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2012年4月11日
株式会社JSOL エンジニアリング本部
EMC Studio Ver.7.0 リリースのお知らせ
このたびEMC Studioの最新バージョン、EMC Studio Ver.7.0をリリース致しました。
さらなる進化をとげたEMC Studioを、ぜひご活用ください。
EMC Studio Ver.7.0 主な新機能紹介
【 】内は、対応する解析タイプを示します。
- 画面とアイコンの刷新【全て】
- ガラスアンテナのモデル作成支援機能【EM, Hybrid】
- Geometryモードの干渉チェック・自動修正機能【全て】
- Multi Task機能(旧Matrix Partition機能)の強化【EM】
- Groundプレーンの高さの任意指定【EM】
- Impressed Current 条件の強化【EM, Hybrid, LF Magnetic Field】
- Near Field Source条件の強化【EM, Hybrid】
- 回路編集エディタの機能強化【Hybrid、System Diagram】
- ワイヤーハーネスのばらつき解析の強化【Hybrid】
- 解析タイプLF Magnetic Field の強化【LF Magnetic Field】
- 平面波条件の位相中心の設定【EM, Hybrid】
- 反復法ソルバーへの対応【EM】
画面とアイコンの刷新【全て】
モデル作成・結果表示を行う画面を刷新しました。
アイコンの意味や機能構成がより明確でわかりやすくなり、よりスムーズな解析業務が可能となります。
ガラスアンテナのモデル作成支援機能【EM, Hybrid】
ガラスアンテナの解析モデルをCADデータから作成する際の、モデル作成支援機能が追加されました。
ガラスアンテナのモデル作成時間を大幅に(数分の1から10分の1程度に)削減します。
Geometryモードの干渉チェック・自動修正機能【全て】
メッシュを切る前の形状編集(Geometryモード)の時点で、線どうしの干渉やズレを検出し、ワンタッチで修正することが可能になりました。
Multi Task機能(旧Matrix Partition機能)の強化【EM】
モデル形状を部分的に変更した反復計算を高速に行うMatrix Partition機能が、Multi Task機能としてパワーアップしました。
波源設定を変えた解析(Multi Excitation)と組み合わせて、より柔軟に反復計算を行うことができます。
Groundプレーンの高さの任意指定【EM】
Ground境界条件の設定面のz座標を任意に設定できるようになりました。
製品形状の座標系にあわせてGround面の位置を定義することができます。
Impressed Current 条件の強化【EM, Hybrid, LF Magnetic Field】
強制電流条件(Impressed Current)が強化され、複数区間から成る強制電流の設定や電流分布の編集などを行えるようになりました。
Near Field Source条件の強化【EM, Hybrid】
実測やシミュレーションで求めた閉領域の電磁界分布を、波源として設定するNear Field Source 条件が強化されました。
1つのモデルへの複数のNear Field Sourceの設定、Multi Excitation 計算のNear Field Sourceへの対応、読み込んだ電磁界分布の回転などの処理が可能になりました。
回路編集エディタの機能強化【Hybrid、System Diagram】
Deviceの回路モデルを編集する画面の機能が追加されました。
・離れたノードの電位を同一と見なすJunction Point機能
・Global GroundとLocal Groundの定義の明確化
ワイヤーハーネスのばらつき解析の強化【Hybrid】
ワイヤーハーネス中のケーブルのばらつきを考慮するStochasticity機能が強化されました。
計算の自動反復が可能になり、得られた計算結果に対して統計分析を加えた結果を出力することが可能になりました。
解析タイプLF Magnetic Field の強化【LF Magnetic Field】
低周波向けのモーメント法磁界解析ソルバー LF Magnetic Field で、フェライトコアなどの磁性体コアのモデリングが可能になりました。
また、一種の反復計算によって計算時間を短縮する Surface Partitioning 機能が追加されました。
平面波条件の位相中心の設定【EM, Hybrid】
平面波条件を設定する場合に、位相がゼロとなる基準点を任意の座標に設定することが可能になりました。
反復法ソルバーへの対応【EM】
解析タイプEMのモーメント法行列ソルバーとして、従来の直接法以外に反復法を使用することが可能になりました。
反復法により、大規模問題の計算を高速化できる可能性があります。
本件に関するお問い合わせ
EMC Studioに関するお問い合わせは下記アドレスまでお願い致します。
E-mail:cae-info@sci.jsol.co.jp