DIFFCRASHの特長
自動車設計における「ばらつき抑制」のニーズに応える 解析結果評価ツール
近年、製造プロセスや材料特性などのばらつきを吸収するように製品を設計する、ロバスト設計のニーズが高まっています。要求性能の厳格化により、いままで許容されていたマージン量が確保できなくなってきている一方で、製造工程におけるばらつきの抑制には限界があるためです。
DIFFCRASHは、LS-DYNAなどの有限要素法ソルバーによる複数の計算結果から、統計学の手法に基づいて、ばらつきの度合いを可視化するソフトウェアです。ばらつきの発生位置やタイミングを明確に確認できるため、分岐の原因(トリガー)の分析を効率的に行うことができます。
ばらつきの分析と可視化
DIFFCRASHは、材料特性やスポットウェルドの破断閾値などの解析条件に、ばらつきを与えて計算した複数の結果ファイルをインプットとして、変形挙動のばらつきを分析します。経験的には、20以上の結果サンプルが望ましいとされています。分析の結果はソルバーに対応したポストプロセッサーを用いて可視化することができます。
DIFFCRASHによるばらつきの可視化
統計的に離れた変形モードの重ね書き
ロバスト性向上のための設計変更
DIFFCRASHによる分析の結果として得られた知見を元に構造設計を変更する事により、材料や製造プロセスのばらつきを許容した状態で、結果のばらつきを抑制することが可能となります。事例のページで、具体的なばらつき抑制対策を行った例を示していますので、ご参照ください。
事例より、設計変更のばらつき抑制効果
事例より、対策前後のばらつきの大きさ
開発元
DIFFCRASHの開発元はSIDACT GmbH(ドイツ)です。
JSOLの強力サポート
JSOLでは、安心してご活用いただくために、本製品の使用方法に関して、さまざまなサポートを提供しています。
本製品に関しての詳細は、弊社お問い合わせ窓口までお問い合わせください。
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- ※DIFFCRASHの開発元はSIDACT GmbH(ドイツ)です。
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