LINOVISTMの機能

チャンバーの入替えのみで通常材料試験、高温/低温試験、バッテリー試験まで対応
LINOVISTMは、操作パネル、試験チャンバー、ハイスピードカメラ・サーボドライバ・電源系を格納する各ユニット、土台ユニットの計6つのユニットから構成されています。
専用の試験チャンバーを入れ替えることで、通常の材料試験のほかにも、高温/低温試験やバッテリー試験も実施できます。
オプションで、ハイスピードカメラによるDIC計測や、ローカル変位から、より高精度な試験データの取得も可能です。
このように様々な試験に対応できる LINOVISTM は、樹脂材料、金属材料などの構造解析で必要となる材料特性を1台で計測できる汎用的な試験機として、ものづくりの現場での導入検討が進んでいます。
主な機能
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- チャンバーのモジュール性
- 試験を行うチャンバーは取り換え可能なモジュール性を有しています。恒温槽チャンバー、バッテリーチャンバーと入れ替えることで、高温/低温試験やバッテリー試験を実施できます。
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- 試験チャンバー
- 3点曲げ試験、引張試験、圧縮試験、パンクチャ試験、コンポーネント試験を実施できます。また試験内容は、動的試験装置である IMPETUS® と互換性があります。
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- バッテリーチャンバー
- バッテリー試験専用のチャンバーを利用することで、短絡をモニターしながら材料試験を実施できます。この試験により、構造解析における電池のマクロモデルの特性を取得できます。
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- UIとDAQシステム
- タッチパネル式のUIで試験条件を選択するなど直感的に試験設定の操作ができます。また、データ計測の分解機能は 2μs / 500kHz であり、高速度の試験でも精度良くデータを取得できます。
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- 試験モード
- 準静的試験・動的試験・疲労試験の3種類のモードあり、構造解析で必要となる材料特性を LINOVISTM 1台で測定できます。
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- VALIMAT®との連携
- 材料パラメーター同定ソフトウェア VALIMAT® と連携することで試験データから材料カードの生成までをシームレスに実行できます。
動作環境
サイズ (長さ×幅×高さ) |
3200×700×2050 mm |
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電源 | 400V 三相電流 |
設置方法 | 床にボルト固定 |
- ※記載されている製品およびサービスの名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。