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2012.06.01
LS-DYNAの入力サンプル集とFAQを更新いたしました。入力サンプル集は、お問い合わせの多い、使用の手引きでご紹介している入力モデルが中心です。また、一部ですが、解析事例集と従来の公開モデルで扱った事例を違った設定で表現するものもご用意いたしました。ご存知のとおり、LS-DYNAは衝撃解析から陰解法、流体連成、熱解析等、その機能は多岐にわたるため、キーワードの使用方法の理解に時間を要することが多いと思います。弊社では、お客様がイメージされる解析に、より近く、より早く到達できるよう、適用事例や機能例題を引き続き拡充して参ります。
トピックとして、「コマの首振り運動」をご紹介します
普段、LS-DYNAで計算されている方でも、剛体に変わった運動を指定する際に、戸惑うこと多いと思います。
例えば、*BOUNDARY_PRESCRIBED_MOTIONは良くご利用と思いますが、複数軸回転では安定させるために、*BOUNDARY_PRESCRIBED_ORIENTATION_RIGIDの指定が必要だったりします(例題185番)。
今回は、コマの首振りをモデル化しました。
ポイントは、*BOUNDARY_PRESCRIBED_ORIENTATION_RIGID_VECTORです。
*日本語マニュアルには記載が無いので、英文マニュアルをご参照ください。
ここで、ベクトルの向きを方向余弦で指定することで、剛体の動きを連動させ、ベクトル周りに自転させるものです。
詳細につきましては、LS-DYNAオンラインサポート (認証あり) よりアクセスして下さい。
資料のタイトルはこちらです「独楽の首振り運動」