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LS-DYNA & JSTAMP フォーラム 2012

プログラム

2012年7月19日(木)

 9:30- 受付開始
10:00- 開会挨拶 株式会社JSOL
10:10- 【基調講演】
LS-DYNAによる亀裂進展の計算方法の開発
トヨタ自動車株式会社
車両CAE部 シニアスタッフエンジニア 安木 剛氏
10:10- 【基調講演】
CAEの品質を高めるための方法論〜V&V〜
東京大学 大学院工学系研究科システム創成学専攻
教授 越塚 誠一氏
11:50- アナウンス:JSOLのプロダクトご案内
12:00- 昼食
13:30- 新技術セッション(1) 生産技術セッション
シャシフレーム等の厚板部品の衝突解析用モデリング検討
日野自動車株式会社
CAD・CAE技術部
石灰 伸好氏
プレス成形シミュレーション面ひずみ予測技術の開発
トヨタ自動車株式会社
プレス生技部 グループ長
蔦森 秀夫氏
13:55- LS-DYNA ver.980 によるピッチ運動する Ahmed body周りの流れの解析
トヨタ自動車株式会社
車両CAE部 熱・流体開発室 主任
澤本 広幸氏
超ハイテン冷間成形における予測対策技術
八千代工業株式会社
生産技術部 技術主任
樋高 徹氏、阿部 恒二氏
14:20- 材料・構造最適化のための衝突解析技術 -超高強度鋼の破断予測技術-
新日本製鐵株式会社
鉄鋼研究所 主幹研究員
上西 朗弘氏
JSTAMP の最新開発機能・事例トピックス
株式会社JSOL
14:45- 休憩
14:55- 衝突セッション 新技術セッション(2)
延性破壊条件式と異方性のひずみ依存モデルを用いた高強度鋼板の破断予測
株式会社本田技術研究所
四輪R&Dセンター 第12技術開発室第4ブロック
主任研究員
高田 賢治氏
LS-DYNAによるゴルフクラブの反発性能と耐久強度の事前設計
ミズノ株式会社
研究開発本部 主任研究員
寺西 幸弘氏
15:20- 自動車用鋼板の高速引張り試験方法
JFEスチール株式会社
スチール研究所 薄板加工技術研究部
主任研究員
佐藤 健太郎氏
SimplewareとLS-DYNAを用いたシミュレーションの形成外科への応用
慶應義塾大学
医学部形成外科 専任講師
永竿 智久氏
15:45- 衝突解析における破断リスク評価用スポット溶接モデルの開発
マツダ株式会社
車両開発本部 NVH性能・CAE技術開発部
CAE技術開発Gr.
東山 実樹氏
FSIを考慮した楔形物体の2次元水面衝撃解析について
独立行政法人海上技術安全研究所
構造系 構造解析・加工研究G 兼
海難事故解析センター 主任研究員
山田 安平氏
16:10- 休憩
16:25- CAEのさらなる活用に向けて 〜JSOLのご提供するソリューション〜
株式会社JSOL 宮地 岳彦
17:10- 【基調講演】
Recent developments in LS-DYNA
Livermore Software Technology Corporation, John O. Hallquist氏
18:00- 閉会挨拶 株式会社JSOL
18:25- 懇親会

7月18日(水)10:10- 基調講演

「LS-DYNAによる亀裂進展の計算方法の開発」
トヨタ自動車株式会社 車両CAE部 シニアスタッフエンジニア 安木 剛氏

亀裂進展の計算では、進展する方向が計算格子に依存する場合があるため、あらかじめその進展方向を仮定し、計算格子を作成した。独自に考案した計算方法により、その計算格子依存性を低減したので報告する。

7月18日(水)11:00- 基調講演

「CAE の品質を高めるための方法論〜V&V〜」
東京大学 大学院工学系研究科システム創成学専攻 教授 越塚 誠一氏

V&V(Verification & Validation)は、CAE(Computer-Aided Engineering)の品質を高める方法論であり、世界的に急速に広がっている。ここではV&V の基本的な考え方、海外での情勢、我が国の情勢、適用例などについて解説する。

