非平衡MDによる熱伝導率の計算
非平衡分子動力学(NEMD)法を用いて、水、エポキシ樹脂、PMMAの熱伝導率を評価しました。VSOPを連続実行し、モデルを複数のスラブに分割して温度勾配を与え、定常状態での温度分布から熱伝導率を算出しました。シミュレーション結果は実験値と良好に一致し、分子構造による熱伝導特性の違いを評価することができました。
解析・利用例のポイント
- 熱伝導率への分子構造の影響を評価
熱伝導率への分子構造の影響を評価
VSOPを用いた非平衡分子動力学法により定常状態に達した各スラブの温度分布を示しており、温度勾配と与えた熱量から熱伝導率を算出することができます。

定常状態での各スラブの平均温度