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ロバスト解析の基礎コース

シミュレーション/実験を実施すると、ひとつの試行に対してはひとつの結果が得られます。しかし設計後、量産された製品は材料や結合、形状、組み付けなど、設計値から多少の誤差が入ることが予想され、その結果、同じ設計をした製品でも性能にはばらつきが現れます。

近年、こういったばらつきをも含め、高性能であるだけでなく、よりばらつきの少ない(「ロバストな」)設計をすることが求められてきていますが、統計的な処理をするにあたり多くの試行を行うことができ、さらに数値的な分析がしやすいCAEは相性がよく、実績が増えてきています。

本セミナーでは、特に強度、衝撃吸収、およびプレス成形などの構造解析を題材に、LS-DYNA+LS-OPTを用いてロバスト設計のための解析技術を学びます。ロバスト設計の理論的な背景から考え方の講義の後、実際にLS-DYNA、LS-OPTを使い、簡単な例題をもちいて演習を実施いただきます。各ツールの習得を目的としたコースではありませんが、演習を実施していただくために必要な知識はセミナー中にオペレーショントレーニングを行いますのでそこで習得いただけます。

講師略歴

Dr. Heiner Mullerschon氏、DYNAmore GmbH
1995年-2000年にシュツットガルト大学でコンピューター科学の博士号を取得後、2001年DYNAmore社に共同設立者として参画しました。2000年以降、LSTCのNielen Stander氏と協力しながらLS-OPTに関わる業務を実施してきました。この8年間はロバスト設計、最適化、実験計画法などの業務においてDaimler, AUDI, BMW, BASF, ALCANなどと協業、産業界のプロジェクトに参画する傍ら、20以上の学会誌や会合に論文を執筆しています。現在はDYNAmore社において、Competence Center of Optimization and Process Integrationグループのリーダーを務めています。

開催概要

セミナー名称 ロバスト解析の基礎コース
開催日 2008年10月9日(木)〜10日(金) <2日間コース>
開催場所 株式会社JSOL 東京本社 セミナールーム [ MAP ]
東京都中央区晴海2-5-24 晴海センタービル 7階

内容

  • 1. ロバスト設計理論的背景
    • 1.1 イントロダクション
    • 1.2 統計的手法の基礎
    • 1.3 構造システムの記述
    • 1.4 ロバスト性評価の方法論
    • 1.5 信頼性評価
    • 1.6 ばらつきの可視化/座屈解析
  • 2. 演習実施
    • チューブ座屈による信頼性評価、プレス成形シミュレーションによるロバスト設計など

本件に関するお問い合わせ

株式会社JSOL エンジニアリング事業部
セミナー事務局

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