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2018.11.20
ARUP softwareトピックスセミナー〜 開発者による便利機能の紹介とロードマップの公開 〜を名古屋で開催しました。
開催概要 >>
ARUP softwareの開発元である英国Ove Arup & Partners社より開発技術者を迎え、ARUP softwareの多様な機能を紹介していただきました。
第1部では、最新のARUP software Ver.15.1の新機能や従来からある便利な機能、来春公開予定のV16の実装機能を含む今後の開発ロードマップなど、開発元ならではの最新情報を紹介しました。
第2部では、ARUP softwareの機能拡張ツールを紹介しました。ARUP softwareでは、ユーザーが独自の機能をツールとして実行するためのスクリプトを実装しています。スクリプトはJavaScriptで記述し実装します。JSOLが開発したエアバッグ折り畳みツールも、このスクリプト機能を利用するツールです。講演では、このスクリプトを使ったいくつかの有用なツールを紹介しました。
■ 講師を務めたARUP software開発元Ove Arup & Partners Ltd.の技術者からのメッセージ
Miles Thornton博士(ARUP software開発責任者)
「多くのユーザー様にお会いすることができ、非常に充実した訪日となりました。ユーザー様から頂戴したご意見から、業界のニーズをより深く明確に理解することができました。さっそく開発チームに持ち帰り、今後の開発に生かします。また日本を訪れる機会を楽しみにしております」
Gavin Newlands氏(PRIMER責任者)
「これまでも北米やヨーロッパ、インドなど各国のユーザー様にお会いしてまいりましたが、今回ようやく日本のユーザー様にお会いすることができました。お客様にお会いしてご意見やご要望を直接うかがい、有意義な時間を過ごせました。イギリスにも日本食レストランはありますが、日本で広島風お好み焼きを初めて食べて、お気に入りのメニューになりましたよ!」
Richard Taylor氏(JSOL名古屋オフィス駐在)
「お客様のもとを訪問し、直接お伺いしたご意見はソフトウェア開発を方向づけるもっとも重要な指針となりました。すべてのユーザー様の効率化を助け、LS-DYNAの新機能を活用するため、Arupではお客様のご意見をもっとも大切にしております。今回、開発責任者とお客様が直接対話し、関係を築き強化する機会を得られたことを大変うれしく思います」
会場の様子
当日の資料はユーザー専用ページで公開しています。
JSOLは、開発元との連携を生かし、今後もユーザーの要望を取り入れたソフトウェアの開発を促進してまいります。