体積弾性率評価
全原子分子動力学(Full-Atomistic MD)を用いて、アモルファス状態のポリエチレンに対し圧力変化を加えることにより、体積(比容積)変化の様子を評価しました。温度150Kと350Kの条件で、それぞれの圧力-比容積グラフから体積弾性率を推算し、温度による違いを確認しました。
解析・利用例のポイント
- 圧力変化による体積の評価
- 体積変化から体積弾性率を評価
- ガラス転移温度前後の体積弾性率を比較
圧力-比容積グラフ
ポリエチレンのアモルファス構造に対して、温度を150Kおよび350Kにして、圧力を変化させた際の比容積(密度の逆数)の変化を示します。150KではK=3.77 GPa、350KではK=0.66 GPaと推算され、ガラス転移温度前後での体積弾性率の変化が明確に示されました。
ポリエチレンの体積弾性率推算
解析内容の詳細

