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構造解析 LS-DYNA破断予測サブルーチンシリーズ NSafe®

NSafe®の機能

自動車用剛板のスポット溶接部破断と材料破断を予測

Nsafe®は、衝突解析において自動車用剛板の破断を予測するLS-DYNAユーザーサブルーチンです。鋼板のスポット溶接部破断を予測するNSafe®-SPOTと、材料破断を予測するNSafe®-MATがあります。

NSafe®-SPOT

NSafe®-SPOT(エヌ・セーフ・スポット)は、鋼板のスポット溶接部破断を予測する、LS-DYNAのユーザーサブルーチンです。スポット溶接継ぎ手試験から得られる実験破断荷重を、応力集中モデルを用いて一般化して組み込んでいます。

  • 実験破断荷重による破断予測
    実験破断荷重による破断予測
    スポット溶接継ぎ手試験から得られる破断荷重は、材質や試験片形状、ナゲット径に対して統一的に整理(一般化)され、種々の負荷モードに対応しています。
  • 大規模な打点の定義も自動作成
    大規模な打点の定義も自動作成
    付属の設定ツールNSafe®-SPOT/Preにより、NSafe®-SPOT用の入力ファイルの自動作成が可能です。何千もの打点が含まれるフルカーモデルにも対応しています。
  • 入力ファイル作成専用ツール
    入力ファイル作成専用ツール
    NSafe®-SPOT/Preは、わかりやすいGUIを備えています。簡単な操作で、サブルーチン用入力ファイルを自動作成するための設定を行えます。

NSafe®-MAT

NSafe®-MAT(エヌ・セーフ・マット)は、応力FLDと曲げ破断の機能を統合した、LS-DYNAのユーザーサブルーチンです。衝突時のあらゆる変形モードでの破断を予測します。

  • 張力曲げ破断予測
    応力FLD
    応力FLDは、変形経路に依存することなく破断限界応力を一意に得ることができます。これにより、プレス加工後の衝突変形のような変形経路が変化する場合でも良好な予測精度が確保できます。
  • 表層ひずみ破断予測
    曲げ破断予測
    曲げ破断は、明瞭な局部くびれが現れることなく、曲げ外側表面にき裂が生じる現象です。90°V曲げ試験において破断の発生するR/t値から、限界表層ひずみを求めて破断を予測します。
  • ポスト処理型ツール
    ポスト処理型ツール
    NSafe®-MATについては、POST処理版(NSafe®-MAT/P)が用意されています。NSafe®-MAT/Pは、LS-DYNAの衝突解析結果ファイル(d3plot)を読み込み、材料破断危険度をオフラインで計算します。

動作環境

スポット溶接破断

OS
  • NSafe®-SPOT : Windows, Linux※1
  • NSafe®-SPOT/Pre(専用GUI) : Windowsのみ

材料破断

OS
  • NSafe®-MAT : Windows, Linux※1
  • NSafe®-MAT/Pre(専用GUI) : Windowsのみ
  • NSafe®-MAT/P(POST処理版) : Windowsのみ
  • ※1. ご利用のMPIについては、別途お問い合わせください
  • ※NSafe®は、日本製鉄株式会社の登録商標です。その他の記載されている製品およびサービスの名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。
  • ※このサイトに掲載されている一部の車体モデルはNCAC/GWUの提供です。
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