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2012.04.02

LS-DYNAエラーコード検索サイトの公開について

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: サポート
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LS-DYNA

弊社ユーザーサイトにおきまして、LS-DYNAのエラーコードを検索するサイトを公開いたしました。

LS-DYNAは、入力データに不備がある場合や計算途中で問題が発生した場合には、エラーメッセージを出力するとともに計算を終了します。エラーの内容は、入力ファイルのフォーマットが不適切であったり、パラメータが不適切で計算中に異常な変形が出ていたりと多岐にわたっています。これらのエラーには、何らかの対策を施してエラーのない正常な状態に修正する必要があります。もちろんこういったエラーは発生しないに越したことはありませんが、エラーが出てしまった場合に、その原因を特定し取り除くことは、LS-DYNAをより良くご活用いただくにあたって、非常に有用な技術となります。

LS-DYNAには非常のたくさんのエラーメッセージが存在していますが、LS-DYNA ver971 rev5.0以降、エラーメッセージに固有の番号が割り振られるようになりました。検索サイトでは、このエラー番号を入力することで、エラーの内容を検索することができるようになりました(図1)。検索ページのトップには、サンプルメッセージと、メッセージのカテゴリが記されています。

図1. 検索ページと、サンプルメッセージ 図1. 検索ページと、サンプルメッセージ

エラーコードを検索すると、元の英文とその日本語訳が表示され、同時にガイドが表示されます(図2)。ガイドには、そのエラーに対する一般的な解決方法が記されており、エラーを修正する助けとしてご利用いただけます。

たとえば、良くあるエラーの一つとして、ソリッド要素のネガティブボリューム問題があります。このエラーが発生すると、LS-DYNAは、ID=5509とともにエラーメッセージを出力して計算を終了します。ここで検索サイトにエラー番号「5509」を入力します(図2)。

カテゴリは「MSG_SOL」、つまり解析に関するメッセージであり、エラーメッセージはソリッド要素の負の体積(ネガティブボリューム)となっています。ガイドとして、ネガティブボリュームが発生した場合の、一般的な解決方法が示されます。

図2 図2

なお、LS-DYNAのすべてのエラーに対してガイドがついているわけではありません。弊社では、今後もお客様から頂いたご意見を反映して、本エラー検索サイトのガイドを充実させていきます。ご意見・ご要望がございましたら、弊社サポートまでお問い合わせください。

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