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2021年7月29日
株式会社JSOL
エンジニアリング事業本部
Digimat 2021.3リリースのお知らせ
Digimat 2021.3がリリースされましたのでお知らせいたします。
リリース内容について
マイナーバージョンアップのため、多くの機能追加はありませんが、
いくつかのモジュールの機能拡張が提供されています。
下記にリリース内容の一部をご紹介いたします。
- 1. Digimat-MF
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- ・金属材料の成形限界線図(FLD)の計算機能が追加されました。
結晶塑性材料モデル、金属微細構造を基に、成形限界線図を計算します。
- ・金属材料の成形限界線図(FLD)の計算機能が追加されました。
- 2. Digimat-FE
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- ・電磁場の遮蔽効果のソリューションが追加されました。
- ・CTスキャンデータのインポート機能が強化されました。
画像データをインポート後、RVE モデルの調整が可能になりました。 - ・従来よりも複雑な織布複合材の構造を扱うため、
ソフトウェアDFMA(DFCA)からのインポート機能が追加されました。
インポート後はDigimatFEのソルバーを用いた解析が可能です。
- 3. Digimat-MX
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- ・リサイクル素材のフィルタリング機能が追加されました。
環境に配慮したリサイクル素材や、ライフサイクル分析が可能な指標を追加しています。 - ・3Dプリンティング(FFF法またはSLS法)で作成された試験片をリバースエンジニアリングすることで、剛性や破壊に関する情報を含む材料カードを生成できるようになりました。
- ・リサイクル素材のフィルタリング機能が追加されました。
- 4. Digimat-MAP
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- ・自動ファイバープレースメント(AFP)用、Vericutフォーマットを読み取り可能になりました。
- 5. Digimat-CAE
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- ・CAE-Fatigueで使用可能な材料ファイルをDigimat-CAEで生成できるようになりました。
- 6. Digimat-AM
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- ・FFF および FDM において、レイヤー間の接着が計算できるようになりました。
Akkermann モデルや de Gennes モデルが適用されます。 - ・SLSにおいて、パウダーの加熱を考慮した初期温度を定義できるようになりました。
また、印刷面の内外で異なる熱収縮を考慮できるようになりました。 - ・熱機械特性を結晶化度の関数として指定できるようになりました。
結晶生成時の剛性、熱伝導率、その他の材料特性の変化を考慮することができます。
- ・FFF および FDM において、レイヤー間の接着が計算できるようになりました。
その他の項目や詳細はインストーラー内のリリースノートをご覧ください。
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- Digimat 2021.3のダウンロードについて
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