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東京大学 モビリティ・イノベーション連携研究機構(UTmobI)主催、第11回 自動車技術に関するCAEフォーラム2021にて、JSOL技術者が講演を行いました。
- 講演タイトル:
- CAEデータを管理するSDMシステムのご紹介
- 概要:
自動車開発においてCAE利用が必須となり、解析実行数の増加と解析対象が多様化することで、取り扱うCAEデータの数は増え続けています。また、解析技術者数も増えており、個々の技術者による設定等の差異をいかに減らすかという課題も出てきています。近年、CAEデータの効率的な管理や標準化を行うSDM(Simulation Data Management)システムへのニーズが高まっていることを受け、JSOLではSCALE.sdmの提供を開始しました。
SCALE.sdmはドイツのSCALE GmbHで開発されているSDMシステムです。図に示すように開発プロジェクト管理を行うStatus.E、CAEデータ管理を行うLoCo、結果データ自動処理を行うCAViTの3つのツールで構成されています。ある自動車メーカーグループ向けのシステムを汎用化しているため、自動車開発に適した機能が多く搭載されていることが特徴です。
SCALE.sdm概要
LoCoのデータ管理画面
自動車技術に関するCAEフォーラム2021では、データ管理に活用できるArup softwareの機能とともに、LoCoのCAEデータ管理機能を中心としてSCLAE.sdmの概要を紹介しました。
SCALE.sdmの詳細はこちらをご覧ください。