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ツール・サービス バーチャル人体モデル THUMS®

THUMS®とは

人体への傷害を再現・解析するために開発された有限要素モデル

人体傷害解析モデルTHUMS®(Total Human Model for Safety)は、トヨタ自動車様と豊田中央研究所様で共同開発された人体有限要素(FE)モデルです。
複雑な人体の構造が正確に表現されており、またモデル化において最新の研究より各部位の物理学的特性を反映し、各文献との検証も行われています。

THUMS®を利用した「人体の動き」や「人体傷害」の解析は、世界中の研究者の方に活用され、人体の安全性向上に貢献しています。
2021年1月より無償公開が開始され、より幅広い活用が期待されているモデルです。

基本姿勢と体格差のバリエーション

「乗員」と「歩行者」の2つの基本姿勢に加え、自動車衝突における傷害値の体格による影響が検討できるよう、「標準体形の成人男性」50%モデル(AM50)、「小柄な成人女性」5%モデル(AF05)、「大柄な成人男性」95%モデル(AM95)、10歳・6歳・3歳の「子ども」モデル(10YO、6YO、3YO)が用意されています。

乗員姿勢と歩行者姿勢 乗員姿勢と歩行者姿勢

各体型の一覧 各体型の一覧

解析目的に応じて選べるバージョン

解析目的によって、内臓傷害や筋活性挙動の考慮が必要となるかは異なります。THUMS®ではそのような状況を踏まえて複数のバージョンが提供されています。これらは内臓傷害/筋活性の仕様の他に、用意されている体格と基本姿勢がそれぞれ異なります。

●Version4
非常に詳細なモデル化がされており、頭部傷害や骨折だけでなく、各内臓の傷害を評価できます。全ての体格が用意され、基本姿勢も「乗員」「歩行者」が選択できます。

●Version5
Version4よりも簡易なモデル化ですが筋活性挙動を考慮できます。用意されている体格は大人の3種(AM50、AF05、AM95)、基本姿勢は「乗員」です。

●Version6
Version4の詳細モデルにVersion5の筋活性に関する機能を追加したモデルで、筋活性挙動を考慮できるだけなく内臓傷害も評価できます。用意されている体格は大人の3種(AM50、AF05、AM95)、基本姿勢は「乗員」です。

解析目的とバージョン
 Version 4Version 5Version 6
骨折と腱の断裂
脳傷害
内臓傷害-
筋活性考慮-
人体モデルの種類とバージョン
姿勢性別・年齢Version 4Version 5Version 6
乗員(Occupant) AM50/AF05/AM95
10YO/6YO/3YO--
歩行者(Pedestrian) AM50/AF05/AM95--
10YO/6YO/3YO--

開発元・モデル提供リンク

人体傷害解析モデルTHUMS®(Total Human Model for Safety)はトヨタ自動車様と豊田中央研究所様で1997年より共同研究している人体有限要素(FE)モデルです。
2021年1月より、下記トヨタ自動車様の専用ページからモデルを無償で取得できます。

  • ※記載されている製品およびサービスの名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

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