第一原理計算を上手に使いこなすために
〜 ソルバー選択の基準 〜

• 2024/6/25（火）15：00 〜 17：00

ライブ配信（WEBセミナー）

※Cisco WebEx を使用してオンライン上で開催いたします。
※ご参加いただくにはWebExプラグインのインストールが必要となります。
WebEx接続テスト

• ・シミュレーションによる材料開発に興味のある方
• ・材料開発におけるDFT利用の動向をお知りになりたい方

1. 第一原理計算を用いた分子デバイス・触媒の理論設計 (40分）

名古屋大学 大学院工学研究科　准教授
大戸 達彦 様

第一原理計算は近年、パッケージの充実とコンピュータパワーの増大を背景に、材料設計に不可欠なツールになりつつある。本講演では、第一原理計算プログラムSIESTAをベースとした分子デバイス設計に加えて、第一原理計算と機械学習力場（第一原理計算結果を再現するよう、データ科学的手法を用いて構築された古典力場）を併用した表面・界面構造の理解と触媒表面における活性サイトの探索について、最新の動向を紹介する。多数存在する第一原理計算プログラムの基本的性質と、計算対象とする系に応じた使い分けについても紹介する。

2. JSOLとしての現状の取り組みのご紹介 (20分）

株式会社JSOL

本講演では、多様な第一原理計算ソフトウェアへの市場ニーズの高まりとDFTをとりまく環境を背景にJSOLの取り組みをご紹介します。
またこの後のSIMUNE社からの講演へ向けて、論点の整理を含めたご案内を致します。

3. Introduction of quantum mechanical simulations with ASAP (60分）

SIMUNE ATOMISTICS
Product Manager
Dr. Federico Marchesin

ASAP (Atomistic Simulation Advanced Platform) is SIMUNE's in-house developed platform for materials modeling employing ab initio methods. This seminar provides an overview of its powerful Density Functional Theory (DFT) solvers: SIESTA, TranSIESTA, and Quantum Espresso. Topics covered include system construction, parameter configuration for DFT calculations, various types of workflows (e.g., single point, geometry relaxation, computation of transition energy barriers), submission of calculations on both local and remote machines, batch job execution, and result analysis. Additionally, the seminar offers insights into electronic transport computation using TranSIESTA and recently implemented SIESTA features.