Jvisionの特長
LS-DYNAをもっと簡単に、もっと効率よく利用したいという声に応えるプリポストプロセッサー
Jvisionは、形状編集/条件設定、ソルバー実行、解析結果評価をシームレスに行うことができる、一体型プリポストプロセッサーです。解析の入力データと出力データを同時に表示できるため、結果と設定条件の関係をビジュアルに把握することができます。
さらに、データの再利用やナレッジの共有、定型作業の効率化、プリポスト内からのLS-DYNA日本語マニュアルの参照など、国内のLS-DYNAユーザー様のご要望を可能な限り取り入れ、お客様の業務効率化に貢献しています。
全てのユーザーに最適な環境を
マルチ操作インターフェース
ユーザーオリジナルのインターフェイスで更にわかりやすく
Jvisionには、目的に合わせてカスタマイズされた画面を作る機能(UDI:ユーザー定義インターフェース)が備わっています。ユーザー独自の用語を用いた画面を作ることができるため、ソルバーを意識させない、解析専任者でなくても扱えるシステムを構築することができます。
オリジナル設定画面は直感的な操作で作成でき、特別なプログラミング知識は必要ありません。また多数用意されているサンプル画面をアレンジすることでも設定可能です。
「鋼球と板の衝突解析」のUDI事例
プリポスト一体型システム
色覚の多様性に配慮したカラーオプション
『使い方がわからない』を解決する
Jvisionには、高機能なLS-DYNAを使いやすくするためのさまざまな機能が備わっています。
LS-DYNA日本語マニュアルと連携、入力チェック機能も備えたプリプロセッサー
Jvisionのプリプロセッサーは、JSOLが独自に発行しているLS-DYNA日本語マニュアルと完全に連携しています。キーワード編集画面から日本語オンラインマニュアルの該当ページを直接開くことができるほか、パラメーターの選択肢をダイアログに表示して、そこから設定することができます。また、キーワードチェック機能で設定の不足をハイライト表示するなど、うっかりミスを防ぐ機能が備えられています。
d3hspファイルの分析により、エラー箇所の表示や修正を簡単に
Jvisionには、LS-DYNA実行時に出力されるd3hspファイルを読み込む機能があります。エラーが発生している箇所をモデル上に表示し、すばやく問題点を特定できます。更に、エラーが発生している節点や要素などをそのまま操作の選択対象とすることができるため、モデル修正を効率的に行うことができます。
結果の妥当性を判断する
データや利用技術を共有/再利用する
LS-DYNAを利用する際、同じ材料データを繰り返し使用したり、規格として決まっている情報をチームで共有したりすることがあります。そのような場合には、Jvisionの材料データベースやキーワードテンプレートが便利です。またJvisionには、キーワードの使い方やパラメータの値などの技術情報を、解析データ上にメモしておくためのJVメモ機能があり、ナレッジを含んだデータの共有や引継ぎに力を発揮します。
データを再利用する
材料データベース機能では、よく使う材料や、社内共通の規格として定められている材料の情報を登録しておくことができます。利用の際はデータベースから取り込むだけで、間違いなく材料を設定できます。また、一般的な物性データ(鉄、アルミ、ゴム材など)のサンプルも搭載しています。 また、キーワードテンプレート機能では、任意のキーワードの情報をそのまま保存できます。複数のキーワードを組み合わせてまとめて保存しておくことも可能です。 材料データベースやテンプレートをユーザー間で共有すれば、設定作業が効率的になるだけでなく、データ作成の標準化を実現します。
ナレッジを共有する
Jvisionには、よく使う設定や、ユーザー独自の注意事項を書き込むことができるJVメモ機能があります。書き込んだメモは解析モデルデータ内に保存されるため、後でそのモデルをJvisionに読み込んだ場合にも参照することができます。解析のナレッジの保存、共有に最適です。
データファイルを管理する
繰返し解析を行って検討していると、同じような入力データや結果ファイルが増え、慎重な管理が必要になってきます。Jvisionは、このようなデータ群を簡単に整理する機能を備えており、効率よくプロジェクトを管理することができます。また、解析業務を行うにあたり、過去の解析データを参考にすることがよくありますが、このような場合にもJvisionのプロジェクト・データ管理機能により、すばやく必要なデータを探し出すことができます。
プロジェクト・データ管理機能
Jvisionにプロジェクトを登録しておくことで、解析に関する情報を簡単に整理することができます。プロジェクト管理の画面には、作業フォルダの情報やイメージ画像が表示され、解析データの詳細を一目で把握できます。
定型作業を自動化する
Jvisionのコマンドフロー機能を使えば、登録された過去の操作履歴や定型操作を呼び出して一連の操作(コマンドストーリー)を自動実行することができます。定型処理をマクロ的に呼び出したり、操作手順をブラックボックス化したりすることで、繰り返し作業の手間軽減や他の解析者への作業依頼など、柔軟で再利用性の高い運用を行えます。
コマンドフローの作成と実行
Jvisionは、起動時から直前までの操作を自動的に記憶しています。定型作業フローは、その作業履歴から、対象となる操作を選んで登録するだけで作成できます。登録したコマンドフローは、フロー全体を実行する他に、一部分を選んで実行することも可能です。
コマンドフローの利点
Jvisionのコマンドフロー機能は、ユーザーが操作した手順をそのまま登録します。複雑なスクリプトの記述は不要で、再実行時の一時停止やパラメータの変更も容易です。他のフローの挿入や、コマンドの削除・移動も簡単に行うことができます。
JSOLの強力サポート
JSOLでは、安心して解析ソフトウェアをご利用いただくための、さまざまなサポートを提供しています。
本ソフトウェアに関する詳細は、弊社営業担当までお問い合わせください。
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