JSTAMPの機能
プレス加工部品製作のさまざまな課題に対応
JSTAMPは、数値シミュレーションでプレス成形過程をリアルに再現するだけでなく、仮想検討の結果をCADデータなどに出力し、そのまま対策として用いることができるという、他に類を見ない特長があります。
また、設計者の手によるトライ・アンド・エラーを繰り返すことなく、適切な答えを提供するため、金型開発リードタイムの短縮、コストの削減に大きく貢献することができます。
ファーストトライから設計の最終段階までを統合的にサポートし、複雑な工程や難成形材料、最新の工法にも対応しているため、プレス加工部品の製作に関する多くの課題に適用可能です。
主な機能
初期フェーズでの解析活用によるQCD(品質・コスト・納期)向上
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- ブランク展開ライン予測
- 製品形状をもとに、数十秒の計算でブランク展開ラインを取得できます。製品形状だけで素早く計算できるため、プレス製品の材料歩留まり検討に有効です。また詳細解析後に、製品との誤差の自動補正機能を使用して、さらに精度を上げることも可能です。
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- トリム展開ライン予測
- 製品形状の外形を金型面に自動展開する機能です。製品形状、型形状をもとに、トリム展開ラインを数分間で予測します。また詳細解析後に、製品との誤差の自動補正機能を使用して、さらに精度を上げることも可能です。
プレス成形のリアルな再現と評価
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- 高精度われ・しわ評価
- 先進の有限要素法の技術の採用により、われ・しわをリアルに再現します。高精度化のためにメッシュ数が多くなった場合でも、並列化により短時間で解析可能です。
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- 高精度スプリングバック解析
- "吉田・上森材料モデル理論"をベースにした高精度スプリングバック解析モジュールを搭載しています。バウシンガー効果、徐荷ヤング率の塑性ひずみ依存性を考慮しての解析が可能であり、ハイテン材にも対応しています。
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- スプリングバックの形状評価
- 様々な手法による高精度な形状評価が可能です。拘束条件に関係なく、3次元スプリングバック量を均一に測定・評価します。また、多様な位置あわせ機能(ベストフィット、三点拘束、三軸合わせなど)、計測機能(断面角度、円弧半径、形状誤差)などの測定)を備えています。
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- しごき深絞り解析
- 成形シミュレーションにソリッド要素を用いることにより、しごき、つぶし、バーリング、厚板の曲げ、超精密プレス加工など、シェルでは追えない変形の評価が可能です。
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- 豊富な材料データベース
- ハイテンを含むスチール材、SUS、アルミ合金材など100種類以上をカバーする材料データベースが標準で提供され、すぐにシミュレーションを始めることができます。また、お客様の材料データを登録することも可能です。なお、高精度スプリングバック解析のための吉田-上森材料モデルのデータは有償でご提供しています。
仮想検討から対策へ
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- スプリングバック見込み金型CAD出力
- 解析結果から、見込み金型CADの作成が可能です。出力したCADデータをそのままCAMなどへ引き渡せるため、検討の結果をそのまま次の工程に活用できます。
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- 金型R拡大&CAD出力
- CADに戻らず、メッシュ上でパラメトリックにフィレットRを変更できるので、われやショックライン対策の検討案をJSTAMP上で速やかに確認できます。また、検討案を IGES ファイルで出力して、もとのCADデータに反映することができます。
生産技術トレンドへの対応
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- ホットスタンプ
- オーステナイト温度域に加熱した板材を熱間で成形し、成形後に急冷により焼きを入れて高強度パネルを得る方法で、スプリングバックが少ないのが特徴です。JSTAMPでは、熱/構造連成解析を行うことで、材料の温度依存性や金型への熱伝達を考慮することが可能です。
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- サーボプレス解析
- サーボプレス機の自由なモーション設定を想定した機能を備えています。また、サーボプレス機による従来とは異なるスライドモーションで加工した場合に見られる現象(例えば再潤滑効果による成形性向上)をCAE で再現するための開発等も進めています。
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- チューブハイドロフォーム
- まっすぐなチューブを曲げ、型締めした後、チューブ内部に液圧を負荷すると同時に両端を軸方向へ押し込むことで加工する解析です。JSTAMPでは、自社開発のソルバーを用いることで、ベンディング工程は金型データ不要の簡単な設定で、高速な計算が可能です。
作業効率を高める優れた操作性
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- 多工程解析
- 多くの工程からなる成形プロセスの解析でも、わかりやすいユーザーインターフェースでナビゲートします。
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- 使いやすい解析実行機能
- 解析を実施するマシンが、JSTAMP と同じパソコンでも、別のマシン(大規模並列 Linux クラスタなど)でも、JSTAMP 上の簡単な操作で解析を実施することができます。複数工程の計算を、自動で連続して実施することも可能です。
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- さまざまな工具動作の設定
- パッド圧+底付きなど、金型の複雑な工具動作を、簡単かつ正確に設定できます。
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- 再解析支援
- 対策検討時に、素早く・容易に繰り返し解析・比較が可能です。成形性不具合の対策として数値パラメータだけでなく、ブランク位置やサイズ変更など、解析結果を検討しながら編集することができます。また、設計変更条件の比較一覧表示機能など、ユーザーニーズを反映した使いやすさを追及した機能が充実しています。
