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LINOVISTMの特長

1台で樹脂・金属材料の準静的試験から動的試験まで製品開発の期間を短縮

LINOVISTMは準静的試験から動的試験まで実施可能な汎用試験機です。

治具や荷重条件、樹脂や金属などの幅広い材料など、様々な条件を考慮した材料試験に対応しています。材料や試験速度ごとに試験機を用意する必要がなく、LINOVISTM1台で構造解析に必要な材料試験データの計測が可能となり、製品開発の期間を短縮します。

また、タッチ式ユーザーインターフェースや作業手順に沿った配置設計など作業者を考慮したデザインが採用されています。材料試験では欠かせない高温/低温試験やバッテリー試験も専用設備を用意することなくチャンバーの入れ替えによって行うことができます。

幅広い材料試験に対応 - 材料試験データの取得を効率化

従来の材料試験は、準静的試験と動的試験で別々の試験機を用意し、材料特性を取得する必要がありました。 LINOVISTM はサーボモータを搭載することで、試験速度0.0001m/s から3.2m/sまでの材料試験が可能です。そのため、準静的試験、動的試験の両方を1台の試験機で実施できるようになり、複数の試験機を用意する必要がなくなりました。

他にも、試験片の形状に依存しますが、衝突解析に必要なひずみ速度域の試験データなど、様々な材料試験データを効率的に取得できます。

LINOVIS??で試験可能な範囲 LINOVISTMで試験可能な範囲

LINOVIS??の仕様 LINOVISTMの仕様

作業者の行動を考慮したユーザーインターフェース

LINOVISTMはタッチパネル式ユーザインターフェースを採用しており、設定を直感的に行うことができます。また、材料試験中に試験結果をひと目で確認できる表示パネルも備えています。

さらに、エルゴノミクス(人間工学)に基づいたデザインにより、作業者にとって負担がかかりにくい仕様が各所に施されています。例えば、試験制御ボタンと試験チャンバーが近い位置に配置されているため、試験片の取り換えをスムーズに行うことができます。また、ユーザインターフェースは可動式かつ取り外し可能で作業者が操作しやすい配置に変更できます。

ユーザインターフェース ユーザインターフェース

エルゴノミクスに基づいた設計 エルゴノミクスに基づいた設計

高温/低温試験・バッテリー試験を手軽に実施

材料試験で数多く実施される試験として、高温/低温試験やバッテリー試験があります。通常、これらの試験を実施するには専用設備を導入する必要があり、また、作業手順も複雑です。
LINOVISTMは、高温/低温試験やバッテリー試験をチャンバーの入れ替えのみで実施でき、設備導入と比べコストを抑えることができます。

  • LINOVISTM の高温/低温試験
    恒温槽の中で準静的試験・動的試験が実施でき、高温/低温環境における材料の変形・破断挙動も計測できます。
  • LINOVISTM のバッテリー試験
    圧縮試験や3点曲げ試験、短絡をモニターしながらの荷重応答計測、BEVなどバッテリーを含む構造物のマルチフィジックス解析に必要な試験データを計測できます。

チャンバーの入れ替えによる試験変更 チャンバーの入れ替えによる試験変更

バッテリー試験のチャンバー バッテリー試験のチャンバー

開発元

LINOVISTMの開発元は 4a engineering GmbH です。
4a engineering社は、プラスチックエンジニアンリングと材料科学を専門に研究開発を進めるオーストリアの企業です。特に動的な材料特性の同定技術に強みをもつ樹脂材料や複合材のエキスパート企業として、動的試験装置(IMPETUS®)や材料パラメーター同定のソフトウェア(VALIMAT®)を開発しています。

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