EMC Studioの特長
筐体、ケーブル、回路、アンテナを組み合わせた製品レベルのEMC設計を支援します
EMC Studioは、製品のアセンブリレベルのEMC問題を分析する、3次元電磁界解析ソフトウェアです。エミッション、イミュニティからクロストークまで、多様なEMC現象のシミュレーションを実現しており、特にワイヤーハーネスに関して強力な解析機能を備えています。優れた操作性と解析性能は、欧州・日本国内の多くの自動車メーカー様、電機メーカー様にご好評頂いております。
貴社の製品の効率的なEMC設計のために、ぜひEMC Studioをご活用ください。
アセンブリレベルの解析に強い
製品を組み上げた状態のEMC性能を評価するには、基板やIC単体を対策するだけでなく、筐体やケーブルなどを含めたマクロなEMC性能の評価が重要となります。
EMC Studioは後者のアセンブリレベルのEMC解析をターゲットとした、先進の電磁界シミュレータです。金属筐体、ハーネス、アンテナ、基板などの部品回路を1つの数値モデルに組み上げて、製品のアセンブリ状態でのEMC性能を解析することができます。
複雑なケーブル・ハーネスに対応
電磁ノイズの根本的な発生源は、ICやモータ等ですが、ノイズを周囲へまき散らす元凶はケーブル類であるため、アセンブリレベルのEMC解析ではケーブルのモデル化が欠かせません。
EMC Studioはツイストペア線やフラットケーブル、編組シールド線等から成る複雑なハーネスをモデル化できます。そしてケーブルの経路、束ね方、グラウンド、フィルタなどの設計案を評価できます。
また、CADで設計した膨大なハーネスデータを整理・ブラウジングするために、 Harness Studio というオプションツールも提供しています。これは世の中に類を見ない独自の機能です。
多様なケーブルをモデル化
ハーネスCADデータの管理・閲覧
問題に応じて最適なソルバーを使用
アセンブリレベルのEMC現象は複雑なため、「いつでも同じ計算アルゴリズムを使えばいい」、というわけにはいきません。
EMC Studioはモーメント法を基本としていますが、複数の異なる手法のソルバーも搭載しています。問題に応じて適切なソルバーを選択したり、組み合わせて連成解析を行ったりすることで、複雑な対象物の計算を実現しています。
充実・安心のサポート体制
開発元も含めた充実のサポート体制
シミュレーションのソフトウェアは、単に機能が優れているだけでは価値を生みにくく、ソフトウェアの上手な使いこなしが重要です。
JSOLは、ご導入後も単なる一般的なQ&Aを超えた密接かつハイレベルなサポートを提供することで、シミュレーションの設計応用をサポートしています。開発元のEMCoS社も、日本のお客様の問題解決をたいへん重視しており、サポートやご要望への対応に非常に積極的です。
ソフトウェアの機能だけでない、EMC Studioのサポートサービスにもご注目ください。
- ※EMC Studioの開発元は、EM Consulting and Software, EMCoS, Ltd.(本社:ジョージア)です。
- ※記載されている製品およびサービスの名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。