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Moldex3D 技術交流会 2017
〜 樹脂流動解析ソフトウェアの最新技術動向 〜

近年、CAEソフトウェアの使われ方が多様化してきています。最新技術と樹脂流動解析ソフトを組み合わせた「最適化」もその内の一つです。今回は、工学設計問題における最適設計法に関する研究をされている金沢大学の北山教授をお招きし、「機械学習を活用した最適設計法と生産技術分野への応用」と題してご講演いただきます。特に、3Dプリンターでコンフォーマル冷却管を配置した金型を制作し最適な冷却時間を求めた事例はご参考になると存じます。

Moldex3Dユーザー向けのスキルアップセッションとして、2セッションをご用意しています。一つは、「解析精度向上の為の機能と事例」です。Moldex3Dの更なる解析精度向上のポイントをご紹介します。そして、近年注目度が高いCFRTPなどの長繊維を使用した繊維強化樹脂の解析について、Moldex3D独自の繊維配向モデルである「iARDモデル」の活用事例を実機比較を交えてご紹介します。

また、Moldex3D最新技術情報として、最新バージョンMoldex3D R15の新機能のご紹介と、軽量化の為の機能に絞った「SMC成形」や「PU化学発泡」などの成形機能を活用事例と共に、Moldex3D開発元(コアテック・システム社)からご紹介いたします。

Moldex3Dユーザーの皆様はもとより、樹脂成形に課題をお持ちの方にもお聞きいただきたい内容になっております。Moldex3Dの最新技術や動向をご確認いただき、また、皆様の情報共有の場としてご活用いただければ幸いです。

なお、短時間ではありますがセミナー終了後に「技術相談会」をご用意いたしました。樹脂流動解析に関して課題をお持ちの方はお気軽にお申込みください。Moldex3D開発元(コアテックシステム社)と弊社Moldex3D技術担当でご相談をお受けいたします。(先着4組)

皆様のご参加をお待ちしております。

お申し込み受付は終了しました。

開催概要

セミナー名称 Moldex3D 技術交流会 2017 〜 樹脂流動解析ソフトウェアの最新技術動向 〜
開催日 2017年7月21日(金)
時間 開演 13:15 (受付開始 12:45〜)
対象者 ・Moldex3D ユーザー
・射出成形製品の設計、生産技術、金型設計、成形にたずさわる技術者の方
・樹脂流動解析ソフトウェアに興味のある方
開催場所 品川インターシティ H棟 B1F 会議室3
東京都港区港南2-15-4 [map]
定員 50名 ※ 定員になり次第締め切らせていただきます。
参加費用 無料 ※ 事前登録制
主催 株式会社JSOL
チラシ leaflet.pdf

プログラム

13:15−13:20
開会挨拶
13:20−14:20
  • 基調講演
機械学習を活用した最適設計法と生産技術分野への応用
Design optimization using computational intelligence and its application to manufacturing technology
金沢大学 理工研究域・機械工学系
教授 北山 哲士 様
近年、機械学習が注目されており、最適化技術と組み合わせることで、様々な分野への応用が期待される。特に、シミュレーションの計算コストが高い生産技術分野では、研究開発時間短縮のため、少ないシミュレーション回数で近似的な最適解を決定することが重要となる。本講演では、機械学習と最適化技術を組み合わせた「逐次近似最適化」の概要について説明する。Moldex3Dと最適化技術を駆使したプラスチック射出成形法に適用した事例について紹介するとともに、検証実験をした結果についても紹介する。

