一軸伸張解析
全原子分子動力学(Full-Atomistic MD)を用いてポリカーボネート(PC)の一軸伸張計算を実施しました。アモルファス構造に対して変形を加え、ミクロスケールでの応力-ひずみ曲線からヤング率や降伏応力、降伏後の挙動を評価しました。
解析・利用例のポイント
- MDを用いた一軸伸張による力学特性評価
- 応力-ひずみグラフの確認
- ヤング率・降伏応力などの機械特性の算出
一軸伸張シミュレーション
ポリカーボネートに対して一方向に変形を加えたシミュレーションの様子を示しています。ミクロスケールでの分子構造の変形挙動を視覚的に確認できます。
ポリカーボネートの一軸伸張シミュレーション
応力-ひずみグラフ
J-OCTAのシナリオ機能を使えば、MD計算の後、すぐに応力-ひずみグラフが表示されます。対象スケールが小さいことと変形速度が速いため実験との比較には注意が必要ですが、ヤング率や降伏応力の定性的な傾向、降伏後の挙動を評価するために活用できます。
ポリカーボネートの応力-ひずみ曲線

