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FEMZIP-Lの特長

FEMZIP-Lの特長

d3plot(LS-DYNAプロットファイル)高圧縮ツール

解析モデルの詳細化に伴い、肥大化していく結果ファイル。最適化やロバスト設計の広がりで、計算結果のストレージはさらに大きな容量が求められ、コスト増の原因になっています。

FEMZIP-L は、LS-DYNAのバイナリ出力d3plotファイルを、有効桁の制御と画像圧縮技術を用いた独自の手法で圧縮するツールです。

Zipなどの汎用ツールでの圧縮率は数%程度にとどまりますが、FEMZIP-L は、プロットファイルのデータが各ステップにおいて、少しずつ変化するという特徴を利用するため、80%〜90%の大幅な圧縮が可能です。

メリット

ファイルサイズを1/5〜1/10に圧縮することで、以下のメリットがあげられます。
1.ディスクの有効利用
2.バックアップの高速化
3.拠点間のデータ転送、計算サーバーからポスト処理マシンへの転送の高速化
4.ディスクスペースに10倍近い出力を許容できることにより、より詳細な現象の把握も可能

結果ファイル圧縮率の一例 結果ファイル圧縮率の一例

  • ※ Clemens-August Thole, Compression of LS-DYNA3D Simulation Results using FEMzip-L, LS-DYNA Anwederforum, 2004
 

圧縮ファイルの利用について

解凍ツールFEMUNZIPは、ライセンスフリーです。拠点間でのデータ転送のためにファイルサイズを圧縮するような場合、受取先は無償でFEMUNZIPを利用してデータを解凍することができます。

また、いくつかのポストプロセッサーは、FEMZIPで圧縮したデータのダイレクトな読み込みに対応しています。圧縮されたデータを解凍するため、描画処理、読み込み処理では圧縮しない場合よりも多少の時間増加がありますが、データ容量が小さい分、ディスク読み込みの時間が大幅に短縮されるため、トータルの読込み時間が短くなります。下のグラフは、対応しているポストプロセッサーでの圧縮ファイル読み込み例です。

読み込み時間(変位情報) 読み込み時間(変位情報)

読み込み時間(節点情報) 読み込み時間(節点情報)

  • ※ 以下のポストプロセッサーは、FENZIP-Lで圧縮したデータのダイレクトな読み込みに対応しています。

開発元

FEMZIP および FEMUNZIP の開発元は、Fraunhofer Institute for Algorithm and Scientific Computing(ドイツ)です。

Fraunhofer Institute for Algorithm and Scientific Computing について

  • ※FEMZIP-L および FEMUNZIP-L の開発元は、Fraunhofer Institute for Algorithm and Scientific Computing(ドイツ)です。
  • ※LS-DYNA は米国 Livermore Software Technology, LLC の登録商標です。
  • ※このサイトに掲載されている一部の車体モデルは NCAC/GWU の提供です。
  • ※記載されている製品およびサービスの名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。
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