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複合材料コース
積層材料は軽量であるとともに強度が高いという特徴をもっています。しかし複雑な形状を効率的に成形することが困難であり、従来はスポーツの分野などに利用が限定されていました。しかし近年では高品質で低コストな複合材料製品の大量生産技術が確立してきたことにより、航空機、車体構造、電気製品・モバイル機器筐体などにも利用されるようになってきています。
本セミナーは複合材料およびサンドイッチ構造材料を取り扱うエンジニアの皆様を対象としており、こうした製品の強度および変形挙動の一般的な工学的考察をベースとして、LS-DYNAを用いたシミュレーションによる最新のアプローチの方法について、豊富な例題を用いて解説します。さらに多様な荷重負荷条件の下での破壊を含む材料の実用的なモデル化手法について具体的に紹介します。
講師略歴
- Ala Tabiei教授
- (Dept. of Aerospace and Engineering Mechanics, University ofCincinnati, LSTCコンサルタント)
シンシナティ大学で航空工学及び機械工学のPh.Dを取得後、主に自動車、航空機業界および国立の研究機関などでコンサルタントとして多数のプロジェクトに参加。また研究者として陰解法/陽解法を用いた非線形多領域(multi physics)有限要素解析、衝突安全解析、衝撃解析、微小複合材変形/強度解析、材料モデルなどに関する多くの研究・開発を行なっている。現在はLSTC社にてLS-DYNA初級コース、アドバンスト衝撃コース、材料モデリング、陰解法他のトレーニングを担当しているほか、多くのユーザーサイトや研究機関などにおいてフリーコンサルタントとして活躍している。
開催概要
セミナー名称 | 複合材料コース |
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開催日 | 2007年11月1日(木)〜2日(金) |
開催場所 | 株式会社JSOL 東京本社 セミナールーム [ MAP ] 東京都中央区晴海2-5-24 晴海センタービル 7階 |
内容
- 1日目
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- 1. 概要
- 2. 複合材料の力学
- 2.1 積層材
- 2.2 面内荷重をともなう対称積層材
- 2.3 曲げ荷重およびねじり荷重をともなう対称積層材
- 2.4 面内荷重および曲げ荷重をともなう対称積層材
- 2.5 非対称積層材
- 2.6 強度と破壊
- 2日目
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- 3. シェル理論
- 4. 積層シェル理論とせん断強度
- 5. LSDYNAの複合材料
- 6. 複合材料における層間剥離のモデル化
- 7. サンドイッチ複合材
- 7.1 板厚方向積分点
- 7.2 サンドイッチ材料モデル
- 8. 複合材料マイクロ工学モデル(ユーザ定義材料の実践)
- 8.1 複合繊維
- 8.2 ひずみ速度効果
- 8.3 繊維再配向
- 8.4 柔軟に織られた繊維
- 9. ワークショップ
本件に関するお問い合わせ
株式会社JSOL エンジニアリング事業部
セミナー事務局
- E-mail:event@sci.jsol.co.jp