7月18日(水)13:30- 新技術セッション(1)

「シャシフレーム等の厚板部品の衝突解析用モデリング検討」
日野自動車株式会社 CAD・CAE技術部 石灰 伸好氏

車両の衝突性能開発において、開発期間短縮及び開発工数削減の為には実車衝突試験現象を忠実に衝突解析で再現する必要があり、解析精度向上は必須である。そこで、正突解析用のモデリング及び解析手法の検討をして解析精度向上を図ることで、1回の試験で開発目標を満足する構造を提案できた。

7月18日(水)13:30- 生産技術セッション

「プレス成形シミュレーション面ひずみ予測技術の開発」
トヨタ自動車株式会社 プレス生技部 グループ長 蔦森 秀夫氏

自動車の外板意匠はゆるい意匠から凹凸が複雑な意匠まで多様化し、面品質の造りこみが難しい。特に外板意匠に生じる面ひずみは商品性の低下にもつながり、品質上重要であるが、数十ミクロンオーダーの不具合のため、測定や評価も難しい。本研究では面ひずみの評価方法を開発した。これは検査員の評価方法と同一の方法であり、従来の官能評価との整合性が高い。次に、面ひずみを精度よく予測するためのFEM解析条件を検討し、自動車部品で予測精度の検証する。さらに開発したシェル要素を用いて強当りの検証を行ない、その有効性を示す。

7月18日(水)13:55- 新技術セッション(1)

「LS-DYNA ver.980 によるピッチ運動する Ahmed body周りの流れの解析」
トヨタ自動車株式会社 車両CAE部 熱・流体開発室 主任 澤本 広幸氏

LS-DYNA ver.980のCFD機能により、移動境界の計算にて地面近傍でピッチング方向に正弦波で強制加振されたAhmed body周りの空力解析を実施した。Ahmed bodyの運動と空気力(揚力係数)の関係を実験値と比較した結果、良好な一致を示した。本計算結果を用いた解析により、空気力(揚力係数)はAhmed body下面の圧力分布と強い因果関係があることを明らかにした。

7月18日(水)13:55- 生産技術セッション

「超ハイテン冷間成形における予測対策技術」
八千代工業株式会社 生産技術部 技術主任 樋高 徹氏、 阿部 恒二氏

超ハイテン冷間成形においてのJSTAMP を活用した事例紹介
1180MPa 級〜ハイテンにおける
 成形限界とスプリングバック予測精度
 スプリングバックの抑制技術
 金型たわみのスプリングバック影響
 遅れ破壊に及ぼす残留応力の予測
1180MPa 超えの冷間成形の可能性

7月18日(水)14:20- 新技術セッション(1)

「材料・構造最適化のための衝突解析技術 -超高強度鋼の破断予測技術-」
新日本製鐵株式会社 鉄鋼研究所 主幹研究員 上西 朗弘氏

材料と構造の最適化を行うためには数値解析は欠かせない技術となっている。衝突変形において破断の発生はその後の変形挙動を大きく変化させてしまう可能性があり、その予測は重要である。ここではホットスタンプ材を含む超強度鋼について、破断特にスポット破断の予測手法と実験的検証の結果について述べる。

7月18日(水)14:20- 生産技術セッション

「JSTAMP の最新開発機能・事例トピックス」
株式会社JSOL

プレス成形解析システム「JSTAMP」の今後の開発の方向性を、開発中の機能と最新事例を交えて紹介する。

7月18日(水)14:55- 衝突セッション

「延性破壊条件式と異方性のひずみ依存モデルを用いた高強度鋼板の破断予測」
株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター 第12技術開発室第4ブロック 主任研究員 高田 賢治氏

