます。
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- 設定条件
- UD材および織構造の積層材料の設定が可能です。設定できる試験片形状はノッチなし試験片(引張/圧縮)、孔あり試験片(引張/圧縮)です。これらの設定もDigimat-VA GUI上にて選択、設定できます。
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- 解析条件マトリクス自動実行
- 条件のばらつきを考慮した複数の解析条件から解析条件マトリクスを作成し、順次自動実行します。
Digimat-VAの機能一覧
- +全て表示する
- -全て非表示にする
- +材料試験片の解析のためのワークフローをサポート
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- ・材料の設定
- マトリクス材・繊維の指定、体積分率、積層厚さの指定
- ・積層条件の設定
- UD材/Woven、積層角度、繰り返し回数設定
- ・試験片形状の設定
- ノッチなし試験片(引張/圧縮)、孔あり試験片(引張/圧縮)、試験片形状サイズ、孔サイズ
- ・試験環境条件の設定
- 温度、湿度
- ・FEA条件の設定
- メッシュサイズ、Time step設定、ひずみ量の設定、メッシュタイプ選択(孔あり試験片の場合)
- ・ポスト処理機能
- 条件による結果の比較、コンター表示、SSカーブ表示、レポート作成機能
- ・条件設定の保存
- ・カーペットプロットの作成(UD材、Woven)
- ・材料の設定
Digimatのモジュール
- 構造解析の精度向上
- 材料試験の解析簡易化
- 樹脂3Dプリンティング
- ※Digimatの開発元はe-Xstream engineering社です。http://www.e-xstream.com/
- ※記載されている製品およびサービスの名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。