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用紙搬送機構解析

用紙搬送機構はプリンタやラべリングマシンなどの機械に幅広く利用されています。これらの機械の安定稼働のために、用紙輸送機構には様々なサイズ、厚さそして特性の用紙において、紙詰まりを起こすこと無く正確に紙を搬送する能力が求められます。

代表的な用紙搬送機構では、用紙は回転する給紙用のゴムローラに接触しトレイから搬送ガイドに送り込まれます。続いて用紙は搬送ガイドに接触しながら進み、次の搬送用のローラによって先に進みます。そのため、用紙搬送機構においては、用紙に過度な応力を掛けることのないよう、ゴムローラの回転速度、ゴムローラの弾塑性特性、ゴムローラと紙との摩擦特性、金属ローラと紙との摩擦特性、ゴムローラの押し付け力、そして搬送ガイドの形状などの特性を検討する必要があります。さらに各特性は相互に依存することから、搬送時の用紙挙動の予測は重要な設計課題のひとつに挙げられます。

本資料では、トレイ上の給紙から搬送ガイドを通過する搬送経路を対象に、搬送される用紙の挙動と用紙に掛かる応力分布、ならびに搬送ガイドとの接触に伴う摩擦力を確認することを目的とします。

用紙搬送機構解析

全体挙動

回転する給紙ローラとの接触により用紙が搬送ガイド内に送り込まれ、搬送ガイドに接触しながら続く搬送ローラに引き込まれることによってさらに搬送されていく挙動が確認できます。

用紙搬送挙動 図1. 用紙搬送挙動(側面視)

用紙の応力分布

ローラとの接触に伴う応力の発生が確認できます。

ミーゼス応力分布 図2. ミーゼス応力分布(中立面)

用紙と搬送ガイドの摩擦力

用紙先頭がガイドの曲面部に接触した様子や、用紙のたわみによりガイドの上下に押し付けられる挙動が確認できます。

用紙と搬送ガイドとの摩擦力 図3. 用紙と搬送ガイドとの摩擦力

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