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シールドケーブルの遮へい性能の高速推定ツール TIC

パラメータを設定するだけで、三軸法を想定した計算で遮へい性能を予測

今やノイズ対策に欠かせないシールドケーブル。その性能は、シールドの種類(円筒、箔、編組、これらの複合)とその具体的な構造に依存しますが、シミュレーションでの予測が難しく、シールドケーブルの設計・選定は勘と経験に頼る部分が大きい状況かと思います。

EMCoS Studio のシールドケーブル専用ツール「TIC(Transfer Impedance Calculator)」は、独自の計算技術により、現実的なシールドケーブルに関して、遮へい性能の推定を実現しました。各種の設計パラメータを調整しながら計算結果を比較することで、シールドケーブルの設計あるいは選定の効率化が期待できます。

本ツールの特長

特長1. 簡単入力で遮へい性能を推定

図

シールドケーブルのノイズ抑制効果をあらわす代表的な指標が「表面伝達インピーダンス(Surface Transfer Impedance)」です。

TICでは、編組構造をパラメータで指定するだけで、解析経験のない方でも簡単に、伝達インピーダンスを推定できます。また、シールドの構造を2D/3Dの表示で直感的にわかりやすく表示します。

特長2. 多種のシールド構造に対応(箔、編組、多層シールド、特殊編組など)

近年は、従来見られなかった特殊な構造のシールドケーブルが登場しています。

TICでは、箔、編組、これらを重ね合わせた多層(複合)シールドなど、幅広い種類のシールド構造を取り扱うことができます。特に編組に関しては、素線がめっきされていたり、円でない断面であったり、特殊な編み方をしている場合にも対応しています。

図2.断面

特長3. 三軸法を模擬した専用ソルバーによる高精度計算

編組などの微細な構造を3次元電磁界解析で解くことは、時間がかかり過ぎて事実上、不可能です。

TICは、「3軸法」によるシールドケーブル試験を想定したモデルを、独自の計算手法で解くことで、複雑な編組シールドの性能でも数分〜数十分程度の短い時間で予測できます。

3軸法を模擬したモデルを独自手法で解析

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