MatYLDの機能
降伏関数の異方性パラメータ同定ツール
MatYLDは降伏関数の異方性パラメータ同定ツールです。
高次降伏関数のパラメータを実験結果から簡単に同定することで、プレス成形シミュレーションでの成形途中のしわ表現性能の向上や高精度なスプリングバック解析を実現します。
主な機能
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- 関数のパラメータを自動同定
- 高強度アルミ板や異方性が大きい鋼板などでは、降伏関数の表現性が解析精度に大きな影響を与えます。MatYLDを用いることで、Yoshida、Yld2000-2d、Gotohなどの高次降伏関数のパラメータを試験結果から同定することが容易になります。
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- 最新の降伏関数に対応
- Yoshida、Yld2000-2D、Gotohなど、最新の高次降伏関数のパラメータを同定できます。板の3方向の短軸引っ張り試験データ(流動応力・降伏応力:σ0, σ45, σ90、 r値:r0, r45, r90)と等2軸引張応力(σb)の少ない実験データから各種異方性降伏関数のパラメータを同定できます。
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- 特性の理解を深めるグラフ描画
- 同定したパラメータや任意のパラメータ入力により、材料特性を表現する降伏曲面、短軸の流動応力とr値のグラフが描画できます。材料特性の理解・評価を深めるためのツールとして利用できます。
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- 2つの動作モード
- 試験結果からパラメータを自動同定するモードと、材料パラメータを入力してグラフを描画するモードの2つの動作モードがあります。
動作環境
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- ※MatYLDの開発元は、株式会社CEM研究所です。http://www.cem-inst.com/
- ※記載されている製品およびサービスの名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。