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- プロジェクトテンプレート
- 典型的な工程レイアウト(ツールの構成・動き)と解析パラメータを雛形として保存・再利用することで、多工程解析の設定の手間とミスを大幅に減らすことができます。
- ※1 SmartPost(Plugin含む)はノルウェー Ceetron社の技術提供を受けてJSOLが配付しています。
機能一覧
- +全て表示する
- -全て非表示にする
- +豊富な解析結果評価機能
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- ・われ・しわの予測
- 板厚、板厚減少率分布
- ひずみ分布
- 成形限界曲線(FLD、FLSC)、履歴表示
- スクライブドサークル表示
- 曲率表示
- ・成形荷重(加工圧、クッション圧)の予測
- ・金型面圧、接触範囲表示
- ・材料なじみの確認
- ・材料流入量、流入方向、軌跡表示
- 材料の張りの確認
- ・ショックライン、線ずれ
- ・ブランクライン展開・トリムライン展開
- ・断面評価
- 各種幾何測定機能
- 変形断面上での板厚分布表示等
- ・リフレクト表示
- ・アニメーションのファイル出力(AVI、WMV)
- ・評価レポート自動作成
- ・SmartPost(ポストビューアー)ファイル出力※(SmartPostは無償配布)
- ・クランプ解析による寸法評価
- ・面ひずみ評価(オイルストーン検査の模擬)
- ・われ・しわの予測
- +高精度スプリングバック予測
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- ・完全積分シェル要素
- ・吉田-上森 移動硬化モデル(標準機能; 材料DBは有償)※
- +高精度われ予測
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- ・ 延性破壊評価 (Cockcroft-Latham, Oyaneなど)
- +高速計算機能、メモリ分散処理
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- ・アダプティブメッシュ、コースニング
- ・並列計算処理(MPP、SMP)、陰解法MPP
- +形状誤差評価機能※
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- ・スプリングバック解析結果と製品CADとの比較・検証
- ・パネル測定データと製品CADとの比較・検証
- ・形状差コンター、断面比較
- ・位置合わせ機能(検具基準、ベストフィットなど)
- +ソリッド要素(板材)による解析
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- ・しごき、つぶし、バーリングの高精度解析
- ・板厚、板厚減少率の評価
- +豊富な解析支援機能
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- ・多工程高精度解析の連続自動実行
- 自重たわみ、フォーム、絞り、トリム、曲げ
- スプリングバック
- ・ユーザー独自の工程テンプレート作成機能
- ・各種金型動作の設定
- シングル/ダブル/トリプルアクション、4ピース
- ドロー、フォーム、カム、リスト、トリム/ピアス
- 成形圧制御
- 回転工具
- ・材料モデル (塑性異方性、異方性降伏関数、バウシンガー効果、ひずみ速度依存性など)
- ・材料データベース(300種類以上)
- ・テーラードブランク
- ・高品質ツールメッシュ生成
- ・ツールメッシュ一括自動修正
- ・ファイントリムメッシュ
- ・1/2モデル、1/4モデル解析
- ・数値ドロービード
- ・多工程高精度解析の連続自動実行
- +不具合対策機能
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- ・再解析支援機能
- ・フィレットR拡大機能
- ・スプリングバック見込み金型作成※
- 見込みCAD面出力(IGES、STEP)
- トライパネルスキャンデータによる見込み
- ・ブランク展開ライン、トリム展開ライン自動補正
- +HYSTAMP(ワンステップ逆解析ソルバー)
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- ・製品設計段階での成形性評価
- ・初期金型設計支援
- ・ブランクライン展開
- ・トリムライン展開(フランジ展開)※
- ・ドロービード・パッド圧考慮
- +ハイドロ、ブロー成形
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- ・チューブハイドロフォーム※
- ・シートハイドロフォーム(対向液圧成形)
- ・金型たわみ解析支援機能※
- +ホットフォーミング(熱/構造連成解析)
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- ・焼入れ評価、硬度評価、CCT線図
- ・金型冷却解析(マルチショット対応)
- +CADインターフェイス
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- ・対応フォーマット
- ・CADデータ自動ヒーリング機能(spGateAuto)
- IGES、JAMA-IS
- CATIA V4/V5※
- ・※ の付いた機能は有償オプションです。
- ・価格改定などにより予告なく変更となる場合がございます。詳細は弊社営業担当にお問い合わせください。
動作環境
OS |
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CPU | Intel Core i7, Xeon |
メモリ | 16 GB 以上(解析内容による) |
ハードディスク |
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ディスプレイ解像度 | 1280x1024 以上 |
グラフィックカード |
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ネットワークカード | 必須 (ライセンスシステムに必要) |
- ※ 自動レポート作成機能のご利用には Microsoft PowerPoint が必要です。対応している PowerPoint のバージョンは、2013(32-bit, 64-bit版), 2016(32-bit, 64-bit版), 2019(32-bit, 64-bit版)です。
- ※記載されている製品およびサービスの名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。