WEB コンテンツ「前田建設ファンタジー営業部」と映画『ファンタジー営業部』とのコラボ企画に、JSOL が CAE 技術で応えました。
【前田建設ファンタジー営業部とは?】
前田建設ファンタジー営業部は、アニメ、漫画、ゲームといった空想世界に存在する、特徴ある建造物を本当に受注し、現状の技術および材料で建設するとしたらどうなるかを分析して連載するWEBコンテンツです。過去には「マジンガーZ」の格納庫を題材に、実際に作るとしたら72億円の費用がかかるといった見積もりをし、詳細を書き出した書籍も出版するなど、長らく「マジンガーZ」の世界を独自の視点で解析してきました。
引用元:前田建設ファンタジー営業部
(C) 前田建設工業株式会社
2年ぶりに復活したファンタジー営業部が取り上げるテーマは、「劇中の土質屋山田さんはどれくらい正しいのか」です。ファンタジー営業部の第1弾企画「マジンガーZ 地下格納庫編」の深掘りです。映画『前田建設ファンタジー営業部』の中で、掘削オタクの山田さんの提案「防御力向上のためにマジンガーZ の格納庫のプール(水)を土に変更してはどうか」を検討します。
ファンタジー営業部第1弾が公開された2003年に残された課題を評価していく企画です。
JSOL とファンタジー営業部との関係は、2009年のファンタジー営業部企画第6弾「機動戦士ガンダム地球連邦軍基地ジャブローを創ろう」編の CAE 解析をご依頼頂いたときに始まりました。
同企画でジオン軍のモビルスーツ・アッガイが連邦軍のドーム状見張所を破壊するシーンを解析したように、今回も有限要素法非線形汎用ソルバー LS-DYNA による解析、検証で応えています。
あわせて、ロケットパンチの衝突解析を基にした超合金Z の物性評価も行っています。
アニメ映像の検証から、評価指標の確立、手法の選択、パラメーターの検討、さらには「見せ方」にも踏み込んで、JSOL が“バーチャル実験”し、その成果を JSOL とファンタジー営業部の小気味よいやり取りで展開していきます。
2020年1月31日より全国公開された映画『ファンタジー営業部』(主演:高杉真宙さん)では、アニメ「マジンガーZ」の地下格納庫兼プールの設計見積りに本気で取り組んだサラリーマンたちの熱き戦いが描かれています。
町田啓太さん演じる掘削オタクの山田さんの頭の中を、一部ですが見える化できたのではないかと思います。
ファンタジー営業部の WEB コンテンツ と 映画、あわせてお楽しみください。
この記事の関連情報
技術ブログカテゴリ
新着記事
- 分子シミュレーションで設計するプラスチックリサイクル
- 形状設計フェーズでの組み立て精度向上によるコスト削減
~ 組み立てCE検討ツールのご紹介 ~ - JSOLが考える「溶接シミュレーションと工場デジタルツインが実現する工程設計」について講演しました
- リアルワールドの自動車衝突安全に向けて
- 機械学習で加速する材料シミュレーション技術
- ノウハウ不要!樹脂の複雑な材料特性を簡単にフィッティング 〜 材料同定ツールと高精度ユーザーサブルーチンの活用事例 〜
- 樹脂材やゴム材の高精度予測に向けたパラメータ同定
- データ活用からナレッジ活用へ ~ モードによる評価と履歴データの活用 ~(後編)
- データ活用からナレッジ活用へ ~ モードによる評価と履歴データの活用 ~(前編)
- 製造業におけるマテリアルズ・インフォマティクス
