Virfac Ver.1.4.4 リリースのお知らせ

溶接順序最適化の機能強化

溶接ステージをグループ化して最適化できるように変更しました。
グループ間の順番制御を簡単に設定できます。

例. 溶接線数：32（Bottom：1～8、Middle：1～16、Top：1～8）
Bottom > Middle > Top の順に溶接することが決まっている場合、それぞれをグループ化してグループごとに最適化や、制約条件の設定ができます。

KCONG ロボットファイル読み込み対応

Welding Mega において、KCONG 溶接ロボットファイルを読み込んで一括で溶接線を作成できます。

固有変形データの簡易予測機能

Virfac の オペレーション画面から直接固有変形データを予測する機能を追加しました。固有変形データベースを使用しないでも、簡易に設定できます。

共通部

以下の機能を改善しました。

• CAD

  • CAD ファイルのインポート時に、インポートできる CAD モデル数が確認できるようになりました。
  • LS-DYNA や Abaqus などの離散モデルインポート時に長さの単位を変更できるように対応しました。
  • 離散モデルにおいて、2点間距離／ノード間距離／バウンディングボックスの測定をできるように対応しました。

• パート

  • アセンブリ作成時に、分離したパートがあるとエラーにするオプションを追加しました。

• シーケンス

  • 使用していないウェルダーを一括削除できる機能を追加しました。
  • レイアウトを改善しました。
    • - フルスクリーン表示に対応
    • - チャート画面で、コンディション名、ウェルダー名、ステップ番号を常に表示するように変更

• メッシュ

  • フェースの粗密設定時に、まとめて同一タイプに設定内容を適用できる機能を追加しました。

Welding Mega

• パート

  • フェースグループの名前を一括で変更する機能を追加しました。
  • 材料データベースにアルミニウム10種、鉄5種、ステンレス3種追加しました。

• ステージ

  • パスの補助線の長さを、“始点”／“終点” にあわせて調整するように変更しました。
  • ロボットファイルをマウスドラッグで平行／回転移動する機能を追加しました。
  • ロボットファイルのプロセスラインを一括で選択する機能を追加しました。

• シーケンス

  • 複数のステージをまとめてステップ変更できる機能を追加しました。
    • - 簡単に、複数の位置合わせ／仮付けステージを同一ステップに設定できます。

• 最適化

  • 目的関数にコピー機能を追加しました。
  • リスタート機能を追加しました。
    • - 最適化中断後の再開や、試行回数が足りない場合の追加計算ができるようになりました。
  • 結果フォルダを表示する機能を追加しました。
  • JWELD 計算画面を非表示に変更しました。
  • 計算時間を短くするために、ファイル出力数を減らしました。
  • プロセスごとの使用コア数のデフォルトを 1 に変更しました。

マウスドラッグによる、ロボットファイルの平行移動

シーケンスステップの一括設定

Mega Inverse

変位インポート時に、座標変換後の VTU ファイルを保存する機能を追加しました。

出力断面数が 1 の場合、変更が不要な断面位置を無効化しました。

『サンプリングポイントの断面数を10以上にすると結果グラフ表示がずれる』という問題に対応しました。

JWELD

JWELD 2.0 が以下の機能に対応しました。

• 位置合わせ工程
• 仮付工程の仮付けタイプ「密度」
• 本溶接工程の応力解放変形
• 最適化計算

ファイルサイズを小さくするために、JWELD の出力情報を変位情報のみとしました。

Welding Designer

『組み合わせ熱源に溶融溶接が選択できてしまう』という問題に対応しました。

『温度の単位がケルビンの場合、JmatPro のデータを取り込もうとするとエラーになる』という問題に対応しました。

FSW

『FSW ツールトップの上面にノードがない場合、ソルバーインプットにツールトップの Domain キーワードが作成されない』という問題に対応しました。

『ショルダーと形状が離れている場合、ツールの一部に材料を適用できない』という問題に対応しました。

『円柱型のツールを追加した後、設定がすべて正常でもエラーマークの表示が消えない』という問題に対応しました。

Heat treatment

『ステージの“熱伝達係数（大気）”と“熱伝達係数（冷却材）”にテキストファイルをインポートできない』という問題に対応しました。