Cockcroft-Latham延性破壊条件を高強度鋼板の破断予測に適用した。Marciniak法による二軸張出し試験を行い、破壊条件式に必要な材料定数を算出した。また、Digital Image Correlationを用いて、Lankford値のひずみ依存性を算出し、Hill異方性降伏条件に組込んだ。JIS5号片引張試験との検証を行い、破断ストロークの精度向上が確認できた。次に、Cockcroft-Latham延性破壊条件をスポット溶接破断に適用した。ナゲット回りの局所的な曲げ、捩じりを再現するため、離散Kirchhoff三角形要素を設定することにより良好な再現性が得られた。

7月18日(水)14:55- 新技術セッション(2)

「LS-DYNA によるゴルフクラブの反発性能と耐久強度の事前設計」
ミズノ株式会社 研究開発本部 主任研究員 寺西 幸弘氏

ゴルファーの最大関心事はドライバーショットの最大飛距離であり、ゴルフクラブの最も大切な性能の一つは反発性能であるといっても過言ではない。ゴルフクラブの反発係数に対する厳しい規制に対して、スイートスポットでの最大反発係数を維持しながら高反発エリアを拡大するためには高精度なシミュレーションによる事前設計が不可欠であり、同時に繰り返し高速衝突に対する耐久強度に関しても高精度な事前設計が出来なければ意味が無い。そこで、ミズノのゴルフ開発では、LS-DYNAを用いた衝突解析による高精度なシミュレーションによって、ゴルフクラブの反発係数と耐久強度に対して事前設計を行っている。

7月18日(水)15:20- 衝突セッション

「自動車用鋼板の高速引張り試験方法」
JFEスチール株式会社 スチール研究所 薄板加工技術研究部 主任研究員 佐藤 健太郎氏

自動車衝突時の部材の変形のひずみ速度は部位によって異なり、10-3/s〜103/sに分布すると推定されている。そのため、車体の衝突特性の予測には、精度の高い応力ひずみ(SS)データが必要となる。本講演では、各種高速引張試験装置により高強度鋼板のSS曲線を測定、比較結果を紹介し、各装置の特徴およびデータの使用上の注意点について述べる。さらに、測定されたS-S曲線データを基に、FEM解析精度向上のための材料の高速変形挙動についての各種知見を紹介する。

7月18日(水)15:20- 新技術セッション(2)

「SimplewareとLS-DYNAを用いたシミュレーションの形成外科への応用」
慶應義塾大学 医学部形成外科 専任講師 永竿 智久氏

形成外科とは外傷や腫瘍のため生じた体の変形を直す医学分野である。形成外科においては人体の「かたち」を整えることを目的としてさまざまな手術が施される。たとえば、交通事故により骨折した顔面の骨を組み替えて再固定する治療、先天的に変形している胸や頭の骨のかたちを修正する治療、乳癌のために切除された乳房を作り直す治療などが行われる。生体の形状をうまく整えるためには、その組織の物性を理解した上で的確な手術計画を立てる必要がある。この目的で我々はSimplewareとLS-DYNAを使用している。我々の取り組みについてご紹介する。

7月18日(水)15:45- 衝突セッション

「衝突解析における破断リスク評価用スポット溶接モデルの開発」
マツダ株式会社 車両開発本部 NVH性能・CAE技術開発部 CAE技術開発Gr. 東山 実樹氏

自動車の衝突性能評価を行う際、従来はスポット溶接を1次要素にて表現する場合がほとんどであった。しかし、従来のモデルでは、その周辺の要素に局所的な大変形が見られるなどの課題がある。これら課題を解決するため、ソリッド要素を適用したスポット溶接モデルを開発し、妥当性を検証した。

7月18日(水)15:45- 新技術セッション(2)

「FSIを考慮した楔形物体の2次元水面衝撃解析について」
独立行政法人海上技術安全研究所 構造系 構造解析・加工研究G 兼 海難事故解析センター 主任研究員 山田 安平氏

