機能・サービス
Ansys RockyTMは、粉体・粒子・繊維・薄片などの複雑な粒子挙動を高精度に解析するDEMシミュレーションソフトウェアです。球形近似だけでなく、多面体、繊維、シェル、任意形状の粒子を扱うことができ、粒度分布、粒子破砕、摩耗、境界形状の変化など、実際の材料挙動に近い粒子スケールの現象を再現できます。さらに、マルチGPUソルバーにより大規模粒子モデルを高速に計算でき、Ansys Fluent®、Ansys MechanicalTM、Ansys MotionTM、Ansys optiSLang®などとの連携によって、流体・構造・機構・最適化を含む連成解析にも対応します。PythonスクリプトやSDKを用いた自動化・カスタマイズにも対応し、業務に合わせた解析ワークフローを構築できます。
- マルチGPUにより大規模粒子解析を高速化
- Ansys製品連携で流体・構造・機構を統合
- PythonやSDKで解析業務を柔軟に自動化
- 粒子破砕・摩耗・境界変形の解析
- 実形状粒子を用いた高精度DEM解析
マルチGPU対応の高速粒子ソルバー
Ansys RockyはマルチGPUソルバーに対応しており、数百万規模の粒子を含む大規模なDEM解析を高速に実行できます。複雑な粒子形状や粒度分布を考慮しながら、現実的な計算時間で解析できるため、複数条件の比較や設計パラメータ検討を効率よく進められます。
マルチGPUでCPU環境に比べて数百倍の高速化

GPUで高速計算できることの恩恵

Ansys Rocky 2026R1でMPI計算にも対応
Fluent・Mechanical等との連成解析
Ansys FluentとのCFD-DEM連成、Ansys MechanicalとのFEA-DEM連成、Ansys MotionとのMBD-DEM連成などに対応し、粒子単体の挙動だけでなく、流体、構造、機構運動との相互作用を含めた解析が可能です。Ansys製品群と連携することで、複雑なマルチフィジックス現象を統合的に評価できます。
粒子荷重をAnsys Mechanicalに渡して、構造変形予測

多様なCFD連成手段に対応

高度な機構動作を考慮した粒子動作の実現

自動化・カスタマイズ対応の拡張機能
Ansys PyRockyTMやPrePostスクリプト、Solver SDKを活用することで、モデル作成、条件設定、計算実行、後処理までの一連の作業を自動化できます。さらに、独自の評価指標、ユーザー定義出力、カスタム物理モデルを追加できるため、業務固有の解析ワークフローを柔軟に構築できます。
Pythonベースのカスタマイズツール Ansys PyRocky

PrePostスクリプティングによるワークフロー効率化 PyRocky

外部カスタムモジュールの活用

粒子破砕・摩耗・境界変形の解析
球形だけでなく、薄片状・不規則形状など実際の材料に近い多様な粒子形状を考慮できます。さらに、粒子が衝突や圧縮を受けた際に、一定の確率モデルに基づいて割れる挙動を表現可能です。これにより、製造工程や粒子の集合が使われるような現場環境における粉砕・破砕工程で発生する粒径分布や材料のばらつきを、実験前にシミュレーション上で把握できます。
様々な粒子形状の破砕に対応

粒子衝突に伴う摩耗を考慮

粒子-境界の衝突で起こる浸食量の算出

実形状粒子を用いた高精度DEM解析
Ansys Rockyは、球形粒子だけでなく、多面体、繊維、シェル、凹凸を持つ任意形状の粒子を扱うことができます。実材料に近い粒子形状や粒度分布を反映することで、粉体・粒状体・繊維状材料の流動、堆積、混合、搬送挙動をより現実に近い形で評価できます。
粒子の形状がなぜ重要なのか?

変形可能な粒子

実際の物理的表現

