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2018.9.4
2018年7月末〜8月初旬に東京で開催された板材成形シミュレーションの国際会議 『NUMISHEET 2018』に参加しました。
NUMISHEETは板材成形の数値計算(シミュレーション)の国際会議として1989年に始まり、今回が通算11回目の開催です。参加者は約300名で、世界各国から板材成形シミュレーション分野の著名な方も多く参加されます。
今回はJSOLから、全体講演(Industrial plenary lecture)を1本、一般講演をを2本発表しました。またベンチマークに3件応募しました。いずれの講演も活発な議論が交わされ、大変盛り上がりました。世界の研究者やエンジニアとのディスカッションはとても刺激になり、より良いソフトウェアや技術情報をお届けする使命とそのやりがいを再認識しました。またベンチマークではJSOLの発表がベストプラクティスとして紹介されました。JSOLは出展も行い、JSTAMPやAFDEXなどの塑性加工ソフトウェアやMatPaRaや9月から販売を始めるCalSysSmart.などの材料モデルのソフトウェアの紹介を行い、多くの方とお話をすることができました。
NUMISHEETのバンケットでは、開催国の特徴のある出し物がありますが、今回は舞妓さんによる演舞と三味線で現代風のアレンジをされた演奏が披露されました。海外からの参加者も興味深く鑑賞され、とても盛り上がっていました。
次回は2020年にカナダのトロントで開催される予定です。JSOLでは、世界で認知されるJSTAMPを目指して、活動を進めていきます。
画像提供: NUMISHEET2018事務局(東京農工大学桑原研究室)