水面衝撃荷重(スラミング)は船舶にとって重要な設計荷重の1つであり、船舶の高速化・大型化に伴って損傷事例が後を絶たない。本報では、楔形船体の実船スケール2次元水面衝撃解析を実施し、古典理論であるWagner理論と比較することにより、LS-DYNAの流体機能の適用性等について検討を行った。船底板厚を弾塑性材料でモデル化し、その剛性を変化させることにより、剛性が圧力分布や変形量に与える影響についても考察を行った。その結果、LS-DYNAで解析した圧力分布はWagner理論と非常に良い相関を示しており、圧力を積分した衝撃荷重は、Wagner理論と良好に一致することを確認した。今後は、本概要 手法を、3次元に拡張することが期待される。

7月18日(水)16:25-

「CAEのさらなる活用に向けて 〜JSOLのご提供するソリューション〜」
株式会社JSOL 宮地 岳彦

高機能ソルバーLS-DYNAを軸にJSOLでは様々なソリューションをご提供してきました。CAEが専門家の高度なツールから、その価値を保ったまま幅広く使われるようになった今日、それを以下に活用するかはソルバーの機能とともにそれを取り巻くプロダクト、サービスにかかっています。より付加価値の高いCAEの活用を目指して、JSOLがご提供するソリューションをご紹介いたします。

9:30- 受付開始
10:00- テクニカルセッション(A) テクニカルセッション(B)
LS-DYNA980 流体・電磁気用マルチソルバーのご紹介
株式会社JSOL 林 公博
LS-DYNAによる樹脂解析
株式会社JSOL 林 信哉
10:45- 休憩
11:00- 溶接変形熱応力を予測するソフトウェアJWELDの開発と利用方法
株式会社JSOL 麻 寧緒
樹脂複合材料の解析シミュレーション
株式会社JSOL 平島 禎
11:45- 昼食
13:00- Recent Advances in LS-OPT:Curve Mapping, Pareto Domain Reduction and Process Optimization
Livermore Software Technology Corporation,
Nielen Stander氏
現物からのモデリングを提案するSimplewareのご紹介
株式会社JSOL 宮崎 美季
JVISIONによるCAE業務の効率化
株式会社JSOL 広居 真也
13:45- 休憩
14:00- 熱の影響を考慮した連成計算のご紹介
株式会社JSOL 功刀 厚志
解析の妥当性検証
株式会社JSOL 小田 穂高
14:45- 休憩
15:00- LS-DYNAにおける解析手法の新領域
株式会社JSOL 伊田 徹士
陰解法の有効な利用方法について
株式会社JSOL 柳沢 正和
15:45- 休憩
16:00- LS-DYNAの材料モデル
株式会社JSOL 西 正人
LS-DYNA 計算エラー対処法
株式会社JSOL 山口 兆一

7月19日(木)10:00- テクニカルセッション(A)

LS-DYNA980 流体・電磁気用マルチソルバーのご紹介
株式会社JSOL 林 公博

LS-DYNAの次期メジャーバージョンアップは980となります。このセッションではLS-DYNA980から使用可能な新しいソルバーを3つご紹介します。1つは非圧縮性の流体を計算するソルバーです。PFEMを利用しており、空間メッシュの自動生成を特徴としています。もう1つの流体ソルバーは圧縮性の流れをCESE法により計算するものです。化学反応なども扱うことができます。さらに980からは電磁気を考慮した解析を行うことができます。電磁気力による物体の移動や変形、温度変化などが計算可能となります。これらの新しいソルバーについて、解析例を交えて概要をご紹介します。

7月19日(木)10:00- テクニカルセッション(B)

LS-DYNAによる樹脂解析
株式会社JSOL 林 信哉

樹脂材料は複雑な形状に加工できる高い設計自由度を持つため自動車のピラーやドアトリム、バンパーフェイシャなどに使用されています。これらは自動車衝突時において乗員や歩行者保護に重要な役割を果たしています。また最近は車体骨格構造の樹脂化による大幅な軽量化も検討されています。このため、樹脂材料の変形や破断を予測するCAE技術は強度設計を行う上で重要な開発テーマとなっています。本講義では非強化樹脂材料に適用可能なLS-DYNA材料モデルやその周辺技術について解析事例を通じて解説します。さらに、樹脂の破断挙動に対するLS-DYNAの予測精度について実験データと比較しながら解説します。

