MDによる溶解度パラメータの評価
水、オクタン、ベンゼン、エタノール、メタノールについて、全原子分子動力学(Full-Atomistic MD)の結果を用いて溶解度パラメータ(SP値)を評価しました。疑似的な真空中の孤立分子とバルク状態のポテンシャルエネルギー差から凝集エネルギーを算出し、J-OCTAのDPDモデラ機能でSP値を推算しました。結果として、密度とSP値の両方で良好な一致を得ました。
解析・利用例のポイント
- MDによるSP値の推算
- J-OCTAのモデリング機能で簡単に推算可能
- 実験との良好な一致
MDによるSP値の推算
水、オクタン、ベンゼン、メタノール、エタノールについて、全原子MDによる溶解度パラメータ(SP値)を評価し、実験値と比較しました。良好な一致が得られています。J-OCTAのモデリング機能を用いることで簡単に解析することが可能です。

実験値との比較
参考文献
- A.Maiti and S. McGrother, J. Chem. Phys., 120, 3, 15 (2004) [2] Allan F. M. Barton The CRC Handbook of Solubility Parameters and Other Cohesion Parameters, Second Edition CRC Press, (1991)
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