お問い合わせ

CAE Technical Library 注目機能紹介 - CAE技術情報ライブラリ

2012.03.01

THUMSモデルのご説明と応用例のご紹介

カテゴリー
: 構造解析
関連製品
THUMS

THUMSとは?

Total Human Model for Safety (THUMS)とはトヨタ自動車様と豊田中央研究所様で共同開発された人体FEMモデルであり、自動車事故など人体に大きな衝撃が加わった際の人体の動きや傷害を評価するためのものです。人体の形状や内蔵などはメッシュで表現され、材料物性については文献を参考にして決められており、さらに各種文献との検証も行われています。

THUMSには3つのバージョンと2つの基本的な形態が用意されています。

  • 歩行者保護解析などのための姿勢
  • 自動車乗員解析のための姿勢

バージョンアップ

4回のバージョンアップが行われてきました。

THUMS Version 4

バージョン4では、頭部傷害だけではなく、骨折や内臓の傷害なども評価できます。人体の形状や内臓を表すメッシュは、非常に詳細なCTスキャンデータを基に作成されており、各内臓ごとに傷害レベルを評価することが可能です。

モデルサイズ
・節点数:629000
・要素数:1800000

THUMS Version 4 Family

自動車衝突における傷害値について、体格による影響を検討するため、標準体格50%のほかに5%、95%となるサイズのモデルも準備しました。

モデルの検証

頭部から足までの人体各部のコリレーション(18ケース)

適用例(歩行者保護)

THUMSバージョン4を用いて歩行者保護解析を行いました。SUV相当の自動車がTHUMSの左側から時速40kmで衝突します。

適用例(スレッド試験)

THUMSバージョン4を用いて前面衝突解析を行いました。THUMSを載せた中型セダンクラスの自動車が剛体壁に時速55Kmで衝突します。 乗員は3点式シートベルトをしており、エアバッグも搭載されています。

製品の詳細はこちら
バーチャル人体モデル「THUMS」

*CONTACT

お問い合わせ

※ お問い合わせページへアクセスできない場合

以下のアドレス宛にメールでお問い合わせください

hg-cae-info@s1.jsol.co.jp

ページトップへ