7月19日(木)11:00- テクニカルセッション(A)

溶接変形熱応力を予測するソフトウェアJWELDの開発と利用方法
株式会社JSOL 麻 寧緒

溶接によって発生する応力と変形は、溶接構造の製造コストや製造期間に直接な影響を与えるだけではなく、その構造物の使用中においても脆性破壊、疲労破壊、座屈破壊などを誘発する危険性が高いです。JWELDは、溶接数値シミュレーション分野でリード的な役割を果たしてきた大阪大学接合科学研究所の研究用FEMプログラムをベースに株式会社JSOLによって開発した溶接変形熱応力を予測するソフトウェアです。JWELDソフトウェアは、それぞれ固有ひずみ法を用いて溶接組立変形を超高速で予測する機能、および、熱弾塑性の理想化陽解法を用いて溶接熱応力ひずみの詳細履歴を高速でシミュレーションする機能を有しています。本セッションでは、JWELDソフトウェアの数十本から数百本の溶接線を有する大型溶接構造の組立変形を予測する機能と利用方法を主に紹介します。

7月19日(木)11:00- テクニカルセッション(B)

樹脂複合材料の解析シミュレーション
株式会社JSOL 平島 禎

近年、高機能化、軽量化を具現化する手段として、樹脂を利用した複合材料の利用範囲が急速に拡大しつつあります。しかしながら、樹脂複合材料はその利用歴史が金属材料に比べて浅く、損傷挙動、破壊判定、熱問題など単一材料とは異なる挙動を示すため、信頼性を確保した設計手法が十分に成熟しておらず、解析シミュレーションの利用による手法確立に大きな期待が寄せられています。そこで本セッションでは、典型的な樹脂複合材料を対象に、その構造強度評価のための解析シミュレーション手法を幾つかの事例を交えながらご紹介致します。

7月19日(木)13:00- テクニカルセッション(A)

Recent Advances in LS-OPT:Curve Mapping, Pareto Domain Reduction and Process Optimization
Livermore Software Technology Corporation, Nielen Stander氏

LS-OPTは、LS-DYNAを用いた最適化を実施するための簡単で有用なツールを目指して開発されているソフトウェアです。本セッションでは、LS-OPTの最近の新機能から主要な3つの機能についてご紹介します。1つ目は、材料同定のための”Partial Curve Mapping method”、2つ目は多目的最適化に有効な”Pareto Domain Reduction method”、3つ目はVer.5で一新されました最適化手法のためのGUIです。

7月19日(木)13:00- テクニカルセッション(B)

現物からのモデリングを提案するSimplewareのご紹介
株式会社JSOL 宮崎 美季

完成した製品は製造工程や材料に起因して、実際には「CADモデル=現物」といかない場合があります。また、図面を作成できないもの、複合材料やマイクロ部品などのミクロなモデル化のニーズが増えています。従来から製品の非破壊検査のために利用されてきた産業用X 線 CT や、ミクロ組織を観察・測定する目的の電子顕微鏡も近年急速に普及し始めています。本セッションではX線CT装置や電子顕微鏡などから得られるデータを用いてモデルを作成し、解析への応用や開発へのフィードバックに活用できるSimplewareソフトウェアをご紹介します。

7月19日(木)13:00- テクニカルセッション(B)

JVISIONによるCAE業務の効率化
株式会社JSOL 広居 真也

ますます高機能化するLS-DYNAですが、一方で複雑さを増すCAE業務は、専門家からより汎用なツールへとすそ野を広げることを求められます。 JVISIONではスクリプトによる本格的なカスタマイズからシナリオ機能を用いた自動化など、さまざまな効率化機能がありますが、ここでは次期リリースのJVISIONV3.2で実装される、メニューカスタマイズ機能をご紹介します。この機能では、スクリプト記述や詳細設定をすることなく、ちょっとした手間でお客様独自のソリューション画面を構築することができます。

7月19日(木)14:00- テクニカルセッション(A)