Machine learning has been recognized as an attractive technique. By combining machine learning and design optimization technique, various engineering problems can be solved. A high computational cost is required in manufacturing simulation, and it is important to determine the optimal process parameters with a small number of simulations. In this lecture, the outline of “sequential approximate optimization using computational intelligence” is explained. Process parameters optimization in plastic injection molding using Moldex3D are performed. To examine the numerical results, the experiments are also carried out. You can see through the numerical and experimental results that the sequential approximate optimization is a powerful tool for determining the process parameters optimization in plastic injection molding.
14:20−14:50
繊維配向算出手法iARDモデルの実機比較 ― 長繊維と短繊維の違い検討 ―
株式会社JSOL エンジニアリングビジネス事業部 CAE技術部
石井 亮
近年、新素材の台頭により、金属部品の樹脂化が様々な産業で進んでいます。樹脂の強度向上のために樹脂に繊維を入れることが一般的になり、最近では繊維長が従来よりも長い材料を配合したCFRTP,GFRTP (Carbon Fiber Reinforced Thermo Plastic, Glass Fiber Reinforced Thermo Plastic) が注目を集めています。射出成形でこれらの材料を用いる事は新たな設備導入が不要であり、従来の射出成形機で成形できる点が大きな利点となります。ただ、繊維長を変化させることによる強度・そりへの影響が大きく、そのメカニズムは慎重に検証する必要があります。Moldex3Dは、繊維長の違いによる繊維配向を決定づけられる「iARDモデル」を搭載しており、繊維を織り込んだ場合に製品に対してどのような影響を与えるかを精度良く検証できるソフトウエアです。本講演では、Moldex3D「iARDモデル」を用いる事により、CFRTPのような長繊維もしくは短繊維を採用した場合の差異の考察をし、繊維長による製品特性の検証結果をご紹介いたします。是非、Moldex3Dによる繊維配向予測の解析事例をご覧いただきご評価ください。
14:50−15:05
休憩
15:05−15:55
解析精度向上の為の機能と事例のご紹介
株式会社JSOL エンジニアリングビジネス事業部 CAE技術部
高橋 大輔
軽量化とリサイクル化が進む中、新製品の開発は複雑化し工数は増大しています。一方で新製品の早期立上げも求められ続けており、あらゆる開発工程の工数削減が重要な課題になっています。樹脂流動解析ソフトは業界に浸透してきておりますが、使い方はそれぞれであり、ソフトウェアを使いこなしさらに解析精度を向上させるには、ソフトウェアの特長を理解し活用することが重要なポイントとなります。本講演では、樹脂流動解析の更なる解析精度向上を求める方を対象に、Moldex3Dの解析精度向上の為の機能を活用事例を交えてご紹介いたします。また、Moldex3D R15の最新機能を含む便利な機能を樹脂流動解析の初心者の方にも分かり易くご説明いたします。
15:55−16:40
Moldex3D R15の新機能紹介
CoreTech System Co., Ltd.
Ethan Chiu 様
Moldex3Dは今までもユーザーの利便性を追求し、プリ・ポストプロセスのワークフロー改善にも注力してきました。最新バージョン Moldex3D R15では、より高度な成形プロセスの課題を解決するために、下記の新機能の追加や更なる機能向上が行われています。
・BLM 3.0(境界層メッシュ:Bundary Layer Mesh)
 R15では、最大11層のBLMが設定可能になりさらに解析精度が向上しました。
・Non-Matching技術の機能向上
 R14から採用されたNon-Matching機能が金型まで拡張されました。
・IMD:In Mold Decoration(インモールド成形、フィルム加飾成形)
 フィルム加飾成形の専用機能です。フィルムの熱特性やPVTを考慮し、せん断速度による影響が検証できます。
・Moldex3D Studio(R15でβリリース、R16から正式リリースの予定です。)
 プリとポストプロセスを統合し直感的なUIと斬新なシミュレーションワークフローを備えています。複数の解析結果を同時に表示することも可能になっています。
このセッションでは、これらのMoldex3D R15の新機能をご紹介いたします。
※本講演は、英語での講演となります。逐次通訳でのご説明を日本語で行います。
16:40−16:55
休憩
16:55−17:40
軽量化ソリューションの最新情報
CoreTech System Co., Ltd.
Ethan Chiu 様
軽量化は、自動車業界だけでなく、航空宇宙産業においても業界のトレンドとなっています。そのニーズに対応し多種多様な成形法が開発されており、Moldex3Dの最新バージョン R15 では下記をはじめとする数々の機能がリリースされています。
1) SMC:圧縮成形法の一つである、SMC成形に対応した新機能です。プリプレグが固体状態から軟化し、流動、充填、成形を経て最終的に硬化するまでの各段階のシミュレーションが構造汎用ソルバーLS-DYNAとの連携により可能となりました。
2)PU化学発泡:ポリウレタン化学発泡成形解析機能(PU Chemical Foaming)です。化学発泡剤にる発泡後の密度分布を予測し、成形条件の最適化が可能になります。
本セッションでは、Moldex3Dの最新ソリューションの中から軽量化に関連する機能として、
・SMC
・RTM
・ポリウレタン化学発泡成形
・繊維配向解析ソルバーの改善点
を検証事例とともにご紹介いたします。
※本講演は、英語での講演となります。逐次通訳でのご説明を日本語で行います。
17:40−17:45
閉会挨拶
18:00−18:30
技術相談会

技術相談会

下記の技術相談会を実施いたします。(最大4組)
お申し込みの際にご相談のテーマをお知らせください。
尚、お申し込みは先着順となりますことをあらかじめご了承願います。

樹脂流動解析ソフトウェアに関する技術相談
対応者
CoreTech System Co., Ltd.
株式会社JSOL
対象者
  • ・樹脂製品の設計や開発、または成形工程などで品質向上に関する課題をお持ちの方
  • ・樹脂流動解析ソフトウェアの導入をご検討中の方
  • ・既存解析ソフトウェアの精度向上や解析工数低減などの課題をお持ちの方

関連製品

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お申し込み受付は終了しました。

注意事項

  • ・定員となり次第、締め切りとさせていただきます。
  • ・同業他社及びその関係者の方は、お断りさせていただく場合がございます。予めご了承ください。
  • ・お申し込みの際にご入力いただいた情報は、本セミナーの運営、弊社からの情報提供以外には使用致しません。
  • ・プログラム内容、スケジュールは、やむを得ない事情で予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
  • ・お申し込みが2名に満たない場合、事前にご連絡の上、中止となる場合がございます。予めご了承ください。
  • ・準備の都合上、お申込みの取り消しはセミナー開催初日の5営業日前までにお願いいたします。
  • ・記載されている製品およびサービスの名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ

株式会社JSOL エンジニアリング事業部
セミナー事務局

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