【分析事例】DIC技術によるプレス絞り加工の可視化
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- プレス絞り成形加工
成形実験の可視化とひずみ履歴・応力履歴を含む破断のビッグデータの取得
プレス加工の絞り成形は、一般に、上下の金型に挟まれた状態で変形させることから、材料の挙動を直接見ることは困難です。また、成形加工中のワレや不具合を捉えるためのさまざまな破断判定法が提案されていますが、変形履歴を含めた実際の現象を捉えることは難しいことが知られています。
本事例は、デジタル画像相関法(DIC : Digital Image Correlaton)の応用として、絞り加工の途中の刻々と変化するひずみや応力を捉えたものです。CAEの適用技術向上や各種デジタルデータの取得にご活用いただき、ものづくりDXにお役立てください。
穴広げ成形加工の可視化
材料試験で求めたSwiftの式(応力ーひずみ関係式)とYld2000-2d(降伏関数)を適用して、ひずみから応力への変換をおこなっています。
MatchIDでは、異方性も考慮して各種の物理量を表示できるので、実践的なメカニズムの検討やCAEによる解析結果との比較にそのまま活用することが可能です。
平面ひずみ成形加工の可視化
材料中心付近で平面ひずみ状態の再現を狙って成形加工をおこないました。
本事例は、材料ブランク形状を変え、円筒絞り成形のさまざまな変形の様子をDICで可視化しています。各ポイントのひずみデータは、変形履歴を含んだデータとなるので、ビックデータとして機械学習等の分析により、不具合判定のなどの新たな活用への展開が考えられます。
事例一覧
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