熱の影響を考慮した連成計算のご紹介
株式会社JSOL 功刀 厚志

近年、製品開発、生産現場へのCAEの適用が急速に進んできています。様々な外力にさらされる製品の実使用状態での性能予測や、高度に発達した生産技術の影響を検討するために、構造解析はマルティフィジックスへの対応が求められてきています。そこで、本セッションでは、LS-DYNAによるマルティフジックス解析への足掛かりとして、熱問題の基本的なモデル化方法のポイントを解説し、構造解析との連成手法を事例を交えてご紹介いたします。

7月19日(木)14:00- テクニカルセッション(B)

解析の妥当性検証
株式会社JSOL 小田 穂高

CAEは今は製品開発において大変よく用いられております。しかし、CAEは、適切な条件設定を行わなければ、時として、物理を再現しない結果が得られてしまうことがございます。たとえば、LS-DYNAで計算中に計算異常が起きてしまい、エネルギーが保存されていない結果を出してしまうことがございます。そのためにエンジニアは、解析結果を鵜呑みにするのではなく、妥当性を確認することが必要となります。本セッションでは、LS-DYNAの解析結果の妥当性確認としてチェックすべきことの代表的なものをご紹介いたします。

7月19日(木)15:00- テクニカルセッション(A)

LS-DYNAにおける解析手法の新領域
株式会社JSOL 伊田 徹士

LS-DYNAは製品設計の基本となる構造解析から流体・構造連成問題などの複雑な解析にいたるまで、さまざまな現象を対象に解析が行われ製品の設計に生かされています。しかし、そのほとんどは有限要素法による解析が主流であるため、場合によっては有限要素法では追従できない物理現象が発生し、計算が破綻してしまいます。本セッションでは、LS-DYNAに最近実装されたElement Free Glerkin法や試験的に実装されているIsogeometric解析機能など、有限要素法以外の手法に着目し、いくつかの解析事例をおりまぜながらその可能性について検討した内容をお伝えいたします。

7月19日(木)15:00- テクニカルセッション(B)

陰解法の有効な利用方法について
株式会社JSOL 柳沢 正和

LS-DYNAに陰解法機能が包含されて久しいですが、陰解法特有の前提条件や使用方法があるため、陽解法と同様な取り扱いが困難な印象が持たれ、LS-DYNAによる陰解法の利用が浸透していない現状があるようです。そこで、改めて LS-DYNA陰解法機能に関する効率的な利用方法について、各種収束計算関連パラメータの取り扱いや、陰解法に適した接触定義、さらには 100万要素を超えるような大規模陰解法実施における留意点等について、R6.0までの新機能を含めてご紹介いたします。

7月19日(木)16:00- テクニカルセッション(A)

LS-DYNAの材料モデル
株式会社JSOL 西 正人

LS-DYNAには様々な産業分野、目的に応じた解析を行うために250種類以上の材料モデルが存在します。材料モデルの適切な選択は、信頼性の高い解析を行う上で大変重要な要素です。本セッションでは、金属、複合材、フォーム材、ゴム、土質/コンクリートなどを対象とし、一般的にもっともよく使用される材料モデルの実用的な使い方を解説します。

7月19日(木)16:00- テクニカルセッション(B)

LS-DYNA 計算エラー対処法
株式会社JSOL 山口 兆一

LS-DYNAは製品開発における問題解決のために用いられておりますが、LS-DYNAモデルでエラーが発生すると、課題の検討が行えず、製品開発期間の遅延を招く恐れがあるため、できるだけ迅速に対処したいところです。本セッションでは、非線形解析ソフトであるLS-DYNAの多岐にわたるエラー原因において、代表的なものに関する対処法をご紹介いたします。

本件に関するお問い合わせ

株式会社JSOL エンジニアリングビジネス事業部
セミナー・イベント事務局

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電話でのお問い合わせ:03-6261-7168 平日10:00〜17:00

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以下のアドレス宛にメールでお問い合わせください

cae-info@sci.jsol.co.jp

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